以前の記事にて「留袖」のリメイクについて
書くといってから1年が経過してしまいました
先日リメイク後の訪問着を着装しましたので
改めて紹介したいとおもいます
元は母親の黒留袖でした
裾まわりの地色でわかるかとおもいます
リメイクの工程は
黒地のキワを「絞り」残したい部分を防染する
↓
黒色を抜きます→白くする
↓
白い部分に濃い紫色を染めます
この時 布に石を抱かせ まだらに染まります
濃い紫色を夜明けの遠くの山並みに見立てて
↓
再び 濃い紫色のキワを「絞り」防染する
↓
濃い紫色を抜きます→白くする
↓
白い部分に薄い紫色を染めます
布に石を抱かせ まだらに染まります
薄い紫色を夜明けの空に見立てて
胸元に月を!月の輪郭を「絞り」防染
↓
色を抜きます
↓
手書き友禅にて月を描いてもらいました
思考錯誤 の構想から三年以上かかり完成です
1番の難関は黒色を抜いてもらえる職人さんを
探すところでした
2年かかってようやく「絞り」の職人さんに
受けてもらえました
愛知県の徳川美術館所蔵の品の修復も手掛ける
一流の手絞り職人さん!
圧巻の仕事で黒地との境目は何度見ても
ゾクゾクします
当初は濃い紫色までの仕上がりでした
京都まで足を運び 直接相談&お願いしながら
夜明けの山並みに見立てる案がうまれました
最後に友禅で月を描く構想になった時には
出来上がりが楽しみ過ぎて興奮状態の私と
電話の向こうでは職人さんの『ムリムリムリ
ムリ』の絶叫が響いていました
おまけ ↓画質が悪くてスミマセン
元の「黒留袖」母の若い頃と共に……
ちなみに
後ろの振袖姿は゛わたくし゛です
書くといってから1年が経過してしまいました
先日リメイク後の訪問着を着装しましたので
改めて紹介したいとおもいます
元は母親の黒留袖でした
裾まわりの地色でわかるかとおもいます
リメイクの工程は
黒地のキワを「絞り」残したい部分を防染する
↓
黒色を抜きます→白くする
↓
白い部分に濃い紫色を染めます
この時 布に石を抱かせ まだらに染まります
濃い紫色を夜明けの遠くの山並みに見立てて
↓
再び 濃い紫色のキワを「絞り」防染する
↓
濃い紫色を抜きます→白くする
↓
白い部分に薄い紫色を染めます
布に石を抱かせ まだらに染まります
薄い紫色を夜明けの空に見立てて
胸元に月を!月の輪郭を「絞り」防染
↓
色を抜きます
↓
手書き友禅にて月を描いてもらいました
思考錯誤 の構想から三年以上かかり完成です
1番の難関は黒色を抜いてもらえる職人さんを
探すところでした
2年かかってようやく「絞り」の職人さんに
受けてもらえました
愛知県の徳川美術館所蔵の品の修復も手掛ける
一流の手絞り職人さん!
圧巻の仕事で黒地との境目は何度見ても
ゾクゾクします
当初は濃い紫色までの仕上がりでした
京都まで足を運び 直接相談&お願いしながら
夜明けの山並みに見立てる案がうまれました
最後に友禅で月を描く構想になった時には
出来上がりが楽しみ過ぎて興奮状態の私と
電話の向こうでは職人さんの『ムリムリムリ
ムリ』の絶叫が響いていました
おまけ ↓画質が悪くてスミマセン
元の「黒留袖」母の若い頃と共に……
ちなみに
後ろの振袖姿は゛わたくし゛です