76歳の男性患者S氏
会社を経営していて経済的には恵まれている。
足りないのは愛情だと言う。
数年前に奥様に先立たれた。
亡くなる10分前までは仲良く話をしていたのだと言う。
急な出来事で、なかなか奥様の死を受け入れられなかったようだ。
最近は、37歳の恋人(?)もでき、シングルマザーの彼女の生活を援助しているらしい。
彼女とは週に1度デートを楽しんでいるという。
昨日も、食事のことで「やっぱり亡くなった妻の味が一番よかった。どこの店に行って食べても、妻の味にはかなわない」と言っていた。
「亡くなって数年経ってもSさんにそういわれる奥様は幸せですね」と言った。
S氏は「亡くなる前に、幸せな思いをさせてやりたかった」と言った。
奥様ご健在の頃は、勝手なことばかりしていた。
年をとって、妻がいなくなってから初めて『妻のありがたみ』『寂しさ』を感じた・・・と。
「だって、今はそばにいてくださる女性もいるんでしょう?」と私が言うと、
「やっぱり妻じゃないからダメだ」とS氏。
私には、お金で割り切っている彼女からは愛情を感じないのかな・・・と感じた。
夫婦が互いのありがたさを感じるのは、片方が病気になった時だと患者さんがよく言う。
患者さんを見ていると、ご夫婦仲のいい患者さんほど幸せそうに感じる。
ご夫婦が互いの顔を見て笑っている姿を見ていると、こちらも気持ちが良い。
自分が病気になったら相方は、きちんとお世話をしてくれるのだろうか?
「うちの妻は大丈夫」そう思っているのは、夫だけかもしれませんよ!
会社を経営していて経済的には恵まれている。
足りないのは愛情だと言う。
数年前に奥様に先立たれた。
亡くなる10分前までは仲良く話をしていたのだと言う。
急な出来事で、なかなか奥様の死を受け入れられなかったようだ。
最近は、37歳の恋人(?)もでき、シングルマザーの彼女の生活を援助しているらしい。
彼女とは週に1度デートを楽しんでいるという。
昨日も、食事のことで「やっぱり亡くなった妻の味が一番よかった。どこの店に行って食べても、妻の味にはかなわない」と言っていた。
「亡くなって数年経ってもSさんにそういわれる奥様は幸せですね」と言った。
S氏は「亡くなる前に、幸せな思いをさせてやりたかった」と言った。
奥様ご健在の頃は、勝手なことばかりしていた。
年をとって、妻がいなくなってから初めて『妻のありがたみ』『寂しさ』を感じた・・・と。
「だって、今はそばにいてくださる女性もいるんでしょう?」と私が言うと、
「やっぱり妻じゃないからダメだ」とS氏。
私には、お金で割り切っている彼女からは愛情を感じないのかな・・・と感じた。
夫婦が互いのありがたさを感じるのは、片方が病気になった時だと患者さんがよく言う。
患者さんを見ていると、ご夫婦仲のいい患者さんほど幸せそうに感じる。
ご夫婦が互いの顔を見て笑っている姿を見ていると、こちらも気持ちが良い。
自分が病気になったら相方は、きちんとお世話をしてくれるのだろうか?
「うちの妻は大丈夫」そう思っているのは、夫だけかもしれませんよ!