『脱★ぐうたら生活』

大好きな朝焼けから毎日元気をもらっています。我が家の日常の一コマと、患者さんから見せていただく人生模様。毎日が勉強です。

老後は夫婦で・・・・

2006-07-22 | 人間模様
76歳の男性患者S氏
会社を経営していて経済的には恵まれている。
足りないのは愛情だと言う。

数年前に奥様に先立たれた。
亡くなる10分前までは仲良く話をしていたのだと言う。
急な出来事で、なかなか奥様の死を受け入れられなかったようだ。
最近は、37歳の恋人(?)もでき、シングルマザーの彼女の生活を援助しているらしい。
彼女とは週に1度デートを楽しんでいるという。

昨日も、食事のことで「やっぱり亡くなった妻の味が一番よかった。どこの店に行って食べても、妻の味にはかなわない」と言っていた。
「亡くなって数年経ってもSさんにそういわれる奥様は幸せですね」と言った。
S氏は「亡くなる前に、幸せな思いをさせてやりたかった」と言った。

奥様ご健在の頃は、勝手なことばかりしていた。
年をとって、妻がいなくなってから初めて『妻のありがたみ』『寂しさ』を感じた・・・と。
「だって、今はそばにいてくださる女性もいるんでしょう?」と私が言うと、
「やっぱり妻じゃないからダメだ」とS氏。
私には、お金で割り切っている彼女からは愛情を感じないのかな・・・と感じた。

夫婦が互いのありがたさを感じるのは、片方が病気になった時だと患者さんがよく言う。
患者さんを見ていると、ご夫婦仲のいい患者さんほど幸せそうに感じる。
ご夫婦が互いの顔を見て笑っている姿を見ていると、こちらも気持ちが良い。

自分が病気になったら相方は、きちんとお世話をしてくれるのだろうか?
「うちの妻は大丈夫」そう思っているのは、夫だけかもしれませんよ!

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手抜き料理・・・五目春雨

2006-07-21 | 日記
本当はあんかけ焼きソバを作ろうと思ったのですが
うっかり麺を買ってくるのを忘れてしまいました。

そこで、保存食の春雨の出番。
野菜と肉は軽く炒めて水を加え春雨を入れて数分煮こむ。
15分くらいで出来上がり!

味付けは、お醤油・味噌・砂糖・生姜・豆板醤でマーボ春雨風に。
この味付けだと、ご飯のおかずになります。

八宝菜風味付けでもよいと思われます。

好みは人それぞれ
味も好き好き・・・。
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キャバクラ

2006-07-20 | 人間模様
50代半ばの男性患者H氏は妻子とは別居している。
一部上場の会社の部長までいったが、病気のため(?)に仕事を辞めた。
部長時代は、バブルだったので羽振りもよく、接待などで銀座のクラブなどに行ったのだという。
お給料も沢山もらい、会社の経費用のお財布にはいつも束になったお札が入っていたという。

今は、一間のアパート暮らし。
もう、一生分のお酒も美味しいものもお腹に入ったので、これからはつつましく暮らしていくといっていたH氏。

その彼が、最近キャバクラに行っている。
そんなにキャバクラは楽しいところなのかと聞いてみた。
相手は20歳そこそこの女の子たち。
話は合わないし、行ってもむなしいだけだという。

相手のキャバ嬢は、売り上げのためにメールしてきたり電話してきたりするのもわかっている。
最近、一人は寂しいのか「人が集まっているにぎやかな所に身を置きたくなった」のだということ。
 
もっと、ボランティアとか趣味のサークルとか、自分を高める場に身を置いてみたら?と提案してみた。

透析の患者さんは、大量の飲酒が命取りになることもある。

「キャバクラって命かけても行くところ?」

「いや、もう行くのやめるよ。何やっているんだろうなぁ、オレ」

10回行って50万円ほど使ったという。
そんなに魅力あるのかな、キャバクラ。
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手抜き料理・・・お赤飯

2006-07-20 | 日記
お赤飯は家中みんな大好き。
ごま塩を振るので、おかずがそんなにいらないのもGood!

朝、ささげ豆を軽くゆでて出勤する。
帰宅後、洗ったもち米をささげ豆のゆで汁に漬け込み
あとはゆで汁から出したもち米をひたすら蒸かすだけ。
時々、ゆで汁を掛けながら・・・。

おかずを作っている間に出来上がり。
お赤飯というと、特別なイベントという感はありますが
うちではお手軽メニューのひとつ。

お赤飯の有り難味が薄れるかな?
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どうすればいいのか

2006-07-19 | 人間模様
70代の男性患者M氏。
子供が3人いるのだが、子供との折り合いが悪い。
妻との仲も冷めていた。

先日妻は病気に倒れ入院した。
老健に入院中の妻も3ヶ月以上は入院できないため、3ヵ月後は他の病院に転院することになるのか、自宅療養することになるのか、まだわからない状態。

M氏も最近は、認知症が進んできた。
薬を指示通り飲めなくなってきている。
先日、M氏は睡眠薬を倍量飲んでふらふらの状態で来院してきた。

透析中は大イビキで寝ていた。
透析が終わって食事中も寝ている(食べてはウトウトを繰り返す)
送迎車に乗せようとしたが、自分ひとりで立っていられない状態だったため
クリニックで薬の作用が切れる頃まで寝かせていた。

娘さんに連絡をとり、M氏の状態を報告し迎えに来てもらった。
娘さんは、以後このようなことがあっても呼ばないでほしい。
ヘルパーさんか、介護タクシーで家まで送ってほしいとのことだった。
彼女にも彼女の生活があり、それで精一杯なので親の面倒までは見ていられないとのこと。
「お父さんはしっかりしているから」と彼女は言っていた。
娘さんは、M氏の認知症が進んで、満足に薬が飲めなくなっていることを気づいていないのだろう。

2ヵ月後、M氏の奥様が入院している病院を出なくてはいけなくなる。
家に帰ってきてもM氏は面倒を見られないと思う。
夫婦で老人ホームに入るには金銭的にも無理だと思う。
来年の今頃、この夫婦はどうやって暮らしているのだろうか。
ヘルパーさんが1日に1時間来てくれたとしても、残りの23時間はどうやって暮らしていくのだろうか。

身体的、精神的に障害のある老人ホームは数百人待ち。
それでも、介護保険の判定の重い方が優先される。
一見、普通の老人と変わりなく見えるM氏は老人ホームにも病院にも入れず
埋もれていってしまうのか。
これから、老人が急ピッチで増えていく。
自宅で暮らすには不安があるが、入院するほどでもない、お金もないので施設にも入れない中途半端な老人は、これからどうすればいいのだろうか。

政府は療養型のベッド数を3分の1に減らしたはいいが、その受け皿の施設を急ピッチで進めていただかないと、野たれ死にする老人が必ず増えると思う。
コロコロ変わる医療政策、それにいつも振り回されている感がある。
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手抜き料理・・・パスタ

2006-07-19 | 日記
フルタイムで働いているので、仕事が終わって帰ってくると
盛大な「腹ヘッタ」コールで息子が出迎えてくれる。

先日の1品。
ものの10分で出来上がる。(冷まさなければ・・・)
パスタを茹でる⇒冷ます
ブロッコリーを茹でる、時間差で背綿をとったえびもゆでる⇒氷水にサーッとくぐらす。
パスタとブロッコリー・えびをノンオイルのイタリアンドレッシングであえる。

ヘルシーだし、見た目はきれいだし、あっという間に出来上がります。

味は、好き好きと言うことで・・。

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ある日の我が家

2006-07-18 | 日記
私:「ショー!ショーってば!!」

次男:「んー!何!」

これは、ある日の我が家の一コマ。
次男の名前は『省吾』でも『昭二』でもありません。
ただ何となく「コラ少年!!」「少年!!」と呼んでいたら
最近は少年まで言わなくなっただけなのです。

子供達は『お母さん』と呼んでいたのが
『おかあ』だったり『おかん』だったり・・・・。

最近は『オカリン』に昇進してきた。
何か買ってほしいものがあったり、やってほしいことがあると『リン』がつく。

アイドルで『ユウコリン』というのがいるのだ。
『リン』がつくと、可愛さアップということで
私も時々『オカリン』と呼ばれている。

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獅子舞

2006-07-17 | Weblog
昨日の義母の米寿のお祝いが行われた会場のお庭です。

芝生がとても気持ちがよかった。
小さい子は芝生の上を走ったり、ヨチヨチ歩いたり・・・。
四世代が勢ぞろいです。

庭には、沢山トンボが飛んでいました。
年代物の気が沢山あって、トンボが飛んでいる庭がある。
ここが大都会のど真ん中だということを忘れてしまいそうになりました。

写真は、獅子舞に先導される新郎です。
ちょうど、結婚式をやっていたのですが
最近は着物でも文金高島田ではなくなったのですね。

普通にアップで髪の毛にお花が飾られていました。
たしかに、この暑い季節に文金高島田は暑いし、締め付けられて痛いけど
やっぱり、和装の花嫁さんは文金高島田よねぇ・・・・。
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祝★米寿!

2006-07-16 | 日記
忙しかったのと、PCトラブルで久しぶりの更新です。

今日は義母の米寿のお祝いのお食事会があります。
子供と孫、ひ孫が揃います。
義母の大事な息子(私の夫)は夕べ電話が入り
今日仕事になってしまいましたが
孫(私の息子)がフォローしてくれると思います。

義母は、夫より私と気が合うみたいです。
まあ、私に気を使ってくれているのでしょうが・・・・。
私も相当気を使っています。

いつだったか義母が遊びに来た時、少しの時間、私が留守にしたことがあったのですが、その少しの時間で夫と義母は喧嘩して義母は「帰る!」と席を立ったのでした。

米寿のお祝いに義母の過去の記事も載せましょう。

エピソード1

エピソード2


しかし、梅雨はいつ開けるのでしょう。
暑いのはガマンするとしても、湿気にはウンザリです。
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贈る言葉

2006-07-11 | 人間模様
結婚生活は『思いやり』と『忍耐』ただそれだけ・・・

これは、結婚したうちのスタッフTちゃんに贈った寄せ書きに書いた私の言葉。

Tちゃんは30代の女性、うちのクリニックの受付嬢だ。
彼女自身も透析患者で、週に3回透析を受けている。
患者さんとスタッフ間の微妙な立場で、私達をうまく調和してくれていた。

実は、彼女はバツイチだった。
高校の同級生と結婚したが、1年くらいで離婚した。
離婚する時にいただいたメールには、私は自分の道を歩いていくことにしたと書いてあった。簡潔なその文章から彼女の芯の強さを垣間見た気がした。

離婚から1年と少し経ったころ、結婚することになったと知らせを受けた。
お相手は同じ透析患者さんだが、彼の方は腎移植を受けて透析から離脱したらしい。

ただ彼は、普段は車椅子の生活なのだという。
写真を見せてもらったが、細くて華奢なTちゃんの横に車椅子に乗った彼がいる。
もう1枚は立った彼とTちゃん。
彼の大きいこと・・・180cmくらいはあるのではないだろうか。


Tちゃんも透析を受けているので、自分の体で精一杯だと思うのだが
車椅子のご主人のお世話ができるのだろうか・・・とちょと心配になった。
ましてや、彼の住む地方へ行ってしまうTちゃん。

冒頭の贈る言葉に、話は戻る。
私の実生活もそうだが、いくつものご夫婦を見ていてそう感じている。

かの有名なソクラテスも悪妻クサンティッペで、ずいぶん苦労したらしい。
彼女は感情のコントロールが苦手で、すぐヒステリーを起こしたようです。
それでもソクラテスは「良い妻をめとれば幸福者になれるし、悪妻をめとれぱ哲学者になれる」とも言っている。

忍耐といっても、それは暗いものではなく、むしろ朗々たる諦めであり、希望をもった忍耐をさすものだと思う。
何事があっても『ものは考えよう』『楽天的』ということなのではないか。

ケ・セラ・セラでこれからの人生乗り切ってください、Tちゃん。
お幸せに!
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