土佐レッドアイ

アカメ釣りのパイオニアクラブ

クマバチの恋愛飛行

2013-09-06 05:17:00 | 生き物色々
 私の仕事場、みかん園は山のてっぺんにあります。毎年4月から6月、クマバチの恋愛飛行があちこちでたくさん見られます。
 オス蜂が自分の定位置にホバリングしています。大型のハチですので羽音が大きくすぐわかります。


 13/5/29撮影 ピントが後ろのミカンの木に合ってしまいましたが中央の物体がクマバチです。

 ホバリングしながら、メスがやってくるのをひたすら待つのですが、それが忙しい!
 とにかく飛行物体が視力範囲内に現れるとブーンと全速力で追いかけるのです。飛行物体に対しては見境がありません。トンボでもミツバチでもチョウチョでも、オオスズメバチでも、ツバメでもカラスでも同じクマバチのオスでも。
 私が悪戯で投げる小石でも。

 クマバチのオスどうしが3匹もからまりあうこともあります。「チエ、ジャマスンジャネエヨ」といやな顔して別れるのが見えるような気がします。

 いつも少し観察するのですが、いまだ恋愛が成就したシーンは見たことがありません。
 
 クマバチもミツバチもイノシシもシカも・・・ヒトもか
 
 オスはたいへんだなあ。

 身につまされるような気が、しないでもなく、がんばれよと奮闘努力ぶりを励ましたくなります。と、こう書くと精力絶倫じじいと思われるかもしれませんが
現実はもうヨレヨレです。

 ー13/6/6 記事を追加ー


 撮影13/6/5

 梅雨入りしたのですが、ここ何日も雨が降りません。今年は例年に比べても雨量がとても少ないと報道されています。週間天気予報でも晴れの予報が。
 晴れた日にはクマバチの恋愛飛行が盛んです。もうあちこちにオス蜂の羽音がうるさいほどです。

 13/6/12 記事を追加
 きょうは梅雨の晴れ間で午前中は晴天でした。ミカン畑に仕事に出かけました。

 あれ?

 クマバチが全く飛んでいないではないですか。

 どうやらクマバチの繁殖活動は終了したようです。

 追記 2013.7.2 まだクマバチの恋愛飛行は続いています

 6月12日に全く飛んでいなかったので〝恋愛飛行終了した〟と書きましたが、早とちりでした。この日は昼前にミカン畑に到着しましたが、その時はまったく飛んでいませんでした。かんかん照りでとても暑かったのです。ところが翌日朝到着すると、何と飛んでいるではないですか。日中に暑くなると飛ばなくなります。こうして、暑い日中は避暑をしているのでしょう。
 
 それ以降も曇りの日にはほとんど一日中飛行をしています。しかし、数は減ってきています。

 本日、7月2日も2匹の飛行を確認しました。さていつまで続くのでしょう。

2013/8/18 追記

 7月2日にいつまで続くのでしょうと書きましたが、8月18日現在も続いています。それも5月の盛期のような賑やかさでした。何匹ものクマバチがホバリングをしては、飛行物体めがけて追尾を繰り返していました。


 何回もシャッターを切ったのですが、クマバチを捕らえたのはこの一枚だけ。それも画像の左下にやっとでした。
 数打ちゃあたるだろうと写したのでしたが、みごと枠の外。

 それにしても、繁殖期の長いこと。

 いつまで続くのでしょう。

 <spanstyle="color:red">2013.9.5追記

 9月5日、ミカンの手入れで朝7時すぎに園に到着しました。
 先日まで、台風の影響などで大雨など荒れた天気でした。
 きょうは、みごとな青い空。
 なんと、クマバチが数匹、恋愛飛行をしていました。しかし、午前中だけです。午後は全く姿を消しました。
 
 それにしてもクマバチの繁殖期はなかなか長いですね。
 

 

竹藪のハミ(マムシ)

2013-09-06 05:14:00 | 生き物色々
 2013年8月 家のすぐ上の竹藪で隣地の所有者と境界の確定作業をしました。山林などの境界はいまやおおごとになっています。
 山林の木や竹は利用が極端に少なくなり、手入れもされず放置されたままというところが多くなっているのです。
 私の子どもの頃、よく通っていた山の畑も耕作を放棄してから、せめて檜でも植えておこうと植林して、もう数十年ほったらかしです。
 
 私の記憶力の衰えは極端かもしれませんが、山林の境界など数十年たつとほとんど分からないというのが実情です。木々はそだち昔の風景の面影がありません。
 おまけに境界の標は大木だったり、ドヨウ竹であったり、石であったりというものが多いのです。
 幸い、私もよくタケノコを堀に行っている山でしたので、境界は覚えていました。それでもやはり、標である「ドウネラ」の大木は枯れて倒れています。また同じように標であった栗の大木も枯れていました。

 今回は標は腐ることのない市販されているプラスチックの標を隣地の地権者と一緒に打ち込みました。



 その作業中、斜面を登りながら目の前をふっと見ると、ハミがとぐろを巻いてじっとこちらを睨んでいます。

 斜面を登りながらハミに出会うのは危ないのです。生えている木や竹を掴んだりかきついたりしながら上ります。ハミの目の前に手をもっていったり、顔をつきつけたりすることになります。

 このハミは、持っていたくい打ち用の大きなハンマーで一撃され死亡しました。