ミナサマ、後悔をしたことがありますか?
こんな質問アホらしいよね。
人間誰しも大なり小なり後悔をして生きてきたことでしょう。
こんなこと公の場で言うのもどうかと思いつつ、
俺の後悔話を一つ。
恥ずかしくてあんまり言いたくないけど、
俺子供の頃、
映画俳優になりたかった。
みんな思ったことない?
芸能界ってかっこよく見える。
んでそんな少年時代の俺は、
オーディション受けちゃったの。
中3か高1の頃かなぁ。
業界人になるべく。
とりあえず書類審査は合格し、
あんまり知名度は高くない某プロダクションのオーディションを受けに、
地元仙台のビルの一画に行った。
人多すぎだろって思いながら、
面接場に。
だいぶ前だからあんまり思い出せないけど、
今より気が強かったから(?)まったくモノオジしなかった。
四人ほどの面接官の前にてやらされたことは、
原稿を渡されて、
早口言葉。
コマーシャルのセリフを笑顔で言う。
「○○ラーメン新発売」ってね。
そして一番受けたのが、
ドラマっぽくふりつきでセリフを言うやつ。
「動くな!撃つぞ!」
って拳銃かまえながらね。
そんでフツーの面接。
覚えてるのは、
面接官の30後半ぐらいの女性に、
「あなたはスタイルも顔もなかなかだからいけそうね」
って言われて調子にのったこと。
まぁそんな感じで面接終了。
受からなかったら違うとこまた受けよう、
と、モチベーションはかなり高かった。
数日後、A4大の封筒が自宅に到着。
なんと
合格
しちゃったの。
舞い上がるさそりゃあ。
うれしゅーてはしゃいじゃった。
で、内容をよく見ると、
よくわかんないけど20万払えって書いてある。
なぜスターの卵(←すでに有頂天)が20万?
なんでも、養成所に入れとのこと。
オーディション通ったら即スターだと思っていた俺は、
母と相談の末、
ダマサレテル
という安易な結論に達し、
放置。
もう受けない。
と心に誓う。
しかし後々、
冷静になって考えると、
オーディション通って最初からスターのやつなんていない。
モデルでスカウトされた人でも、
トップスターになるには相当な時間がかかる。
スカウトじゃなかったらもっとかかるし、
最初は稽古の日々だ。
どうやら業界人が皆通る道なのだ。
俺はせっかく一歩近づけた目標から、
だいぶ後退した。
夢儚く。
あのときのぶちゃん(母)が勇気を振り絞って20万を俺に託していれば、
いや俺が頑張って20万貯めれば…。
俺の人生、どう転がってたかなぁ。
数か月後、
かの有名なNHK大河ドラマの協力プロダクションに、
その事務所の名を目にすることになろうとは夢にも思わなかった。
とさ。
こんな質問アホらしいよね。
人間誰しも大なり小なり後悔をして生きてきたことでしょう。
こんなこと公の場で言うのもどうかと思いつつ、
俺の後悔話を一つ。
恥ずかしくてあんまり言いたくないけど、
俺子供の頃、
映画俳優になりたかった。
みんな思ったことない?
芸能界ってかっこよく見える。
んでそんな少年時代の俺は、
オーディション受けちゃったの。
中3か高1の頃かなぁ。
業界人になるべく。
とりあえず書類審査は合格し、
あんまり知名度は高くない某プロダクションのオーディションを受けに、
地元仙台のビルの一画に行った。
人多すぎだろって思いながら、
面接場に。
だいぶ前だからあんまり思い出せないけど、
今より気が強かったから(?)まったくモノオジしなかった。
四人ほどの面接官の前にてやらされたことは、
原稿を渡されて、
早口言葉。
コマーシャルのセリフを笑顔で言う。
「○○ラーメン新発売」ってね。
そして一番受けたのが、
ドラマっぽくふりつきでセリフを言うやつ。
「動くな!撃つぞ!」
って拳銃かまえながらね。
そんでフツーの面接。
覚えてるのは、
面接官の30後半ぐらいの女性に、
「あなたはスタイルも顔もなかなかだからいけそうね」
って言われて調子にのったこと。
まぁそんな感じで面接終了。
受からなかったら違うとこまた受けよう、
と、モチベーションはかなり高かった。
数日後、A4大の封筒が自宅に到着。
なんと
合格
しちゃったの。
舞い上がるさそりゃあ。
うれしゅーてはしゃいじゃった。
で、内容をよく見ると、
よくわかんないけど20万払えって書いてある。
なぜスターの卵(←すでに有頂天)が20万?
なんでも、養成所に入れとのこと。
オーディション通ったら即スターだと思っていた俺は、
母と相談の末、
ダマサレテル
という安易な結論に達し、
放置。
もう受けない。
と心に誓う。
しかし後々、
冷静になって考えると、
オーディション通って最初からスターのやつなんていない。
モデルでスカウトされた人でも、
トップスターになるには相当な時間がかかる。
スカウトじゃなかったらもっとかかるし、
最初は稽古の日々だ。
どうやら業界人が皆通る道なのだ。
俺はせっかく一歩近づけた目標から、
だいぶ後退した。
夢儚く。
あのときのぶちゃん(母)が勇気を振り絞って20万を俺に託していれば、
いや俺が頑張って20万貯めれば…。
俺の人生、どう転がってたかなぁ。
数か月後、
かの有名なNHK大河ドラマの協力プロダクションに、
その事務所の名を目にすることになろうとは夢にも思わなかった。
とさ。