stay precious

ゆっくり、ゆっくり。

保健室の先生

2005年10月29日 | weblog
小学生の頃。

お腹が弱かったため、
けっこうな頻度で世話になっていた。
頭を切ったとき、
縫うほど怪我だったのに
とりあえずバンソウコウで済まされた。


中学生の頃。

風邪をひいたりして体調が悪いときによく行ってた。
サボりたいからっていうのはあんまりなかったけど、
やんちゃな子たちの溜まり場になっていた。


高校生の頃。

保健室行ったっけ?



大学に養護教諭養成のコースがあるもんだから、
保健室の先生を目指す人、
保健室の先生になれた先輩、
なれなくて違うフィールドで養護(看護?)系のシゴトをする人など、
いろいろ身近にいるわけだ。


さて、実際になった人の話によると、
やっぱり苦労があるわけですね。

先日、一日の間に、
けんかをしたとかそのけんかを見て具合が悪くなったとか、
いろんな生徒が保健室を訪れたそうです。

そこでどんな対応ができるのか。
その人の腕の見せ所なんだろうなぁ。


勝手に引用して申し訳ないけど、
その人の文から抜粋↓↓

「人の感情のマイナス面を見ると、
自分まで落ち込んでしまうときがあります。」


俺の中での保健室の先生のイメージって、
なんか堂々としてて、
「そんな考えこむなよ」
とか、
「そんな傷、痛くないでしょ」
っていう前向きさが言葉に出てくる感じ。

この前何かで見聞きしたんだけど、

精神的な安定が症状の回復を早める

っていうのは確からしい。

簡単に言えば、
「もうダメだ」
って思ってる癌患者より、
「まだやれる、生きるんだ」
って思ってる癌患者の方が、
同じような生活をしてても長く生きれるんだよ。

そう、要は『気のもちよう』なんだね。
病は気からという言葉があるように、
気持ち次第で症状は良くも悪くもなる。


大人はそれを努めて前向きになろうとして、
自分でも前向きにたらえるようにがんばるわけだ。
まぁ医者なり家族なり友人なりの、
サポートがあって前向きになれるんだろうけど。

子どもの場合は?

子どもは大人よりもっと単純で、
でも単純だから考え込んでしまうこともあって。

「そのけんかを見て、それがなんだかストレスになったみたいで、もともと心身の状態が不調だったのが悪化してしまった女の子も来て。
(そのあと結局トイレで吐いてしまった)」
(抜粋、一部改)

そう、精神的な問題なんだよね。

そんなときに頼る(頼れる)のが、
親であり先生であり、
『大人』なんだよね。

中学生ぐらいの子どもなら難しい時期だけど
まだまだ、大人はすごいんだって思ってる気がする。
少なくとも俺はそうだった。
威厳があるすごそうな先生とかは、
この人の言うことは正しいんだって思ってしまったり。

では、保健室の先生に求められるものってなんだろ。

心にしても体にしても、
何かしらに悪い症状がみられるから保健室を訪れるわけだ。
そんなときは前述のとおり、
気のもち方がすごく重要なの。

そこで養護教諭の方々ができるの(するべきこと)って、
直接的に傷をどうにか治してあげることじゃないし、
一緒に落ち込むことじゃないんだろうね。

簡単に言えば、
『精神的安定感を与えること」
なんじゃないかな。

じゃあ精神的安定感はどこから生まれるの?

単純なコトバだったりするんでしょ。
明るく「大丈夫だよ」
って言ってもらうだけで、
だいぶ違かったり。

ただ、一緒になってあたふたしてる人に、
「大丈夫だよ」
って言われてもホントに大丈夫かよって感じだから、
何でも前向きなアドバイスが出せるよう、
堂々としていてほしいね。

「大丈夫」は決して楽観的に発する言葉ではなく、
ちゃんと一緒に考えてあげるんだけどね。
ちょっと考えてみて、
結局前向きな結論にもってってあげる、と。
こうしたことが必要だと思う。

落ち込むんなら帰ってからでもいいから、
せめて生徒の前ではあたふたしたり落ち込んだりしない方がいい。
と、思う。
弱さは生徒の前では決してださない。
「大丈夫」って安心感をいつも提供できるだけの、
経験を積みなさい。
(↑あっ、偉そうだ)


ちなみに、気のもちようでという話をしたけど、
集団で何かをしようとするときには、
リーダーは皆に
「絶対やれる、大丈夫」
っていうのを思い込ませることが成功の秘訣みたいです。
みんなを前向きにさせるんです。
そうすると不思議といけるみたいです。
そりゃ全部が全部じゃないけど。




話戻します。

何で俺がこんなこと言うかって、
俺は先生目指してないし。
だからこそ生徒側に立てる?

実際 に先生なったら、
きっと大事な部分を見落としてしまう恐れがあるでしょ。

何で自分がこの仕事をしてるのか。

自分が憧れた職業である理由や、
その職業に就いて何がしたかったのか、
どんな人間になりたいのか、
っていうのを日頃から思い起こすことができれば、
きっと自分の理想は見えてくるはず。



はいっ、以上です。
偉そうにごめんなさいな。


学校の先生っておもしろそうだなぁ。

2 コメント

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早起きしほちゃん ()
2005-10-30 08:45:48
実はうち養護教諭養成課程(?)に行こうとしてたんだよー。

関東の国立だと千葉大と茨大にしかこの学科はなくて。

でもねー受け入れ人数少ないし、やっぱ競争率も高くて、コミを最終的に受けた。

あ、あとは養護教諭の方に行ったら、もう道はひとつじゃん。

なんかそれにもためらいがあって。



今でもまだなりたいなぁってちょっと思うな。

保健室って学校の中では異質な空間がするから。



他人のブログで秘密暴露(笑)でごめんなさい♪
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なんだか (シラベ)
2005-10-30 12:28:31
その話ちょっと聞いたことがあるようなないような。

受け入れ人数少ないと受ける気なくすよなぁ。

ビビるもん。

保健室の先生って女の子は一度は憧れるんじゃないかなぁ

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