スマイル日和+

子育ては「自分育て」。smile流「自分育て」の日々をつづります。

巣立ちの時

2013-02-27 | smile kids
娘が高校卒業を迎えると人に話すと、

「もうそんなだっけ?」とビックリされる。

こちらもあっという間の19年弱だった。

長いようで短いようで。。。



それでも最初の子を親族から離れた場所で育てるのは、

新米ママにはかなりの悪戦苦闘があったのだ。


今だから、手のかからない娘も

生まれてすぐは可愛い小悪魔だった。


どうすればいいの?状態続きに

私はクタクタになりながら

妊娠中の幸せな子育てイメージとのギャップに苦しんだ。



「家を出るんだって? さみしくなるでしょ?」

みんな口を揃えてそう言うが、

私は決まって「私より娘の方がさみしがるに決まってる。

一番さみしがるのは、夫かもw」と笑って答える。


さみしいというのは、どういう感覚だろう。


5人家族になってからというもの、

賑やかさの中で過ごした日々のせいか

さみしいという感覚がどうも理解できない。



さみしくなるんだろうか。。。?



自問してみる。

う~~~~~~ん。


きっと、さみしいという感覚とは違うだろう。


私にとって、彼女は大事な娘だし、

今は自分の母親より近い女性だ。


でも、離れて暮らしたくないとか、

毎日心配で夜も寝られないとか、

メールがなかったらドキドキするとか、

そんなことは絶対にないだろうと思う。



私がいま彼女に感じるのは、

感謝と祝福。



私という一人の人間を、母にし、

人として鍛えてくれたことへの感謝。


そして、

大きな病気もなくここまで育ち、

いま、自らの選んだ道を

自分の足で歩き始めようとすることへの祝福。


いろんな思い出はあるけれど、

それにすがる気持ちはない。


逆に、私には思い出が残っているから

さみしくないと感じるのかもしれない。


早くから「自立」を意識した子育てが

彼女を逆に「親離れさせない」かもしれないと思っていたけど

意外に親元を離れることへの抵抗感もなく、

自分の道を選んだ。



さて、明日は卒業式。


高校での思い出はどうだったのか、

私が知るのはきっと百分の一にも満たない彼女の姿。


ぶつかり合ったり、慰め合ったり、

子どものクセに(と言ってはいけないけど)

母への説教もたびたびあったよね。


そうして大人への階段を昇ってきて、

今、巣立ちの時を迎えようとしている。


明日の晴れ姿は、しっかりと目に焼き付けるね。

丸顔がさらにまんまるになった最近の顔なんて、

記憶しておかないでよって言われそうだけど。


今のあなたが、

今のあなたらしい姿で、

そこに立つことを

私は誇りに思うよ。


入試の結果は来週までとっておき。


どうなるかわからないのに、

不安な顔一つ見せずに

堂々としている君を

私は誇りに思うよ。


これから数ヶ月は、

あなたにたくさんのおめでとうの言葉が送られるけど、

まずは、最初のおめでとう。



卒業おめでとう。

My little girl.





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