スマイル日和+

子育ては「自分育て」。smile流「自分育て」の日々をつづります。

「本の虫」現象

2014-02-18 | smile crafts
最近の私の頭の中には、
常に読みかけの本への意識がある。

事の初めは「ブックトーク講座」。
ブックトークとは、簡単に言えば、
聴衆相手に口頭で行う本の紹介。

「本離れ」していると言われる子ども達に、
本への興味を持ってもらう方法の一つとして
近年、さまざまな実践が行われている。

私は小学校で高学年の読み聞かせの担当をしている。

高学年にも楽しめる絵本はたくさんあるのだけれど、
「高学年に絵本ばっかりっていうのも。。。」
という気持ちを、長い間ぬぐえなかった。

高学年向けの図書と言えば、
大人でも楽しめるボリュームのものが対象にあげられる。

でも、そんな図書をどうやって
10分の読み聞かせの時間に紹介したらいいのか、
子ども達が興味を持てるように導くことができるのか悩んでいた。

ブックトーク講座で学んだこと。

ブックトークで上手く本への興味を引き付けることが出来たら、
きっと子ども達は本好きになるのだろうなということ。

帰宅してすぐに、
私は自分が読むつもりで自宅においていた文庫本を引っ張り出してきて
一心不乱に読みだした。

胸がドキドキしていた。

こんなに読みたい気分になったのは久々だった。
そして、そのドキドキはおさまることなく
毎日のように続いている。

私は、図書館に予約可能な限りいっぱいにし、
借りてきた本で読みたい本からどんどん読んだ。

本の具体的な内容はさておき、
私自身が紹介された本を読みたくてしょうがなくなったのは
講師のブックトークの「魔法」のおかげなのは事実だ。


2月1日以降、
私が読み終わった本のリストがコレ。

・「幸福な生活」百田尚樹
・「何者」朝井リョウ
・「鉄のしぶきがはねる」まはら三桃
・「小学五年生」重松清
・「告白」港かなえ
・「ビブリア古書堂の事件手帖~栞子さんと奇妙な客たち~」三上延


そして、現在読みかけの小説本はコレ。

・「くちぶえ番長」重松清
・「ペーパータウン」ジョン=グリーン・作 金原瑞人・作
・「小さいおうち」中島京子
・「図書室のキリギリス」竹内真
・「舟を編む」三浦しをん


それプラス、自分の趣味などで用意した実用書がコレ。

・「英詩訳 百人一首 香り立つやまとごころ」マックミラン・ピーター
・「本の声を聴け ぶっくディレクター幅允孝の仕事」高瀬毅
・「東大生が選んだ勉強法」東大家庭教師友の会
・「眠れないほどおもしろい 百人一首」板野博行
・「こんなに面白かった 百人一首」吉海直人


今までは夜に読み始めると
寝てしまうことがほとんどだったのに、
今はある程度読み進めると、
止まらなくなるくらい読んでしまう。


それから、残りが20ページぐらいになったら、
「もうこれは今日読み切ってしまうんだ」
と、知らないうちに決めてしまっている。

不思議なものだねぇ。


ここで、私が言いたいのは、
ブックトークの効果がいかにすごいか!ということ。

それは、講師の先生が上手いのもあるけれど、
そうやって本の魅力を語ることが、
子ども達と本とのきっかけになることは
間違いないのではないかと思うのだ。


かく言う私は、
早速6年生の「読み聞かせ時間」に、
重松清さんの「小学五年生」をブックトークした。

17編の短編のうち3つを選び、2つは解説のみで、
最後の1つは、内容の一部を読み聞かせて紹介した。

我ながら、ブックトーク初心者の割に
10分でうまくまとめて紹介できたと自負している。
ブックトーク形式で本を紹介するのは、
これが3度目であったが、
やっぱり講座を受けての効果は大きい。

それは、子ども達が飽きずに聴いてくれてるという
心地よい雰囲気からも感じられた。

しかし、これに甘んじてはいけない。
何事も経験と練習。
そして、検証を重ねて、上手く紹介できるようになろう。


そして、その近道は
自分自身がたくさんの書物に出合い、
たくさん読み、自分の好きな本を見つけること。

つまりは、「本の虫」になることなんだなぁ。

と言うわけで、
立派なブック・トーカーになるには
まだまだだけれども、
今のところ順調な滑り出しだということを
ここに報告しておこう。

しかし、寝不足にならない程度にと、
自分に言い聞かせなくては。。。!




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