カイカイの犯人

Kids君は生まれて1ヶ月くらいから
裸にすると首や肩をよくカイカイしていました。
ずっと乳児湿疹で
調子のいいときもあれば
まわりから「アトピー?」と聞かれるくらい
真っ赤な顔をしていることもありました。

それでも離乳食は普通に進み(進めた?)
小児科の先生も様子を見ましょう程度だったので
何かのアレルギーなんだろうけど
普段の生活には支障がないと思っていました。

しかし、かく力も強くなり
寝入りになると首の辺りがかき傷だらけ。
これではかわいそうと思い再度受診し
かゆみ止めの飲み薬をもらいました。
念のためにとアレルギー検査もしましたが
その結果を聞かないうちに
実家に帰ることになりました。

行きの飛行機の中ではじめは機嫌よく遊んでいました。
お昼寝時間になるとやはりぐずりだし
いつものように「おっぱいねんね」をせがみました。
仕方なくフライトアテンダントさんに
授乳用に「毛布いただけますか?」とお願いすると
ベビー用の白い毛布を持ってきてくれました。


しばらくするとKids君が自分からおっぱいを離し
ひどく「カイカイ」をし出しました。
見ると額のあたりに虫に刺されたような腫れ。
(これってダニ?）
「赤ちゃん用」と安心して使っていたのに！と思いながらも、
昼までに私が食べたもので何か反応したのだろうかとか
いろいろ考えていました。

ところが実家でもKids君のカイカイが再発！
お風呂に入るとおさまり機嫌もよくなるのですが
布団に入るとまたカイカイ。
それも腕の内側やわきの下胸の辺りに
数箇所にわたって同じような脹らみができました。
ダニなのか食べ物なのか旅のストレスなのか
またまた、いろいろ考え頭を抱える私。

帰省から戻った日。
自宅の布団でもカイカイが出たので
「これはやっぱりダニだ!」と
念入りに掃除機で布団掃除。
その日からあの「カイカイ」の腫れはでなくなりました。

後日アレルギー検査結果を聞きに小児科へ。
結果では「ハウスダスト・ダニ・卵白」の順に強い反応がありました。
帰省中のカイカイの犯人はやはり「ダ二」。
アレルギーの子はダニの毒素で腫れが出るとのことでした。
その日から私は「掃除の鬼」になる覚悟を決意。
どこまで出来るかわからないけどやるしかないもんねー。

その後のKids君、
小児科に行ってもらってきたのか
最近の寝相の悪さで体を冷やしたのか
数日間、発熱や鼻づまりで
なかなか調子のいい日がありませんでした。
外に連れて行ってあげたくても
鼻水がジョロジョロ。
加えてよだれもダレダレ。

そんなKids君にとって
今日の公園での外遊びは
どんなに楽しかったことでしょう！
必死に抱きかかえる母の手をすり抜けて
どこまでも、どこまでも突き進む！
はとを追いかけ、自転車をいじくり
「ザリガニ池」へ入水しようとまでして！

そんな元気な姿は私には
「カイカイ」の心配を忘れさせるほどでした。
そして眠い時のぐずりの激しさもよりパワーアップ！！
夫さん抜きの外食も「味わって」なんて無理。
(ねーちゃんの協力で食べ終わることは出来ました)
「とにかく自由に歩き回りたーい！好きなことをさせてくれ～!!」
の幼児期に突入してしまったようです。

アレルギーとは一生の付き合いと言われました。
幼児期の自我が芽生える時期はしばらくの間。
どちらも大変ですが、長い目で見れば
Kids君の人生の一面でしかないのだと思います。

子ども達のいろんな場面。
これからも私なりに味わって
ゆったり子育てしたいなーと思いました。