過去に二度取り上げた堀江氏メール疑惑の話題ですが、永田議員による謝罪会見が開かれました。
しかし、その内容はお世辞にもほめられたものではなく、この人は誰に謝るべきかきちんとわかっているのかきわめて疑問を抱かせるものでした。一言で言えば、内容が混乱しており整理されていないということです。
この件に関しては永田議員一人をせめることはできなくて、民主党という党の危機管理能力がきわめて低いという点も指摘しなければなりません。システムで言えば、トラブル時の対応手順が全く確立されておらず、場当たり的でリーダーシップをとって事態を整理する人間がいるとはとても思えない状態です。
あの会見をご覧になった方はわかるかと思いますが、正直言って、私が関係者なら謝罪どころか、感情を逆撫でするような言動が目立って、党としてどうしてこんな会見を永田氏にさせて平気なのか、全く理解に苦しみました。
こういう言い方は失礼だと思いますが、今回の一件をずっと見てきた私の印象は「頭が悪い」ということです。日本の政権を担うかもしれない、野党第一党の議員から執行部までがこんなに賢くない対応を繰り返す様は、まったく無様としかいいようがありません。
今何をすべきか、何を最優先で解決しなければいけないのか、どんな事態に対してもそれが一番大切なことです。自分で判断できなければ、判断できる人に相談すればいいわけですし、民主党にはそれだけの人材はそろっていると私には思います。それなのに、自分たちで対応できずあたふたして、アドバイスをしてもらうのにふさわしい人物の力も借りていないというのが、私の印象です。
決定的に愚かだと思ったことは、このメールが偽物だと断定しているにもかかわらず、このメールに書かれていることが、それでも真実かもしれないという発言をしてしまったことです。これでは、まとまるものもまとまりません。二つの事態をごっちゃにしています。政界の中で不透明なお金のやりとりがある可能性は否定できませんが、この一件とは切り離して話題にすべきであって、メールを偽物と断定した以上、謝罪会見であのような発言をすることはとんでもないことです。
繰り返しますが、何を最優先にすべきか、今、なにをすべきかそれを見失っているからこんな頭の悪い記者会見になってしまうのです。
情報セキュリティ対策についても同じことが言えます。セキュリティ上の事故や事件が起こってしまった場合は、まずは落ち着いて今の状況を把握して、まず何をすべきか、やるべきことに優先順位をつけることからはじめないといけません。それができないと、あたふたと動き回るだけで実質何もできないということになってしまいます。
国会議員の謝罪会見と情報セキュリティ対策、この一件何の関係もなさそうな二つのことですが学ぶべきことがある点に気づいてもらえればと思います。
最後に余談ですがアメリカのTVドラマで「ホワイトハウス」というドラマがあります。アメリカ大統領とその側近たちが主人公のドラマなのですが、彼らは次から次へと起こるいろいろな事態に的確に対処していきます。
ここで描かれている大統領のスタッフたちは、皆、超優秀で頭が切れる人物ばかりです。大統領の側近というのは、こんなにも頭がいい人たちでなければやっていけないのかと、見るたびに思います。頭がいい上にジョークのセンスもある。これはドラマの中の話として、誇張された部分があるとしても、実際、アメリカという国を運営していくにはあの国のトップクラスの頭脳が集まらなければならないということがわかります。
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この件に関しては永田議員一人をせめることはできなくて、民主党という党の危機管理能力がきわめて低いという点も指摘しなければなりません。システムで言えば、トラブル時の対応手順が全く確立されておらず、場当たり的でリーダーシップをとって事態を整理する人間がいるとはとても思えない状態です。
あの会見をご覧になった方はわかるかと思いますが、正直言って、私が関係者なら謝罪どころか、感情を逆撫でするような言動が目立って、党としてどうしてこんな会見を永田氏にさせて平気なのか、全く理解に苦しみました。
こういう言い方は失礼だと思いますが、今回の一件をずっと見てきた私の印象は「頭が悪い」ということです。日本の政権を担うかもしれない、野党第一党の議員から執行部までがこんなに賢くない対応を繰り返す様は、まったく無様としかいいようがありません。
今何をすべきか、何を最優先で解決しなければいけないのか、どんな事態に対してもそれが一番大切なことです。自分で判断できなければ、判断できる人に相談すればいいわけですし、民主党にはそれだけの人材はそろっていると私には思います。それなのに、自分たちで対応できずあたふたして、アドバイスをしてもらうのにふさわしい人物の力も借りていないというのが、私の印象です。
決定的に愚かだと思ったことは、このメールが偽物だと断定しているにもかかわらず、このメールに書かれていることが、それでも真実かもしれないという発言をしてしまったことです。これでは、まとまるものもまとまりません。二つの事態をごっちゃにしています。政界の中で不透明なお金のやりとりがある可能性は否定できませんが、この一件とは切り離して話題にすべきであって、メールを偽物と断定した以上、謝罪会見であのような発言をすることはとんでもないことです。
繰り返しますが、何を最優先にすべきか、今、なにをすべきかそれを見失っているからこんな頭の悪い記者会見になってしまうのです。
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国会議員の謝罪会見と情報セキュリティ対策、この一件何の関係もなさそうな二つのことですが学ぶべきことがある点に気づいてもらえればと思います。
最後に余談ですがアメリカのTVドラマで「ホワイトハウス」というドラマがあります。アメリカ大統領とその側近たちが主人公のドラマなのですが、彼らは次から次へと起こるいろいろな事態に的確に対処していきます。
ここで描かれている大統領のスタッフたちは、皆、超優秀で頭が切れる人物ばかりです。大統領の側近というのは、こんなにも頭がいい人たちでなければやっていけないのかと、見るたびに思います。頭がいい上にジョークのセンスもある。これはドラマの中の話として、誇張された部分があるとしても、実際、アメリカという国を運営していくにはあの国のトップクラスの頭脳が集まらなければならないということがわかります。
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