韓国ドラマは哲学的感性を刺激する

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韓国ドラマ「プレーヤー」~華麗なる天才詐欺師というけれど…

2021-01-19 18:28:35 | 韓国ドラマ
 韓国ドラマ「プレーヤー~華麗なる天才詐欺師~」の感想です。

 主演にソン・スンホンということで、またサブタイトルの「天才詐欺師」というワードに惹かれてわくわくしながらみたのですが、その結果はちょっと残念なものでした。

 アメリカドラマの「ホワイトカラー」の主人公を想起したのですが、このドラマの副題にはちょっと偽りというか、誇張があると感じました。ソン・スンホンに全然詐欺師感を感じなかったのです。

 タイトルから想像すると、上述の「ホワイトカラー」や「オーシャンズ11」、それにルパン三世当たりのストーリー展開を期待したのですが、どの路線にも乗らない中途半端さを感じました。

 アメリカの作品はストレートなストーリー展開でテンポよく進むのに対して、このドラマはやたらと過去に戻るシーンが合間合間に挿入されていて、ドラマ進行のテンポを思い切り乱しています。

 そのうえ、過去に戻ったあと現在に戻る境目がはっきりしないのでどこまでが過去で、どこからが現在のシーンなのかよくわからなくなってしまい、混乱してしまいした。

 この種のテーマのアメリカのドラマや映画は本当にラストまでテンポよく進んでみていて気持ちがいいのですが、このドラマはその点が一番残念でした。

 また、冒頭に書いたようにソン・スンホン演ずる主人公の詐欺師感がまるでなく、その点でも看板に偽りありだと感じました。キャラ的にもそうで、ストーリー自体も詐欺師的な行動が少なくて、どうしてこんな風な脚本になったのかとても疑問に思います。

 細かいストーリーについてはネタバレになるのでここでは語りませんが、一話完結ではないストーリー展開でかつ画面のアスペクト比(縦横比)も通常サイズではなく、映画のワイドスクリーンのサイズになっていて、なんだか長い長い長編映画をみせられた印象をうけました。

 なんだかんだいいながらも3日間で全話見てしまいまいしたが、「キム課長」のような爽快感はなく、ぐったりと疲れてしまいました。

 良くも悪くも韓国ドラマらしいところもたくさんある、オーシャンズ11みたいな感じという感想で、ここは締めくくろうかと思います。



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