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いつかキミーラ日記

英国車TVRキミーラ(Chimaera)との生活

TVRと軽井沢CafeGT

2015-06-29 22:22:38 | ドライブインプレッション
6月初旬に行われたTVRDAYに参加した初日
車山高原への移動途中にTVRCCJのメンバーさん達と
冒頭の写真の軽井沢CafeGTにお邪魔しました。
軽井沢でもちょっと隠れ家的な場所にあり
とても落ち着いた雰囲気です。
日本全国からクルマ好きが集まるカフェで
発売間もないS660のオーナーさんなども
いらっしゃってました。

そんな中でもひときわ異彩を放つTVR軍団。



他のお客様を驚かせたとしたらゴメンなさい。

さて、このカフェ最大の特徴は何と
クルマのお立ち台があるのです!
自慢の愛車をそのステージに乗せて
皆さん記念撮影をされていました。
かくいう私も勿論お立ち台へ。
木立の写り込みが
キミーラのブリティッシュグリーンを
美しく演出してくれます。



う~ん、絵になりますね~。

そしてお店のオーナーさんもとても気さくなクルマ通の方
こだわりのコーヒーもとても美味しいです。

こんな場所でクルマ談義
正しく夢の世界ですね~。

クルマ好きの方は
是非一度訪ねてみることをオススメします。
営業時間は短めのようですので
確認してから行って下さいね。

CafeGT 軽井沢のクルマの聖地です。




LOTUS " New Exige S V6 " に乗れる!

2013-10-13 06:21:48 | ドライブインプレッション
クルマ雑誌等で話題沸騰の
ロータスの新型エキシージS。



私のキミーラ君がお世話になっている
SANC東京で明日まで試乗会を開催中です。

この手のクルマは一般試乗会はまずやりませんので
残り枠は少ないですが
これはめったにないチャンスです。

エキシージS
ミドシップにV型6気筒に
ハロップ製スーパーチャージャーを搭載し
排気量3,456ccから最高出力350ps/7,000rpmと
最大トルク40.79kgm/4,500rpmを発揮。
1,180kgしかないボディに3速より上のギアを
クロスさせた6速マニュアルを搭載。
パワーウェイトレシオは何と3.3kg/ps!
0-100km/hを4秒で加速するというのですから
相当エキサイティングなクルマだと思います。

興味のある方は是非試乗をオススメします。
残り枠が少ないのでまずは予約ですね。


乗れば乗る程 壊れなくなる

2013-05-06 19:53:17 | ドライブインプレッション
TVRキミーラ君。
このところ、頻繁に乗るようになりました。

昨年の5月に私の手元に来た時は
常にトラブルの予兆を感じさせるクルマでしたが
一通りのトラブルを克服した後は
乗れば乗る程、壊れなくなるクルマになりました。

恐らくお互いが
慣れてきたという方が正解かもしれません。

当初はスナッチやバックファイアを発生させたり
スムーズな走りが出来ませんでしたが
エンジンの特性や、クラッチのクセなどが分かり
スムーズな運転が出来るようになると
とても扱いやすいクルマになりました。



不思議な事に
4,000RPM以上でストールする
タコメーターの不調も自然に直り
バッテリーのアラートも消え
(そろそろ交換時期とは思いますが、、、)
気のせいか、クルマも軽やかに
クイックになった気がします。

走りの特徴はやはり軽量ボディに
大排気量エンジンならではの豪快な走りです。
ひらりひらりとした
ライトウェイトスポーツ的な愉しさはありませんが
コブラ的な圧倒的な加速と
軽量ボディゆえのクイックな走りが愉しめます。
ABSやアンチスキッドなどの電子デバイスは何も付いていないので
どこかに飛んで行ってしまいそうな危うさは常にありますが、、、



このところ、天気も良いです。
暑くもなく、寒くもなく
オープンカーとっては絶好のシーズンです。
この時期、キミーラの屋根を外し
走る爽快感は、何ものにも代え難いもの
やはりオープンは一度乗ると止められませんね。



さて、この蜜月状態。

ずっと続く事を
祈るばかりです。

それにはやはり愛が必要なのかな、、、





ロータスエリーゼ

2013-04-14 07:39:31 | ドライブインプレッション
さて、大分ご報告が遅くなってしまいました。
先日、SANC東京にキミーラを引き取りに行った際
ロータスエリーゼの試乗をしましたので
ちょっとドライブインプレッションを。

ロータス
言わずとしれた英国名門スポーツカーの老舗。
クルマ好きならロータス7や「サーキットの狼」で
一躍大ブームとなったロータスヨーロッパ
そして007のロータスエスプリを
知らない人はいないと思います。

現在はマレーシアのクルマメーカープロトンの
小会社になってしまいましたが
それでもロータスには
スポーツカースピリットが今も脈々と
受け継がれています。

当日、試乗したクルマは
スタンダードモデルのエリーゼS。
パワープラントは
トヨタの1ZZ-FE 136ps 17.5kg/m。
本当は111R 192psバージョンの試乗を予定していましたが
生憎売れてしまったとの事。

さて、早速出発といきたいところですが
全高が1,130mmということで
まずはクルマに乗り込むのが一苦労です。
ソフトトップの屋根を外していれば
問題はありませんが
ソフトトップが付いた状態だと
かなりアクロバチックな体勢で
乗り込む事になります。
はっきり言って
スカートの女性を乗せるのは
無理ですね~。

さて、それでも何とか無事着座。
座ってみれば意外と狭さを感じさせない車内です。



アルミがむき出しの車内は
ギミックなものは何一つ無く
スパルタンな内装。
ステアリング中央にはロータスの蓮のマーク。
「ああ、自分は今、ロータスに乗っているんだ」
という事を実感させ、やる気をそそります。

エンジンに早速、火を入れます。
キミーラだと

きゅきゅきゅドーン!

という爆発するような爆音がし
いやが上にも乗用車とは明らかに違う
スポーツカーの出自というのを意識させられますが
エリーゼのトヨタ製エンジンは
何のてらいも無く、まるでカローラのエンジンのように
簡単に始動します。
エンジンのアイドリング音も静か。

さて、セールスマン氏を隣に乗せ路上へ。
アクセル、ブレーキ、ステアリングと
操作系は全体的に軽く、シフトレバーも
カチッカチッと決まります。

クルマの動きも非常に素直で
とても運転しやすいクルマです。

前が空いたところでフルスロットル。
かなりの加速。
136psとはいえ車重が1,000kg前後しかない為
スポーツカーらしい、きびきびした動きです。

コーナリングも正にオンザレール。
街中なのでそれほどスピードは出せませんでしたが
一部のミッドシップに見られる様な神経質な動きも無く
安心してコーナーを攻められそうです。

そして約30分の試乗を終え
無事ディーラーに到着。

さて、では「このクルマに乗り替えるか?」

答えは「ノー」です。

なぜなら
スポーツカーとしての刺激が足りないからです。

まずはエンジン
ライトウェイトスポーツカーだとしても
やはりもっとパワーが欲しいです。
特にキミーラの豪快な加速を味わってしまうと
どうしても物足りないです。

そしてもうひとつ。
あまりに静かなエンジン音が
スポーツカー独特のワクワク感を感じさせません。
フェラーリもポルシェもそうですが
環境に配慮しながらも、スポーツカーとしての
音作りの演出には抜かりがありません。
やはりスポーツカーにとって音は重要です。
五感に訴えかける、尖ったものがスポーツカーには必要なのです。
もし、これがハイパワーバージョンの
連続可変バルブタイミング・バルブリフト機構付きの
192psのものだったら
違ったのかもしれません。

とはいえ、とても貴重な体験でした。

機会があれば192PSのエリーゼR
又は220psのSCを是非試してみたいですね。





あるTVRの一日

2012-06-06 18:35:50 | ドライブインプレッション
TVRとコミュニケーションの為
先週末、箱根に行ってきました。

一人で行くのも味気なく
かと言って女性を乗せるには
ハードすぎる。

それではと、、、

英国車好きでJaguarを駆る元同僚のTさんと
箱根ターンパイクで待ち合わせしました。



当日の天気予報は雨。
しかし実際に現地についてみれば
ちょっと暑いくらいの晴天。
う~ん、願いが天に届いたのか、、、



さて、初のワインディングロード。
箱根ターンパイクは道幅も広く
そして急なカーブも少なく
とても走りやすいコースです。

早速コースイン。
タコメーターの針を3,000~5,000rpmに保ちながら
2速、3速を中心に走行。
とてもキミーラが生き生きとしています。
シフトも吸い込まれるようにスパッ、スパッと入ります。

そして、何よりも心地よい
エキゾーストノート。
2,500rpm前後はややこもりがちな音ですが
それが3,000rpmを超えると
クゥオーンという軽快な音に変わります。



やはり、街中よりも、高速道路よりも
もっとも真価を発揮するのは
こういったシュチエーションなんですね~。

ブレーキも踏み始めこそ
ちょっと重いですが
効きはまったく問題がありません。

フェードの兆候も全くありませんでした。

まだまだ振り回すレベルには
程遠いですが
徐々にスキルアップして行く事を誓った次第。

さて、一通り走ると
ポツポツと雨が、、、

ここでティータイム。

箱根プリンスのラウンジ。
イギリス式サイフォンコーヒーの
メニューを発見!
早速オーダーしました。



う~ん、優雅ですね~。

ケーキも一緒にオーダーしてしまいました、、、



さて、天気も回復しないので
そのままホテルにチェックイン。
ここ、実は健保の保養所なんですが
とっても豪華です。



そして、バータイムに。
贅沢な事にシングルモルトウィスキーの
マッカランを同僚が用意してくれました。



こうしてクルマ談義に花が咲く
豊穣な夜は更けて行きました。

素晴らしき一日
Tさん、ありがとうございました。


TVRについて

2012-05-30 05:25:42 | ドライブインプレッション
TVR (TVR Motors Company )
1947 年にトレバー・ウィルキンソン(Trevor Wilkinson )が
イギリス・ブラックプールに創業した自動車メーカー。
TVRの名称はこの名前のTrevorの略称からきています。
元々はバッグヤードビルダーからのスタート。
その後、経営者はマーチン・リリーを経て
1981年にピーターウィラーに。
この時代が最もTVRが成功した時代だと思います。

正にキミーラもこの時代に
作られたモデルです。

コンセプトは
「スポーツカーというのは
 大馬力で軽量であればそれでいい」
という明快なコンセプト。

TVR車はまるでレーシングカーのような
マルチチューブラースペースフレームに
軽いFRPボディを被せるという
古典的で典型的なスポーツカーの作りになっています。

そして運転の下手なヤツは
運転してはダメとばかりに
現代の自動車では当たり前の
エアバッグ、ABS、TCS等の
安全装備や電子デバイスは一切ありません。

そしてもう一つの特徴は
全ての部品を自社生産している事。
自動車生産は色々なパーツメーカーが作った部品を
使用するのが当たり前ですが
TVRは椅子やメータパネルまで自社生産。
まるで時計で言うとジャガールクルトみたいな
マニュファクチュールです。

それを手作りに使い製造ラインで作っていますので
生産出来るクルマも数に限りがあります。
日本に生存するTVRは約500台と言われていますが
そういった意味では日本は重要な市場だったと思われます。

その後TVRは経営破綻し混乱を極めていましたが
今は再建したようで正式代理店のSANC
TVR車の販売を継続して行っています。



さて、前置きが長くなりましたが
TVRキミーラというクルマ。

どんなクルマなのか、、、

当時の資料を調べると
エンジン ROVER V8 OHV ハイコンプレッション
排気量 3,984cc
重量 1,060kg
出力 279HP
最大トルク 36kg-m
最高速度 240km/h
0-100km/h加速 12.2秒
とあります。

現代のクルマのスペックからすると
どうといった事はないスペックですが
しかし、聞くと見るとでは大違い。
実際に乗ってみると
こんなにスパルタンで
リアルスポーツなクルマはありません。
イギリス人はスポーツカーが何たるかを
よ~く、わかってるな~と思う次第です。

私が昔乗っていたクルマPORSCHE928S
このクルマは5,000ccV8DOHCエンジンをフロントに積み
最大パワー292PS 42kgのトルクという
大変なパワーのクルマでした。
エンジンスペックだけみると
凄いスポーツカーですが
実は車重が1,500kgもあったので
速いのは速いのですが正にグランドツアラー的な
速さなんですね。

対してTVRキミーラ。
注目すべきはやはり重量です。
1,060kgの車重はユーノスロードスターと変わらず
ライトウェイトならでは俊敏なクルマの挙動が
あ~スポーツカーってこういう事かと
改めて思い起こさせてくれます。

そして、もうひとつのポイントは
エンジン音。
キミーラはV8エンジン。
V8というとアメ車の
デロデロデロというエンジン音を連想しますが
ROVER V8は又ちょっと違う
グオオーンという音は大きいですが
洗練された大人のエンジン音がします。
しかもエンジンを3,000以上回した時の音が
素晴らしく良いのです。

それに小気味よく決まるシフトノブ。
これ以上求める物は何もないですね~。

後は自分の腕を上げ
ちゃんと乗りこなせるようにしろ!
という事ですね。

さて、キミーラはまだ整備中ですが
明日には完了する予定。
全てキッチリ整備しタイヤも替えたので
運転するのが愉しみだな~。