愛猫ダイオ物語

愛猫ダイオの猫生を綴った『ダイオ編』は終了し、現在は『ニャキエ編』を更新しています。

ニャーミネーター事件。

2013-05-03 14:34:32 | 日記
夫がニャーミネーターという商品名の猫用の櫛を買ってきた。片手で握れる熊手型の櫛で、とても細かい歯がついていた。早速ダイオをとかしてみると細い毛がよく取れた。これは毛玉対策にいいかもしれない。ダイオは、何をするんだ、と、少し嫌がっていたが、おとなしくとかせてくれた。しばらくして沢山毛が取れたと満足してダイオを見ると、なんと、禿げてしまっているではないか! アンダーコートが抜けすぎてしまって、毛並みが全体的にスカスカになってしまっていた。毛を抜きすぎてしまったのである。ダイオは痛かったはずなのに我慢していたのだ。
「ダイオ、ごめんね」
私は謝ったが、可哀想に後の祭りであった。
それから数日後、今度は毛を抜きすぎないように注意して櫛をかけようと思い、ニャキエにニャーミネーターをかけようとした。その時である。ダイオが前足でバシッとニャーミネーターに猫パンチをしたのである。そいつはダメだ、と言っているかのようだった。私がニャキエにニャーミネーターを当てようとすると、ダイオがまた猫パンチをする。ダイオはニャキエを守っているのである。
「わかった、わかったよ」
私はそう言って、ニャキエにニャーミネーターをかけるのは諦めた。

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