スーパーで買ってきたゴーヤをテーブルの上に置いておいた。その後しばらくして、ダイがフーッとうなり声を上げるのが聞こえた。見ると、ゴーヤに向かって毛を逆立てている。
両者の全長はほぼ同じくらい。ゴーヤのほうが少し長いだろうか。ダイはゴーヤを睨み付け、両手を突っ張って対峙している。フーッ、シャーッと何度もうなり声を上げ、ゴーヤと向き合っていた。突然、猫パンチ。恐る恐るだったようで、パンチするとすぐに手を引っ込めた。ゴーヤがごろりと動く。ダイがまたシャーッと声を上げる。猫パンチ。ゴーヤがころころと転がる。ダイが飛び退く。逃げながらも猫パンチ。
私は思わず笑ってしまった。猫がどんな対象を見て敵と認めるかはわからないが、ゴツゴツした表皮が怪獣に見えたのか、ダイにとって初めての敵はゴーヤだったのである。
両者の全長はほぼ同じくらい。ゴーヤのほうが少し長いだろうか。ダイはゴーヤを睨み付け、両手を突っ張って対峙している。フーッ、シャーッと何度もうなり声を上げ、ゴーヤと向き合っていた。突然、猫パンチ。恐る恐るだったようで、パンチするとすぐに手を引っ込めた。ゴーヤがごろりと動く。ダイがまたシャーッと声を上げる。猫パンチ。ゴーヤがころころと転がる。ダイが飛び退く。逃げながらも猫パンチ。
私は思わず笑ってしまった。猫がどんな対象を見て敵と認めるかはわからないが、ゴツゴツした表皮が怪獣に見えたのか、ダイにとって初めての敵はゴーヤだったのである。