予防接種のおすすめ

先回ご案内したように、全国一斉に65歳以上の方を対象に、肺炎球菌の予防接種が開始されました。
本日は、成人の予防接種についての情報です。

いくつかのご質問について
Q1.予防接種を受けるときに気をつけることは？
A1.ワクチン接種当日、37.5℃以上の発熱が明らかにある場合、何らかの体調不良が認められる場合は、医師に相談しましょう。また、ワクチン接種は、副作用(健康状態の変化)が出ることに気をつけましょう。ワクチン接種局所の痛みや腫れが強い場合や体調の変化がある場合は、速やかに医師の診察を受けましょう。予防接種が不適当と考えられる方は、接種できません。また、注意が必要な方は、主治医の先生とよく相談してください。

Q2.2014-15年のインフルエンザは、どんな型が予想されて、どんなワクチンが使われるのですか？
A2.2013-14年シーズンと同様に、H1N1pdm09ウイルス(数年前の新型ブタインフルエンザ)、H3N2ウイルス、B型(山形系統、ビクトリア系統)の流行が予想されます。したがって、2014-15シーズンのインフルエンザワクチン株としては、A/カリフォルニア/7/2009(H1N1)pdm09、A/ニュウーヨーク/39/2012(H3N2)＝A香港型、B/マサッチュセッツ/2/2012が準備されています。

数年前に流行した、A/ソ連型(タミフル耐性)は、ほとんど消滅していているようで、成人ではタミフルも引き続き効果があるようです。