利久(Rikyu)の「エイジング・サポート実践研究会」ブログ

エイジングする人とまちをサポート
看取り援助から地域居住へ・・・情報&ネットワーク、エイジングの新たな価値創造へ

「エイジング・サポート・セミナー in 盛岡20150124 」開催報告

2015年01月25日 | 日記
「エイジング・サポート・セミナー in 盛岡20150124 」開催報告です。







【日時】2015年1月24日(土)13:30~17:00
【会場】岩手大学工学部復興祈念銀河ホール
【主催】 エイジング・サポート実践研究会
【共催】 一般社団法人もりおかナラティブ勉強会
【後援】
    盛岡市
   岩手県社会福祉協議会
   岩手県社会福祉士会
   岩手県介護支援専門員協会
   岩手県介護福祉士会
   岩手和敬会(山岸和敬荘・青山和敬荘・浅岸和敬荘)


【メイン・テーマ】
「エイジングを検証する
   ~いのちをつなぐ看取り援助からナラティブへ」




【プレセミナー 認知症ケア】

プレセミナーとして松嶋大医師から認知症の情報提供をいただきました。
私にとって今まで学ぶ機会のなかった「レビー小体型認知症」と「ピック病型認知症」のことをとても分かりやすく説明をしてくれました。

アルツハイマー型認知症の方と症状の違い、歩き方などから見極めるポイントは必見です。
さらに薬の処方の在り方、今までの不思議に感じながらやっていたことが結構違っているな、と思いました。

これはもっともっと多くの介護者、あるいは家族も知っておかなければならない情報です。



私は非薬物療法である学習療法について情報提供を行いました。



認知症ケアに対して「薬物療法」なのか「非薬物療法」なのかという二者択一では決してありません。
中核症状だけではなく、心理・行動・心理症状(BPSD)から適切に見極め、その人にあった方法を複合的に試してみる必要があるということです。

この内容がプレセミナーということ自体が勿体ないと感じた次第です。

次のセミナー企画案とします。






















【本テーマ】
「エイジングを検証する~いのちをつなぐ看取り援助からナラティブへ」

【基調講演(小川利久)】
「マネジメントの視点から~看取り援助から地域居住へ」
社会背景、特養の経営・ミッションから
総括;看取り援助から地域居住へ




【 リレー講演(小林悦子)】
「特養の看取り援助から学ぶ~家族と介護を支える看護」
特養看護師の葛藤から実践まで
食べること、生活を支えること、お別れ会





本セミナーは第6期介護報酬改定前に開催されました。
どの介護保険事業にも重度化、看取り援助が重要視されました。
その手段として口から安全に食べるために必要な口腔衛生、摂食嚥下機能評価の制度的要件の変更点やその実践のための情報提供機会となりました。

知識に留まらず実践していくためにいかに「覚悟」を決めるのか
組織編成、技術養成などを如何に行うべきなのか。

家族に対する「死の準備教育(家族看取り援助勉強会)」
職員に対する「死生観教育」
福祉と医療の連携
地域へのフィードバック手法
地域貢献の在り方などなど
などの実践に基づく情報提供を行いました。



【ちゃぶ台トーク】
これが噂のナラティブもりおか勉強会【ちゃぶ台トーク】
テーマは「医療と介護の連携~“生活支援” の視点から」

まずは松嶋大医師/北村充さん(特養介護部長)による
「病院と施設が紡ぐ物語」の対談です。
きちんとお茶も出ました。

ここでは、かつてお一人の特養入居者が病院へ入院した際に
特養の介護部長である北村さんと、その配置医師(協力病院)である松嶋医師が激論した時の回想話でした。

退院させて特養に帰りたいことを主張する北村さん
大切な患者さんを退院させて特養に帰すわけにはいかないと主張する松嶋医師
その議論は深夜まで続いたそうです。

みなさん、よく考えてみてください。

特養の介護職員(部長)が医師に直談判ができますか?
医師が特養の介護職員と真剣に議論に臨んでくれますか?

二人の思いは「その人のため」という同じものだったのです。

でも専門性の違いから方法論も異なってきます。
どちらが正しいか、ということより、このような議論ができたということ。
それが今の信頼関係を築いたきっかけであったということ。
そして今では入院者が激減した特養、
医療と福祉が連携した結果、特養の看取り援助が確立されました。

これが「病院と施設が紡ぐ物語」です。











さらにグループホーム「今が一番館」の横山久子施設長が看取り援助の情報提供をしてくれました。

いつも願うのだそうです。
「逝くときはみんながいる日中にしてね」
そして、不思議とそれに応えてくださる入居者さん。
これは人格者、生活者の横山さんらしい一面です。
人間のいのちはやはり人と人のご縁の中にあると感じました。

素晴らしい取り組みです。
素敵なお話をいただきありがとうございました。





【パネル・ディスカッション】
「医療と介護の連携~“生活支援”の視点から
(P1) 松嶋大/医師
(P2)北村充/特養介護部長
(P3)横山久子/今が一番館施設長
(P4)小林悦子/看護師
(コーディネーター)小川利久


岩手県、盛岡市エリアの医療体制はどうなっているのでしょうか。
在宅での看取り援助、特養などの介護施設、高齢者住宅などで看取り援助ができいやすい環境や体制が整いつつあるのか、そんなディスカッションから始めていきました。

病院が結構たくさんある盛岡市界隈、施設から入院することは意図も簡単にできてしまうようです。
ここが東京などとは異なるところでした。
しかし、それはずっと続くのでしょうか?
病院ベッドの稼働率は維持されても、医療収入が増えるとは限らないのが現状の制度のようです。
まだまだ不十分ではありますが、住民の意識やニーズも変わりつつあります。
その変化に対応できる医療と福祉の連携はいかにあるべきなのか。
地域の標準化にはまだ実践のための時間と評価が必要のようです。

しかし本セミナー共催者である「一般社団法人ナラティブもりおか勉強会」に参画するメンバーがそのミッション達成のために活動をしていこうとしています。

きっともっと変化に対応するために、手を取り合って動き始めるという期待が高まったディスカッションでした。

さあ、実践へ

その実践の事例検討段階へ

事例から学び、つなげていけば標準化されます。

【ミニ写真展の紹介】
写真「看取り援助と笑顔のある写真」
(看護師:三浦千秋さん提供)

本セミナー受付会場には趣味が写真撮影という看護師の三浦千秋さんのミニ写真展が開催されました。

「写真」
それもまちや人の文化・いのち、時代を記録として残し、語るつなぐために必要な情報です。

三浦千秋さん
ご協力に感謝申し上げます。

ありがとうございました。

残念ながら私が会場の写真撮影を忘れてしまいました。
参加者の方々からの写真提供をお待ちしています。



【懇親会】
旧沢内村の郷土料理を食べることができる『ももどり』で
地ビール「銀河高原ビール」をいただきながらの懇親会

とても楽しく情報交換ができました。

函館から参加してくださった佐々木悟医師もご一緒です。

なぜか、ずっと昔からの友達の集まりのような会でした。
これもFacebookを通じて普段から情報交換している仲間だからです。
そして今日のセミナーでさらに思いが高揚し、関係性が醸成されたものだと思います。





共催をいただいた一般社団法人ナラティブへもりおか勉強会の皆さま
参加していただいた全ての皆さまに感謝を申し上げます。
ありがとうございました。

超高齢社会を生き続ける営みをエイジングととらえたい
エイジングするまちと人のサポートのために

つなぎ、拡げてまいります。

「エイジング・サポート・セミナー in 盛岡20150124 」を終えて

エイジング・サポート実践研究会
代表/小川 利久

開設直前の特養サポート報告 「夢のある未来を描く」

2015年01月20日 | 日記
2015年1月20日は
千葉県内で開設直前の特別養護老人ホームにて職員研修をさせていただきました。

既存の社会福祉法人ではありますが、既存先輩施設からの異動職員と新たに採用した人材で作り上げる新組織。

そこに少しでも「夢のある未来を描く」というサブテーマをいただいた上での研修会でした。

まずは老人福祉法、介護保険法を根拠に、法人理念の下、未来へ手を取り合って歩み始めるためのベクトル合わせが重要です。

介護報酬改定は難しくなりますが、
特別養護老人ホームへの期待は高まっています。
重要なのはそれを自分たちのミッションと受け止める心構えです。


過去の歩みに学びながら、
一歩ずつ実践を積み重ね
たくさんの事例から学び
いのちをつなぐ

そして
開設直後に訪れるかもしれない混乱期を潜り抜け
3年後に訪れる診療報酬と介護報酬の同時改定を経て、
10年後の2025年、地域包括の扉を開きます。

ここで、地域居住のための、地域拠点づくりが特養で始まりました。

そのスタートに呼んでいただいたことに感謝をしながら、今日の開設直前の特養をサポートは

未来のエイジングする人とまちのサポートへつながっていきます。
















「第四回エイジング・サポート・セミナー20150307」参加申込み中!!

2015年01月18日 | 日記
「エイジング・サポート・セミナー」の第4弾は
「点滴はもういらない」出版記念セミナーです。
三人の著者によるリレー講演

是非、ご参加ください。


(セミナー・開催テーマ)
「点滴はもういらない」~最期を決める覚悟とタイミング

「点滴はもういらない」共同執筆者と発行社による出版記念セミナー
〇医療法人社団悠翔会理事長 医師 佐々木淳
〇エイジング・サポート実践研究会 代表 小川利久
〇株式会社シルバーウッド代表取締役 下河原忠道
〇発行社;ヒポ・サイエンス出版 小平慎一

(主催)エイジング・サポート実践研究会
(共催)医療法人社団祐翔会
   (株)シルバーウッド
   (株)ヒポ・サイエンス出版
(後援)NPO法人エイジング社会研究センター
    NPO法人日本医療交流協会
    高齢者住宅新聞社
    月刊シニアビジネスマーケット
   (株)エイデル研究所
   (株)メトス
   (株)ウチダシステムズ
    エイジング生活環境研究会

〔開会の辞〕
〔リレー講演1〕
(講師) 医療法人社団悠翔会理事長 医師 佐々木淳
(講演テーマ1)
  「看取りと在宅医療」
   ~尊厳ある死のための勇気と覚悟

〔リレー講演2〕
(講師)エイジング・サポート実践研究会
     代表 小川利久
(講演テーマ2)
   「施設を『終の棲家』にするということ」
    ~いのちを生ききり、次代へ引き継ぐ

〔リレー講演3〕
 (講師)株式会社シルバーウッド
     代表取締役  下河原忠道
(講演テーマ3)
   「高齢者住宅で生ききる」
 ~老衰という、苦しくもなく、尊厳ある死のために~

(パネルディスカッション+会場とのディスカッション)(テーマ)「最期を決める覚悟とタイミングとこれから」
(パネリスト①)佐々木淳
(パネリスト②)小川利久
(パネリスト③)下河原忠道
(コーディネーター④)ヒポ・サイエンス出版 小平慎一

〔余興タイム〕銀木犀ご入居者によるスチール太鼓演奏〔閉会の辞〕

(定員)200名
(セミナー参加費)3,000円/人

〔名刺交換会&懇親会〕18:00~19:00
セミナー同会場
会費2,000円/一人

場所
Learning Square 6階ABC
東京都港区新橋4-21-3
新橋東急ビル6F









参加申込みは


メールにてお願いします。

エイジング・サポート実践研究会 セミナー事務局

ageingaspa@ageing-support.com


またFacebookページ「エイジング・サポート・サポートセミナー」からでも確認できます。



案内チラシ作成にあたり

「点滴はもういらない」出版記念セミナー
その覚悟を決めるタイミングはどんな時でしょうか。

案内チラシを作成する際に
絵本「葉っぱのフレディーいのちの旅ー」(レオ・バスカーリア作)
を思い出しました。

わたしたちはどこから来て、どこへ行くのだろう。
生きることはどういうことだろう。
死とは何だろう

人は生きている限りこう問い続けます。

「葉っぱのフレディーいのちの旅ー」は
春に生まれた葉っぱが、
夏に人々に憩いを与え、
秋に目を楽しませ、
冬に散るまでの
短い生命を通して”いのちの尊さ”を描きました。

また、その散った葉っぱの栄養分が、また新しい葉っぱを生み、
いのちは永遠に続いていきます。

本セミナーの開催を案内をするにあたり
「いのちの循環」から「地球環境」までを描いている「いのちの物語」を
モチーフにしてみました。

葉っぱのフレディのように、自分が最後に散ろうとしているとき、
いのちをつなごうとしているときのように
その覚悟とタイミングをみなさんと考え、語り合いたいと思います。

超高齢社会を生き続ける人やまち

「エイジング・サポート」のために・・・

ご参加申込みをお待ちしています。

【主催者】
エイジング・サポート実践研究会 
代表/小川 利久

〔参考〕
また聖路加国際病院理事長・日野原重明さんの企画・原案によりミュージカルなどもあります。

ミュージカル「葉っぱのフレディ」公式サイト







月刊エルダリープレス(2015年2月号)記事のご案内

2015年01月16日 | 日記

高齢者住宅新聞社発行の
月刊「エルダリープレス-シニアライフ版」(2015年2月号)

エンゼルケアを考える〔座談会〕のコーディネーターを務めさせていただきました。

非常に難しいテーマを語ってくれたのは以下の若いお二人です。

医療法人社団悠翔会 佐々木淳理事長(在宅医師)
おくりびとアカデミー 木村光希代表取締役CEO

在宅で生ききるステージを支える佐々木医師
死後のご遺体をケアする木村さんは納棺士です。


亡くなった後のご遺体にはまだ魂が宿っているように感じます。
そのケアがうまくいかないと、さらにグリーフケアがうまくいきません。

非常に大切なプロセスですが、今までほとんど情報提供がされてこなかったテーマです。

是非、ご一読ください。








月刊「エルダリープレス-シニアライフ版」
ご購読のお問い合わせ


高齢者住宅新聞社

TEL 03-35436852






「エイジング・サポート・セミナー in 盛岡20150124」講演内容の紹介

2015年01月11日 | 日記
「エイジング・サポート・セミナー in 盛岡20150124」講演内容の紹介


「平成27年度介護報酬改定(案)」
特別養護老人ホームの看取り介護加算の見直しについて(案)
は以下の通りです。

介護報酬引き下げの中における、数少ない引き上げ項目ですから重要ポイントです。


新たな要件は以下の通りです。

1.入所者の日々の変化を記録により、多職種で共有することによって連携を図り、看取り時期早期からの入所者およびその家族等の意向を尊重しながら、看取り介護を実施すること。


2.当該記録等により、入所者およびその家族等への説明を適宜行うことを追加し、死亡日以前4日以上30日以下における手厚い看取り介護の実施に対して単位数を引き上げる。


キーワードを拾ってみましょう。

「日々の変化を記録」

「多職種連携」

「看取り期早期」

「入所者&家族の意向尊重」

「記録に基づく適宜説明」


目新しい表現ではありません。
しかしこれが看取り介護加算引上げの要件となるとしたら、介護サービスの実践、そのマネジメントを大きく変えていかなければならないことに気が付きます。


多職種連携によって看取り期の根拠を見極めた上で
本人や家族への説明が基本的要件となります。
当たり前過ぎる要件ですが、この当たり前がいかに難しいか。


昨日できたことが、今日はできなくなる

それはなぜ起きたのか?

ケアが悪いのか?

誰が悪いのか?

食べることができなくなる

それは病気なのか?

病院へ行ったら治るのか?

老いの果てなのか?

何をするべきなのか?


「なぜ? なぜ? なぜ?」


本人、家族らの葛藤はエリザベス・キュブラー・ロスが「死の受容五段階」で示すように
「否認」→「怒り→「取引」→「抑うつ」を経て、「受容」段階へと向かいます。
私たちはプロとして、この全プロセスに適正な根拠を持って対応していかなければなりません。

すなわち「いのちをつなぐ看取り援助」はこの準備から始まり、その実践を経て、さらに物語化することによって新たな価値を生み出すのです。


私はここに介護報酬改定のポイントがあると思っています。

この実践こそがエイジング・サポートの基本です。

このような実践事例から新たな情報提供を
「エイジング・サポート・セミナー in 盛岡20150124」で行います。


皆さまの、ご参加をお待ち申し上げます。

〔主催者〕エイジング・サポート実践研究会
     代表/小川 利久






綜合ユニコム「フューネラルビジネスセミナー」のご案内/2015年3月3日

2015年01月11日 | 日記
2015年3月3日13:00~17:00
綜合ユニコム「フューネラルビジネスセミナー」

「いまから始める介護事業者とのアライアンス講座」
【施設・住宅事業者編】

にて情報提供をさせていただきます。


光栄にも(株)シルバーウッドの下河原忠道さんも登壇されます。



第Ⅰ講座
特養における「看取り支援」の実際と葬儀社連携の実際
講師;エイジング・サポート実践研究会 代表/小川利久


サービス付き高齢者向け住宅における「看取り支援」の実際と葬儀社連携の実際
講師;(株)シルバーウッド代表取締役社長 下河原忠道さん










超高齢社会を生き延びるために、求める情報が変わりました。

これもエイジング・サポートの重要ポイントです。


是非、ご参加ください。



「エイジング・サポート・セミナー in 盛岡20150124」の講演内容の案内

2015年01月10日 | 日記

「エイジング・サポート・セミナー in 盛岡20150124」の講演内容のご案内です。


主テーマは「いのちをつなぐ看取り援助」です。
それを特養の実践からご紹介してまいります。


その過程でよく聞かれるのが「どこからが看取り援助のスタートですか」という質問です。
制度的な根拠は3点ほどありますが、
「医師が一般に認められる医学的見地に基づき回復の見込みがないと診断する」ことから始まっていきます。
すなわち、もう病院で治療、回復を求めないという判断からスタートしていきます。

さらに特養の入居者の場合、多くは口から食べることができなくなるところが起点となっています。
口から食べることができなくなったこと自体を病院で治療・回復を望むことが難しいからです。

口から食べることができなくなってきたから、死を迎える時期なのだ。

死を迎える時期が近づいたから、口から食べることが難しくなったのだ。


それは、いのちを支える重要な判断だからこそ慎重に行っていきます。

そこで導入しているのが「摂食嚥下機能評価」です。
すでに介護報酬の加算項目の一つです。

そして4月からの第6期介護報酬改定において、「口から食べる楽しみの支援の充実」、すなわち経口維持等の加算項目が評価される予定です。
現行の経口維持加算で評価されている栄養管理に加え、食事観察(ミールラウンド)やカンファレンス等において咀嚼能力等の口腔機能を踏まえた経口維持管理のサービス提供が評価されます。

介護報酬は全てが下がる訳ではありません。
必要なところ、頑張って成果を上げたところへ費用を回すための改定でもあるのです。

私はこのような出来高的報酬あるいはプレミア報酬的なものが増えていくことに期待をしています。
さらに私は150人を超える看取り援助実践から、実はこのプロセスが看取り援助には必要不可欠だということに気が付きました。

そしてこれらを実践する能力をもたないと、
これからのエイジング・サポートや介護経営は難しくなるとみています。

このような情報提供もさせていただくセミナーです。

是非、ご参加いただき、ともに情報交換しませんか。
心から、お待ち申し上げます。



掲載写真は内視鏡による摂食嚥下機能評価の研修風景です。






「エイジング・サポート・セミナー in 盛岡20150124」開催のポイント

2015年01月07日 | 日記
今回の「エイジング・サポート・セミナー in 盛岡20150124」は
第6期介護報酬改定直前の開催となります。

実は、このタイミングに開催されることが重要であることが分かってきました。
今、分かる改定内容は「最終見通し」段階です。
詳細の介護報酬単価は1月末日に発表されるようです。

その時点から2015年度の事業計画を立案し、3月末まで予算を組み、理事会や評議員会で審議可決して、
4月1日から始まる第6期介護報酬の下で事業をスタートしていかなければなりません。
しかしこの段階で事業構想を練っていかなければならないということは言うまでもありません。

「エイジング・サポート・セミナー in 盛岡20150124」では
介護報酬改定の最終見通しから、2015年度の事業計画立案に必要な情報提供を行います。

本セミナー基本テーマは以下から始まり

「エイジングを検証する
   ~いのちをつなぐ看取り援助からナラティブへ」


医療と介護の連携、地域医療のあり方まで広げてまいります。
まさにこのテーマに基づく実践が必要な時代なのです。

ポイントをあげてみましょう。

〇重度者対応
〇介護現場における医療行為の組立
〇医療との連携(特に在宅医療)
〇認知症対応
〇機能訓練対応
〇付加価値サービスへのチャレンジ
〇介護保険、介護報酬からの脱却

その実現のために必要な
◇事業規模の拡大、多角化
◇プロフェッショナルな人材の養成(職員教育)
◇良質なサービスの構築

すなわち
◆プロ経営へのアプローチ
が重点課題です。

さらに3年後の2018年の第7期改定は診療報酬と介護報酬の同時改定となります。
今、適正な対応を始めなければ地域福祉を支えるどころから、事業者自ら疲弊していくことも否めません。
本セミナーは特養の看取り援助の事例実践を通して、次期介護報酬改定の道へのあり方を紐解いていきます。
さらに共催者の一般社団法人もりおかナラティブ勉強会の皆さまと討論させていただきながら、岩手県、盛岡市エリアにおける地域居住、地域包括のあり方も提言できたら幸いに存じます。

超高齢社会を生き続ける人、まちづくり
エイジング・サポートのために

是非、ご参加を賜りますようご案内申し上げます。
他エリアの方々の参加も歓迎いたします。


〈セミナー主催者〉
エイジング・サポート実践研究会
代表 小川 利久



参加申し込みは
以下のメールからでもできます。

ageingspa@ageing-support.com

あるいは添付のセミナー案内チラシをご確認ください。