ヌマジぶろぐ

【広島県広島市】沼田自動車学校の公式ブログです

ヌマジ一緒に学ぼうの会~盲導犬との関わり方について ~最終回~

2021-11-22 | 盲導犬
こんにちは
「ヌマジ一緒に学ぼうの会」盲導犬担当の投稿です。
今回は、盲導犬との関わり方についてのブログの最終回になります。

最終回は、今までセミナーを受講したり、日本盲導犬協会の方に直接お話を伺ってきた中で、
感じたことや、今後の決意について投稿していこうと思います。

まず、『盲導犬』についてのブログを投稿するにあたって調べていく際、盲導犬についての知識が全くなく、何から調べたらいいかもわからない状態でした。
そんな中でも盲導犬について調べていくと、恥ずかしながら今まで自分が盲導犬について何も知らなかったことや、知ろうともしていなかったことに気づきました。
調べていくうちにいろいろな協会や団体があることを知り、各団体のHPやYouTubeなどもあり、
盲導犬についてもっと知りたい、今までの私たちのような何も知らない人にももっと知ってほしいと思うようになりました。

そんな中で、セミナーなども行っていることを知り、「百聞は一見に如かず」と、
セミナーに参加させていただくことにしました。
セミナーを受けるまでは正直、視覚障害者や盲導犬と聞くと
「かわいそう」「大変そう」などマイナスなイメージを持ってしまっていました。
しかし、セミナーの中で実際に盲導犬を利用されている方の生の声を聞くことができて、
イメージしていたものとは全く違い、プラスなイメージに変わりました。
障害者の方も、日々の生活、人生を楽しんでいて障害のない人と、
何も変わらない毎日を過ごされていました。
中には暗い気持ちで暮らしていた方もいらっしゃるようでしたが、盲導犬と出会って、外に出かけるようになり、楽しい毎日を送れるようになったという方もいらっしゃいました。

また、日本盲導犬協会の方と個別にお話を伺う機会を設けていただき、
これまで投稿してきたようなたくさんのことを学ばせていただきました。
そして、お話を聞いた中で私が一番印象に残ったのは、障害者が過ごしやすい社会にするのは「優しさ」ではなく、「当たり前のこと」だということです。
障害も一人一人の個性です。
全ての人が不自由なく過ごしやすい社会になっていないのは社会の不備であり、
それをなくしていくのは優しさではなく、一人一人が意識して、行動しなければいけない、当たり前のことなのです。

このブログを投稿するにあたり、たくさんのことを学んできました。
はじめは、自動車学校として安全な交通社会を実現するために盲導犬にも目を向けてみようと始めたブログ投稿でした。
合わせて、運転などをしない人にも知ってほしいと感じたこともたくさんありました。
もちろん交通安全とは深く関わっていて、自動車の運転について教える教習所の立場として知っておかなければいけないと感じたことはたくさんありました。
例えば、盲導犬は案内役ではなく「曲がり角を教える」「段差を教える」「障害物を教える」という役割を担っています。
信号機の判断も盲導犬にはできないため、ユーザー自身が渡れるか渡れないかを判断してわたっているということも今回初めて知りました。
交通社会にかかわるすべての人が盲導犬ユーザーが横断歩道を渡ろうとしている場面で、このことを知っているか、知らないかでは、ユーザーと盲導犬が安全に渡り切れる可能性や、ユーザーの気持ちも大きく変わってくると思います。
このように交通安全と盲導犬との関わり方については、
地域の交通安全センターとして、私たちが必ず知っておいて、関わる全ての人にも伝えていかなければいけないことだと思いました。

これからも私たち沼田自動車学校は、日々の教習の中で、技術面だけでなく、
マナーや思いやりといった気持ちの部分もしっかりと伝えていき、
「全ての人が気持ちよく過ごせる社会」にするため、なるべくたくさんの人へ今回学ばせていただいたことを発信して、「安全な交通社会を作る」ことに全力を尽くして参ります。

このブログを読んでくださった皆様の、「盲導犬との関わり方について」の考え方に、少しでもお役に立てれば幸いです。
またその第一歩が「知ること」だと思うので、少しでも共感してくださった方は、ぜひご家族やお友達にもお話ししていただけたらと思います。

また、このブログを投稿するにあたってご協力いただきました「日本盲導犬協会」の
ホームページやYouTubeもぜひご覧ください。
ホームページ   YouTube

最後に、ブログを作成していくにあたりご協力頂きました全ての皆様に感謝致します。また、これまで『盲導犬との関わり方について』のブログ読んで頂いた皆様、最後までご覧頂きまして誠にありがとうございました。


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