ヌマジぶろぐ

【広島県広島市】沼田自動車学校の公式ブログです

ヌマジ一緒に学ぼうの会~盲導犬との関わり方について 第5回~

2021-10-06 | 盲導犬
こんにちは
「ヌマジ一緒に学ぼうの会」盲導犬担当からの投稿です。

前回、盲導犬貸与までの流をご紹介しましたが、
その中で盲導犬を10歳で引退するということをお伝えしました。
今回は盲導犬としての役割を全うして引退した犬たちがどのように過ごすのかということをご紹介します。

引退した盲導犬が過ごす場所はいくつかあります。

まず、「パピーウォーカーの元に戻る」犬もいます。
パピーウォーカーとは、盲導犬候補の生後約2カ月から1歳までの子犬の期間に過ごす、家庭での育成ボランティアのことです。
日本盲導犬協会では、ユーザー、パピーウォーカーに盲導犬貸与の際に連絡を取りたいかの確認を行っていて、もし連絡を希望されれば、日本盲導犬協会は橋渡しのみ行い、その後の付き合い方は双方にお任せする形をとっているようです。
そのため引退後にパピーウォーカーの元へ戻って引退後の人生を過ごす犬もいます。

他には「引退犬飼育ボランティア」と過ごす犬もいます。
パピーウォーカーとは違い引退後に、新たな環境、新たな家族とともに暮らす過ごし方もあります。
しかし、この引退犬飼育ボランティアになるためには、室内飼育ができることや、留守にする時間が少ない人などの条件があります。盲導犬は、パートナーである盲導犬ユーザーとともに室内で過ごしていたので室内の生活に慣れています。そのため、突然外で生活することになるとストレスを抱えて問題などを起こしてしまう可能性もあります。
またラブラドルレトリーバーやゴールデンレトリーバーは、人の側にいることが好きで、人のそばにいることで安心します。そのため単身でお住いの方や半日以上家に誰もいない状態のご家庭は安心して過ごせる環境ではないためお断りしているようです。

そして最後に「引退犬棟」で過ごす犬です。
引退犬棟は、しっかりケアしながら穏やかに過ごせるように、サポートしている盲導犬を引退した犬たちのための部屋がある施設です。
引退後すぐに里親が見つかる犬ばかりではないので、そのような犬たちも路頭に迷うことなく安心して、いい環境で暮らせるようにこのような施設があります。

今回紹介したように、引退後の盲導犬の暮らし方はいくつかあります。
子犬の時に一緒に過ごした家族とまた一緒に暮らせる、「パピーウォーカーの元へ戻る」という選択はユーザーの方に愛されて常に一緒にすごした盲導犬にとって、安心できるようなとても暖かくてほっこりする過ごし方だなと思いました。
また、引退犬飼育ボランティアの場合も条件をしっかりともうけて、犬たちがストレスを感じることがないような条件になっているので、新しい環境でも安心して過ごせるのではないでしょうか。
引退犬棟での暮らしも犬たちがのびのび過ごせるような施設になっているようなので、最後まで施設の人に愛されながら過ごせると思いました。

約8年間という長い間盲導犬ユーザーを癒し、パートナーとして盲導犬の役割を全うした全ての犬たちが、引退後の第二の人生をより穏やかに、安心して幸せに暮らせるように祈っています!!

下のリンクから日本盲導犬協会のホームページやYouTubeをご覧いただけるので、
詳しく知りたい方はぜひご覧ください。
ホームページ   YouTube

  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ヌマジ一緒に学ぼうの会~盲導犬との関わり方について 第4回~

2021-09-04 | 盲導犬
こんにちは
「ヌマジ一緒に学ぼうの会」盲導犬担当からの投稿です。

ここまで盲導犬との関わり方について投稿させて頂いておりますが、今回は盲導犬貸与条件と盲導犬の利用を希望してから貸与されるまでの流れをご紹介いたします。

まず盲導犬の貸与条件は以下の通りです。
①目が見えない、見えにくいことで歩行が困難と感じている方
②「盲導犬と積極的に外出したい」という社会参加意欲がある方
③約4週間の共同訓練(盲導犬と歩く訓練)を受けられる方
④責任を持って盲導犬の適切な飼育と管理ができる方
※身体障害者手帳は、必ずしも必要ではありません。
 また、年齢の制限もありません。 
(こちらは日本盲導犬協会のみの条件で、 団体によっては障害者手帳の等級の規定なども設けられています。)

このように条件はありますが、団体によっては、手帳発行の対象でない病気(眼球使用困難症など)や外国籍のために身体障害者手帳の取得対象にならない方も、お申込みいただける場合があります。
盲導犬貸与の対象になるかどうかはまず、全国11か所の盲導犬訓練施設のいずれかへ問い合わせるか、お住いの自治体(都道府県庁・政令指定都市の場合は市役所)の障害福祉窓口にご相談ください。
盲導犬は無償で貸与されますが、盲導犬を利用するからにはユーザーとしてきちんと指導を受け、責任を持つことが必要となります。

ここからは盲導犬を希望してから貸与されるまでの流れをご紹介します。
1.申請
まずは体験会や一泊二日の宿泊型説明会に参加していただいて、申請をします。
2.面接
申請後は職員による自宅での面接を行い、共同訓練を受けていただくための準備を進めていきます。ここでユーザーに合う盲導犬をマッチングしたりもします。
3.共同訓練
共同訓練で、歩行の安全性や適切な飼育方法技術が一定の基準以上に認められた場合に、盲導犬ユーザーとして認定されます。
4.盲導犬使用者証の発行
認定されると盲導犬使用者証が発行され、認定後は引退するまで定期的にフォローアップをして盲導犬としてのいい状態を維持していきます。

お申込みから実際に貸与されるまで、通常だと1~2年程度かかることもあるそうですが、現在は新型コロナウイルスの影響により待機時間がさらに長くなってしまっているのが現状のようです。

盲導犬協会は、国内に11団体あります。各盲導犬協会で盲導犬との生活までのアプローチや方針が異なりますので、利用者は自分に合った盲導犬協会を選ぶことができます。
また、盲導犬となる犬は概ね2歳前後で貸与され、10歳で盲導犬を引退して返却されます。
そのため約8年でパートナーとして働いてくれた盲導犬とはお別れをして、盲導犬ユーザーはまた新しい盲導犬との出会いになります。

このように大変長い過程を経て盲導犬を貸与され、ともに暮らし、パートナーとして過ごすので、盲導犬や盲導犬ユーザーとの間にはとても強い絆が生まれるのだろうと感じました。長い人は8年間も共に過ごしているのですから、なおさら強い絆があると思います。
だからこそ盲導犬の同伴を受け入れる義務があることを知らない人からの入店拒否や犬だからという偏見、心無い言葉は、私たちが思っている以上に盲導犬ユーザーにとって辛く、重たい言葉に感じるのではないでしょうか。

「全ての人が気持ちよく過ごせる社会」にするために、一人一人が自分で何ができるかを考えて行動できるような素敵な社会になればいいなと思います。
その第一歩が、知ることだと思うので、少しでも共感してくださった方は、ぜひご家族やお友達にもお話しして頂けたらと思います。

下のリンクから日本盲導犬協会のホームページやYouTubeをご覧いただけるので
詳しく知りたい方はぜひご覧ください。
ホームページ   YouTube

  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ヌマジ一緒に学ぼうの会~盲導犬との関わり方について 第3回~

2021-07-29 | 盲導犬
こんにちは
「ヌマジ一緒に学ぼうの会」盲導犬担当からの投稿です。

前回に引き続き、日本盲導犬協会 神奈川県訓練センターの方に伺ったお話の中からの投稿です。
以前の投稿で、「身体障害者補助犬法」において、公共の施設や交通機関はもちろん、デパートやスーパー、ホテル、レストランなど不特定多数の人が利用する施設は、民間施設も含めて、身体障害のある人が身体障害者補助犬を同伴するのを受け入れる義務があることをご紹介しました。施設側にも受け入れる義務があるように盲導犬ユーザーにも盲導犬の健康管理や、衛生管理について責任を負わなければいけないという義務があります。

皆さんは盲導犬の健康管理や衛生管理についてどのように管理されているかご存知でしょうか?
ペットを飼っている方もシャンプーやブラッシングをすることはあると思います。
しかし盲導犬はペットではなく、身体障害者補助犬として次のような管理を行っています。
  • えさは決まったものだけを与え、人間の食べ物は与えない
  • 排せつはその犬の排せつ頻度に合わせて1日に数回、出かける前、施設に入る前などに指示によって行う
  • ブラッシング1日ないし数日に1回で、歯磨きや耳掃除、爪切りも必要に応じて行う
  • シャンプーはおよそ月1回(犬の皮膚は人とは違うため、頻繁にシャンプーをすると状態が悪くなってしまう)
  • 各種予防接種         
など・・・

盲導犬を含め身体障害者補助犬は、このように日頃から衛生管理もされており、また盲導犬に必要な訓練をされているため、お店の中で歩き回ったり、場所を選ばず排せつをすることもありません。レストランなどでは基本的にはユーザーの足元で大人しく待機しています。

ユーザーの方からお話を伺う中で、実際に入店を拒否された方がいらっしゃることに驚きました。お店側としては盲導犬の同伴を受け入れる義務があることを知っていても、そのことをそこで働くすべての従業員の方が理解していないということで入店を拒否するという事例もあるようです。そのため、社長や店長、アルバイトなど雇用形態や役職も関係なく、すべての従業員が同じように対応ができるようにすることがとても大切だと感じました。
沼田自動車学校でもそのような機会があった際、快く受け入れ、ユーザーの方に気持ちよく過ごしていただけるよう対応いたします!

このブログを読んでくださった方に盲導犬のことを知っていいただき、犬だからという偏見がなくなって、入店拒否や差別がなくなることを願っています。

詳しくは下のリンクから日本盲導犬協会のHPまたは公式YouTubeチャンネルをご覧いただけるので詳しく知りたい方はぜひご覧ください。

  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ヌマジ一緒に学ぼうの会~盲導犬との関わり方について 第2回~

2021-07-02 | 盲導犬

こんにちは
「ヌマジ一緒に学ぼうの会」盲導犬担当者からの投稿です。

先日、日本盲導犬協会 神奈川訓練センターの方にオンラインでお話を伺う機会をいただきました。
実際にお話を聞くと、やはりこれまでネットで調べてきただけでは知ることができなかったことなども、たくさん知ることができました。
また、私たちのような知識のない人に対しても、とても分かりやすくご説明頂き、新たな発見がたくさんありました。そして何よりお話を伺って、より多くの方に知っていただくために発信していくべきだと意を強くしました。

そこで今回は伺ったお話の一部をご紹介します。

まず初めに、視覚障害のある方で全く何も見えない全盲の方は全体の約1~2割だということを教えていただきました。
視覚障害者と聞くとなんとなく、何も見えないのかなと思っていました。しかし実はそうではなく、視野が極端に狭い方やまぶしさを強く感じすぎてしまう方、全体が暗くゆがんで見える方など、いろいろな視覚の障害があるそうで、視覚障害のある方のうちの多くは視力がゼロなわけではないそうです。
盲導犬以前に視覚障害者の方についても知らないことがたくさんあるのだと感じました。

それを知ったうえで盲導犬についてのお話を伺いました。
まず盲導犬の役割は「曲がり角を教える」「段差を教える」「障害物を教える」ことです。
そのため勘違いされている方がいるかもしれませんが、盲導犬が道を案内するわけではありません。
ユーザーの方が頭の中に描いた道をスムーズに進むための手助けをするのが盲導犬の役割になります。
また、盲導犬は、信号機の判断をすることができないということを皆さんはご存知でしょうか?
盲導犬は、信号機の色の判断ができないのでユーザーの方が信号機の音や、車の音、人の足音で渡ることができる状況なのかを判断しています。
ただその判断も完全ではありません。視覚に障害がない私たちでも事故にあうのですから、周囲の歩行者やドライバーの方の協力や理解が、より一層必要です。

このことから、私たち車の運転を教える者や車を運転する人が
「盲導犬は案内犬ではない」ということや「行動はユーザーが判断して行っている」ということを理解することで安全な交通社会を作るための第一歩になると思いました。
盲導犬を連れている人を見掛けたら、周囲の歩行者の方は「信号は青(赤)ですよ。」や、「今渡れますよ」、「お困りですか?」と声をかけてください。一方、車を運転するドライバーの方は、横断歩道では必ず止まって横断するまで待ち、それ以外の場所では前後の車両の状況を見て判断をして安全を確保するようお願いします。
このように、歩行者や車を運転するドライバーは、「盲導犬について」や「盲導犬を連れているユーザー」のことを知って、どのような手助けが必要なのか、何をしなければいけないのかを知っておくことが大切だと思いました。
私たち沼田自動車学校は日々の教習の中で技術面だけでなく、こうしたマナーや思いやりといった気持ちの部分もしっかりと伝えていき、安全な交通社会を作るために尽力します!!

次回も引き続き学んだお話を元に投稿をしていきます。

  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ヌマジ一緒に学ぼうの会~盲導犬との関わり方について~

2021-06-08 | 盲導犬
こんにちは
「ヌマジ一緒に学ぼうの会」盲導犬担当の投稿です。


みなさんは街で盲導犬を見掛けたことがありますか?
私は街で見掛けたことがなく、恥ずかしながらこれまで盲導犬に目を向けたことがありませんでした。
そこで盲導犬について少しネットで調べてみました。


盲導犬は身体障害者補助犬の一種で、
目の見えない方や見えにくい方が行きたい場所へ行けるように、障害物を避けたり、段差を教えたりして、安全に歩けるようにサポートする役割を担っています。
道路交通法や身体障害者補助犬法という法律に定められていて、しっかり訓練されているので盲導犬と公共交通機関を利用したりお店に一緒に入ることもできます。

みなさんはこのようなマークがお店の入り口に貼ってあるのを見たことはありますか?
     

これは「補助犬を同伴できる店舗を示すためのマーク」でも「補助犬の同伴を啓発するためのマーク」でもありません。身体障害者補助犬法の啓発のためのマークです。
「身体障害者補助犬法」において、公共の施設や交通機関はもちろん、デパートやスーパー、ホテル、レストランなど不特定多数の人が利用する施設は、民間施設も含めて、身体障害のある人が身体障害者補助犬を同伴するのを受け入れる義務があります。補助犬は社会のマナーもきちんと訓練されていて、衛生面でもきちんと管理されているのでマークがないお店へも補助犬の同伴は可能です。

また、道路交通法第14条では
『目が見えない者(目が見えない者に準ずる者を含む。以下同じ)は、道路を通行するときは、政令で定めるつえを携え、又は政令で定める盲導犬を連れていなければならない。』とあります。

このように目が見えない方は白杖を持つか盲導犬を連れて歩くことが定められています。
確かに街で白杖を持って歩いている方をたまに見かけることがあります。でも盲導犬を連れて歩いている方を私は見かけたことがありませんでした。それは私が会うことがなかっただけなのか、気づくことができていなかっただけなのか、そもそも盲導犬を利用している方が少ないのか、もし少ないのであればなぜ少ないのか、など知りたいことが増えてきました。
また、いざ盲導犬を連れて歩いている方を見掛けたときに自分にできることがあるのか、どう接したらいいのかなども知っていけたらと思ったので、今後は盲導犬についての見学会などにも参加してこのような疑問やわからないことを解決して、少しでも皆さんに関心を持っていただけたらと考えています。

今後の投稿もお時間がある時にぜひ読んでいただいて私たちと一緒に学びましょう!

  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする