こんにちは!ボクは「セイタカアワダチソウ」です。
背が高くて泡立っているように見えるから、こんな名前で呼ばれているのかなぁ?
ボクは北アメリカ出身で、日本には明治時代に観賞植物としてやってきました。
この季節、あちこちでボクを見かけると思います。
ただ今、沼自の職員駐車場上にも群生中・・・♪
蜂がたくさん止まっています(^_^;)
ボクは外来種だから繁殖力が強いんです!
(そのワケは「オオキンケイギク」をご紹介した日のブログ記事をご覧ください)
さらにボクは繁殖するための秘密兵器を持っていマス。
その秘密兵器とは、、、
根から分泌するアレロパシー☆
この物質で周囲の植物の成長を抑制させることができるのです。
これでボクの天下も同然!!
どうです? スゴいでしょう?( ̄ー ̄メ)ニヤリッ
ボクはご覧の通り「虫媒花」なのですが、かつてはブタクサと間違えられて、
花粉症の原因と誤解されていました。
ボクの花粉は重いから、風で遠くに飛ばされるなんてことは殆どないのに
あんまりです(T_T)
一方、こちらはボクのライバル「すすき」くん。
彼はボクの繁殖を阻止しようと?!立ちはだかっています。
ボクが優勢なエリア、ススキくんが優勢なエリア、混在しているエリアなど、
ボクとススキくんの勢力争いは拮抗しています。
一時はススキくんよりも優勢だったのですが、ボクって、周りが自分だらけに
なってしまうと、自分の出した毒(アレロパシー)で自分自身が育たなくなって
しまうんです・・・苦笑
なので、今後はススキくんが優勢になってくるのかも知れません。
それにボクって日本の生態系を破壊する悪者として、あまり好かれていないよう
ですね・・・。
もちろん日本古来から生息しているススキくんを応援したい気持ちはわかります。
だけど頑丈な地下茎で傾斜地の土砂流失の防止や土壌保全といった重要な役割を
果たしていたりもするので、あんまりボクを嫌わないでね。
セイタカアワダチソウより。
こちらは教習車専用駐車場で遠慮がちに種子を実らせるススキ。
最近、ススキをあまり見かけなくなったと思ったら、その場所にはセイタカアワダチソウ
が群生していたりします。
それにしても外来種の繁殖力って凄まじいなぁ。。。