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Guitars On Broadway

洋楽とエレクトリックギターの旅路

audio-technica AT-SP60

2012-02-10 20:14:59 | AUDIO

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詳細は不明だが20年以上前のaudio-technica AT-SP60 というアルミダイキャストキャビネットの3ウェイスピーカー。DVD観賞用に小型スピーカーを探していたら偶然発見した。大きさがBOSE101くらいで1台2kgある重量級の密閉型。キャビネットの裏蓋もウレタンシールも施してあり中々の作り。スピーカーユニット自体は普通の3ウェイで吸音材として白い綿が折りたたんでラフに仕込まれている。

ハードな外装は80年代後半のデザインが感じられ鉄製ユニットのしっかりした風合いだ。吸音材を取り払い音をチェックしてみるとローはブーストされるがミッドが若干うるさく安い雰囲気になるので全面にスポンジを貼りオリジナルの綿も小さくカットして入れてみた。何ともハイファイなモニターに早変わり。最近フルレンジばかり聴いていたので流石の3ウェイ。ミッドが落ち着きタイトで繊細。密閉だとこのくらいミュートすると逆に解像度が上がり、最近の音圧を上げたロックも程よく疲れない。

ケーブルは最近定番の2mmVVFケーブル。最近は小型PC用スピーカーしか作っていないオーディオテクニカもこんないいスピーカーを作っていたのですね。


BOSE Wave music systemとNHK-FM

2011-08-30 17:11:56 | AUDIO

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ボーズのウェーブミュージックシステムというCDラジカセ。リビングで本を読んだりネットを見たりしているときに何となく音楽を聴くのに最適なのがこれ。本格的にモニタースピーカーと格闘したりするのとは別にBGM的に使うのだが音には拘りたいもの。つい最近、美味しいコーヒーを出してくれる自家焙煎店で心地いい音のクラシックが流れていてふと見るとこのボーズだった。

ジャズもしっかり再生するマニア向けのラジカセ(カセットは無)。最近はデータファイルの再生ばかりになってしまっているがしっかりCDを再生するとやはり音はいい。正面に限らず部屋のどこに立ってもフラットな再生音はさすがボーズ。どんなスタイルのインテリアにもマッチするデザインがこれまたお洒落でいい。

音楽をデータ再生するアイテムはコンパクトで数千曲以上ストック出来て使い勝手もこれに勝るものなしと思ってもCDプレーヤーというのがおもしろい。自分のフェイバリットCD数枚をチョイスして自分の時間にかける。そう思うと何千曲も必要ないことに気付きます。もうひとつ気付くのがラジオ。最近は音楽もyoutubeで聴いたりしてしまうがやっぱりNHKのFMがいい。結構マニアックな音楽もあるがどうせなら中途半端にJ-POPなんかかけずに徹底すればいいのに。スポンサーも無いからやりたい放題だと思いますが。ワールドミュージックから埋もれたロック、ジャズの名盤なんかを昔は掘り下げていましたがやってほしいですね。昔のように「エアーチェック」まではしませんけど。

最後に一つだけピーターバラカン氏のウィークエンドサンシャインの放送時間だけどうにかならないものでしょうか。


VVFケーブルと警報用ケーブル

2011-02-03 00:43:48 | AUDIO

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じっくりとVVF1.6と警報用0.8を同じ条件で比べてみた。スピーカーはフォステックスの8cmフルレンジ、アンプとの距離は4m 。共通するのはどちらも単線。イメージと違い細い警報用のほうがヴォリューム感がある。何せ中高域の解像度は素晴らしく派手目な鳴り方だ。それに比べるとVVFはどっしりとしたフラット。低音は若干VVFのほうが出ているがトレブルは滑らか。

どちらも言ってしまえばモニターライクなハッキリした音なのだが言われるほど疲れる音ではない。フラットでも密度が濃くたいへんしっくりくる。

クラシックよりもJAZZやロック向きでアコースティックな小編成の歌モノは素晴らしく格別だ。情報量が多い分フルレンジで丁度よくマスキングされるのかもしれない。

しかし、この警報用は長さやケーブルのセレクトでトーンのセッティングが出来る。4芯タイプをクワッド配線にするとか1.2mmを使用してみるとかで劇的に変化する。実際1.5mで1.2mm2芯をボーズで試してみると低音のパワーが増大し楽器の距離が前に出てくるようになる。使用スピーカーとケーブルチョイスでかなりのチューニングが可能になる。また、スーパーローコストなので実験も気兼ねなくできるのがいい。

これがまたエージングというまかふしぎなものでタッチも違ってくる。実際、使い込んでいるケーブルはボリューム感があり、通電時間による電線内部の馴染みがいいトーンにつながる。「そんなもの科学的に証明されないオカルトだ!」と申される方もいるが現に違いがあるのである。

チョッと違うが古い車も毎日乗っていると調子がいいように馴染みとアタリがついて曖昧な人間の感覚にマシンが調和してくるのと同じかもしれない。劣化が生みだすブースト感。

電線話も結構楽しいものだがこれが軽くケーブル地獄という病かも。


スピーカーセレクター2

2011-01-24 13:28:53 | AUDIO

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以前のスピーカーセレクターはバナナプラグで作った為、抜き差しが今一つでリニューアルモノはフォノプラグバージョン。ケースはエフェクター用のラージケースでチョッとお洒落に。コネクターはクリフで1イン3アウト設計。

PCからインターフェース経由でパワーアンプを通ってこのセレクターに入り3つのスピーカーに振り分けられる仕組み。写真は無いが内部配線をVVFケーブルの線を被覆から抜いたものでやったのでこれが一番大変な作業。音の劣化もなくダイレクトに配線した場合と比べても変化はない。切り替え時のジャックを差し替える音さえ気にしなければ何も問題は無でスイッチの接触不良や音の曇りやレベルダウンもない。

今回新調したパワーアンプのアウトプットジャックが何と今をときめくスピコンだ。スピコンといえば業務用PAや一部のベースアンプしか思い浮かばないが何と素晴らしい。ハンダも使わずネジ止めのみで簡単で安心。セレクターのアウトやインプットに使いたいが大きいのが難点だか次回はインプットのみにでも使いたいアイテムだ。

しかし、このパワーアンプのファンの音は何とかならないかな。


VVFケーブル

2010-11-09 13:04:22 | AUDIO

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ホームセンターで手軽に入手出来る室内電気配線用VVFケーブル。 これをスピーカーケーブルに使用するのは古くからオーディオの世界ではスタンダード。何たって安い。¥300/mで素晴らしい音が手に入る。通常は単線1.6mmだが実際に使用したのは極太2.0mm。2.6mmもあるが固すぎて難しい。接続には別のプラグを介したほうが美しいが今回はダイレクト配線。

ベルデンもいいがこれはまた別格だ。音の解像度と音圧がアップしている。ゲインが上がったようにも聞こえトーンは明るく、ローが多少弱いがミッドハイが充実している。押し出すパワー感があり大型のキャビやフルレンジユニットには抜群だ。スタジオモニターで使うにもキャラクターがはっきりしてこれまたいい。こんなコストパフォーマンスの高いケーブルも無いかもしれない。

オーディオ的な奥行き感は無いかもしれないが、楽器が全部前に来る感じ。これは完全に好みの世界だがJAZZ・ROCKには完璧にマッチする。これだけ原音をダイレクトに出していれば後は別の部分のチューニングで決まる。

安さもまたかなりの魅力。外装もスタンダードなグレーだけじゃなく赤・青などカラフルなタイプもあるが中身の単線だけを数本編み込んだり、別の被覆でオリジナルなケーブルも作れる。そこのチューンもまたトライしたくなるが別の機会に。

レコーディングで使用したベースアンプのSPケーブルもこの2.6 mmバージョンで凄かった。ルックスは建築現場だがコネクターをしっかりすれば問題ない。

でもオーディオはイメージの世界だからこの物量、ルックス、価格では話にならないというマニアも多くいるはず。しかし、大型のフロアスピーカーを極細なチャイム用ケーブルで鳴らしているのもあってそれも素晴らしいらしい。こんなローコストのオカルトは大歓迎。