詳細は不明だが20年以上前のaudio-technica AT-SP60 というアルミダイキャストキャビネットの3ウェイスピーカー。DVD観賞用に小型スピーカーを探していたら偶然発見した。大きさがBOSE101くらいで1台2kgある重量級の密閉型。キャビネットの裏蓋もウレタンシールも施してあり中々の作り。スピーカーユニット自体は普通の3ウェイで吸音材として白い綿が折りたたんでラフに仕込まれている。
ハードな外装は80年代後半のデザインが感じられ鉄製ユニットのしっかりした風合いだ。吸音材を取り払い音をチェックしてみるとローはブーストされるがミッドが若干うるさく安い雰囲気になるので全面にスポンジを貼りオリジナルの綿も小さくカットして入れてみた。何ともハイファイなモニターに早変わり。最近フルレンジばかり聴いていたので流石の3ウェイ。ミッドが落ち着きタイトで繊細。密閉だとこのくらいミュートすると逆に解像度が上がり、最近の音圧を上げたロックも程よく疲れない。
ケーブルは最近定番の2mmVVFケーブル。最近は小型PC用スピーカーしか作っていないオーディオテクニカもこんないいスピーカーを作っていたのですね。