Guitars On Broadway

洋楽とエレクトリックギターの旅路

VVFケーブルと警報用ケーブル

2011-02-03 00:43:48 | AUDIO

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じっくりとVVF1.6と警報用0.8を同じ条件で比べてみた。スピーカーはフォステックスの8cmフルレンジ、アンプとの距離は4m 。共通するのはどちらも単線。イメージと違い細い警報用のほうがヴォリューム感がある。何せ中高域の解像度は素晴らしく派手目な鳴り方だ。それに比べるとVVFはどっしりとしたフラット。低音は若干VVFのほうが出ているがトレブルは滑らか。

どちらも言ってしまえばモニターライクなハッキリした音なのだが言われるほど疲れる音ではない。フラットでも密度が濃くたいへんしっくりくる。

クラシックよりもJAZZやロック向きでアコースティックな小編成の歌モノは素晴らしく格別だ。情報量が多い分フルレンジで丁度よくマスキングされるのかもしれない。

しかし、この警報用は長さやケーブルのセレクトでトーンのセッティングが出来る。4芯タイプをクワッド配線にするとか1.2mmを使用してみるとかで劇的に変化する。実際1.5mで1.2mm2芯をボーズで試してみると低音のパワーが増大し楽器の距離が前に出てくるようになる。使用スピーカーとケーブルチョイスでかなりのチューニングが可能になる。また、スーパーローコストなので実験も気兼ねなくできるのがいい。

これがまたエージングというまかふしぎなものでタッチも違ってくる。実際、使い込んでいるケーブルはボリューム感があり、通電時間による電線内部の馴染みがいいトーンにつながる。「そんなもの科学的に証明されないオカルトだ!」と申される方もいるが現に違いがあるのである。

チョッと違うが古い車も毎日乗っていると調子がいいように馴染みとアタリがついて曖昧な人間の感覚にマシンが調和してくるのと同じかもしれない。劣化が生みだすブースト感。

電線話も結構楽しいものだがこれが軽くケーブル地獄という病かも。


2 コメント

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突然お邪魔します。単線はがっしりしたいい音がす... (Chip)
2011-04-05 14:43:07
突然お邪魔します。単線はがっしりしたいい音がするんだよね。
昔、さんざんケーブルをいじっていた時は、最終的には、2スケの8芯だったか、
16芯に行き着いた。
表皮効果を狙ったOFCの細線多芯は、どんなに断面積を増やしても、がっちりしない。
恐らく、電線自体が共振するんだな。
昔あった2スケのペアラインが今探しても無いんだな。
考えて見れば、80年頃のオーディオの世界はマッドだったぜ。
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Chip 様 (Wahwah Jam)
2011-04-06 11:21:50
Chip 様
ありがとうございます。
単線いいですよね。味気ないという人もいますが。
80年頃といいますとアナログオーディオの一番濃い時期ですね。
ケーブルは楽しいです。
またよろしくお願いいたします。

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