Guitars On Broadway

洋楽とエレクトリックギターの旅路

VVFケーブル

2010-11-09 13:04:22 | AUDIO

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ホームセンターで手軽に入手出来る室内電気配線用VVFケーブル。 これをスピーカーケーブルに使用するのは古くからオーディオの世界ではスタンダード。何たって安い。¥300/mで素晴らしい音が手に入る。通常は単線1.6mmだが実際に使用したのは極太2.0mm。2.6mmもあるが固すぎて難しい。接続には別のプラグを介したほうが美しいが今回はダイレクト配線。

ベルデンもいいがこれはまた別格だ。音の解像度と音圧がアップしている。ゲインが上がったようにも聞こえトーンは明るく、ローが多少弱いがミッドハイが充実している。押し出すパワー感があり大型のキャビやフルレンジユニットには抜群だ。スタジオモニターで使うにもキャラクターがはっきりしてこれまたいい。こんなコストパフォーマンスの高いケーブルも無いかもしれない。

オーディオ的な奥行き感は無いかもしれないが、楽器が全部前に来る感じ。これは完全に好みの世界だがJAZZ・ROCKには完璧にマッチする。これだけ原音をダイレクトに出していれば後は別の部分のチューニングで決まる。

安さもまたかなりの魅力。外装もスタンダードなグレーだけじゃなく赤・青などカラフルなタイプもあるが中身の単線だけを数本編み込んだり、別の被覆でオリジナルなケーブルも作れる。そこのチューンもまたトライしたくなるが別の機会に。

レコーディングで使用したベースアンプのSPケーブルもこの2.6 mmバージョンで凄かった。ルックスは建築現場だがコネクターをしっかりすれば問題ない。

でもオーディオはイメージの世界だからこの物量、ルックス、価格では話にならないというマニアも多くいるはず。しかし、大型のフロアスピーカーを極細なチャイム用ケーブルで鳴らしているのもあってそれも素晴らしいらしい。こんなローコストのオカルトは大歓迎。


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