
鳥撮りでは、 写す機会も 結果も、 ますます いくつかの種類だけに偏って単調化しながら 縮小している感が強い。

降下してくるところは、 はばたかないで滑空するのが殆どなので、 写しても 毎回 似たような 動きを感じ難い形になりがち。
その中では まだ 見どころがある形になった方のコマ。

急挙動で翻る姿。
体は ほぼ90度傾いて...というか 回転していても、 頭は水平を保っているのは、 前記事の オニヤンマとも同じ。
このカメラは 一眼レフ。
こういう“一瞬”しかない姿を捉えるには、 動いたのが見えてから反応してレリーズしたのでは 大抵は間に合わない、が・・・
超望遠の光学ファインダーで“生の光”を見ていると、 まだ起きていない動きに コンマ何秒の一瞬早く 感覚的な予測が結構利く。
ファインダー越しに 鳥の気配を感じて反応する... みたいな x x x
でも、 カメラの機構は ミラーレスに移るのが確定的な情勢の時代。
まぁ、 短期的には、 狙いの期待感が低くなっているところに 出費をかけてまで置き換える予定はない、とはいえ・・・
電気で作られる映像のファインダーで、 光学ファインダーと同じように対応できるのだろうか?
俊敏さも不規則さも“人”とは異次元すぎる世界を狙うのは、 スポーツ報道レベルの悠長な要求とは 基準が違うはず。
いずれは、 感覚的に予測するのは捨てて、 電子シャッターでの レリーズ前まで保存される機能に頼る後追いに転換することに?
それでは 「量産型カワセミ写真」並みに機械的な条件反射ロボット行動で、 あまり楽しくない時代になりそうな x x x
どの時代もそうであったように結局は、写真家の「生来の予知能力」がシャッターチャンスを決定するのでしょうか。