どうもどうも。まずは25日付「しんぶん赤旗」に掲載された土井洋彦・日本共産党書記局次長の論文を紹介します。なお、土井氏の論文は今回の記事とあまり関係ありませんw
松竹伸幸除名を巡る問題で、私が大いに参考にしているBogus-Simotukareさんという方が運営するブログがあります。このブログの記事で、私の過去記事が参考としてリンクされていました。光栄です。以前拙ブログにコメントをしていただいたのに、今日日まで返信できずすみません。
該当記事は松竹問題に際して書いたのではなく、昨年8月に党中央が次の党大会を延期したことを受けて書いた内容です。これが今回の記事のポイントに当たるのですが、どういうことかは少々お待ちくださいw
もう一つ紹介したい文章があります。共産党の長崎県長与町議・堤理志氏のtwitterで、このようなツイートを目にしました。リンクもしておりますが、以下に紹介します。
松竹伸幸氏のブログ9月13日付を読んでみて、驚いたのは以下の記述。
「党首公選ネタは、しばらく封印。年内は深く潜行して、来年1月に再開することになるでしょう。(了)」
"深く潜行"し周到に準備していたんだな。
(堤理志・長与町議の2月23日付ツイートから)
今年1月、例の記者会見を開くに至った松竹の「用意周到さ」を批判的見地から堤町議は指摘していました。除名処分を受けても、翌年1月に開く党大会で撤回を目指す(そのために懇意の党内の人物に「支援」を呼びかける)ことも公言していることから、松竹の現在の動向を「彼のシナリオ通りではないか」と推測するツイートも他のアカウントで見かけました。
ただ私は、松竹のシナリオ通りであれ何であれ、党中央は彼より一枚も二枚も上手だったんじゃないか。そうみています。
なぜそう考えたかというと、上記で紹介した党大会の延期です。共産党の大会は3年ごとのペースで開かれており、前回大会は2020年に開かれたので次の29回大会は今年1月に開かれるという見方をしていた人は多かったと思います。私もそうでしたし。
で、共産党規約の第52条。こう書いてあります。
第五十二条 中央委員会の委員、准委員の権利停止、機関からの罷免、除名は、中央委員会の三分の二以上の多数決によって決定し、つぎの党大会で承認をうけなくてはならない。
つまりだいたい3年の間に中央委員会の多数決で除名された人(そんなにいっぱいいるかはさすがに知りませんが)は、次の党大会でまとめて承認を受けられると。党大会が終わってすぐに除名される人もいれば、次の党大会間近で除名される人もいるってことですね。
ここまで書けば、私が何を言いたいかピンと来た方も多いのではないでしょうかw
松竹は当初2023年1月、党大会終了直後に例の記者会見をするつもりだったのではないか。
私は過去記事で書きましたが、もし従来の3年スパンで今年1月に党大会が開かれるなら、志位は委員長に留任する可能性が高いのではとみていました。その場合、マスコミを含め、世間では「まだやるの」という受け止めもあるでしょう。
そこへ「我こそが党首公選制を掲げ、共産党内に蔓延する閉塞感を打破する改革者でござい」と本来はやりたかったんじゃないのかなあ、松竹は。
もちろん自分が除名処分を受けるのは織り込みずみね。そうすれば次の党大会が開かれるまでの3年間、みっちりと自分の主張をマスコミを使ってアピールできる。やろうと思えば、ありったけ「分派工作」も打ち込めるでしょうね。
でも実際には党大会は延期された。で、こっからが私の一番言いたいところw
過去記事で、私は延期された党大会が開かれれば、志位は委員長職を下りる可能性高いんじゃね?と予想しました。もし私の予想が当たれば、大会期間中の選挙で承認された中央委員が第1回の総会を開き、新しい委員長が選出されるでしょう。
新委員長に代議員から盛大な拍手が送られ、29回党大会は終了。さて、その時点で松竹も終了ですわ。どう終了なのかは割愛しますw
ま、党大会の延期は表向き通り統一地方選絡みであり、松竹は関係ないかもしれません。でも彼が跋扈(ばっこ)する期間が3年から1年になったことは、党内の分断を最小限に抑える上で非常に有効ですよね。「肉を切らせて骨を断つ」という言葉が私の頭に浮かびました。
そうそう、党大会の延期について松竹がどう書いていたか、当時のブログを見てみました。引用します。
ということで、党大会が2024年1月に開催されることも決まったし、ようやく腰を据えて準備ができる。2013年1月に公式に声明を出して、その年の内に党員投票を実施することを求め、翌年1月の党大会を迎えるというスケジュール感かなと思っている。(続)
(松竹の昨年8月3日付ブログ記事から)
公式に声明を出す時期、2023年1月と書きたかったのでしょうかね。すいませんね、ミスを掘り起こしちゃって。