新・アドリアナの航海日誌

詩と散文、日記など。

雨の日のクリスマスローズ5

2014-03-30 13:48:04 | 写真・日本
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雨の日のクリスマスローズ4

2014-03-30 13:47:04 | 写真・日本


こちらはちょっと色の違ったクリスマスローズです。
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雨の日のクリスマスローズ3

2014-03-30 13:45:55 | 写真・日本


レンズは全てマクロを使用しています。
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雨の日のクリスマスローズ2

2014-03-30 13:43:58 | 翻訳


こちらは同じものをマイナス補正で撮りました。
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雨の日のクリスマスローズ1

2014-03-30 13:41:38 | 写真・日本


今年も庭にクリスマスローズが咲きました。種が飛んで思いがけないところにも咲いています。
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5月の歌

2014-03-30 11:26:57 | 翻訳
5月の歌 ジャック・プレヴェール


ろばと王様と僕
僕らは明日にも死ぬかもしれない
ろばは飢えていて
王様は退屈していて
そして僕は恋をしている

日々の石盤の上に
白墨の指が
僕らの名前を描く
そしてポプラを吹き抜ける風が
僕らの名前を呼ぶ
ろば、王様、人間、と

黒いぼろぎれの日ざしが
僕らの名前をもはやぬぐい消してしまった
牧場の冷たい水
砂時計の砂
赤いバラの木のバラ
遠回りの道
ろばと王様と僕
僕らは明日にも死ぬかもしれない
ろばは飢えていて
王様は退屈していて
僕は恋をしている
5月に

人生は一つのさくらんぼ
死はその種
愛はさくらんぼの木

「histoire」より
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夕暮れのバス

2014-03-26 21:43:41 | ポエム



それはいつもの仕事帰りのことだった
ようやく膨らみかけた桜のつぼみが
まだ冷たい風に揺れていたが
あらがいようもなく春は
すぐそこまで来ていた

ふと見上げた眼に
ビルの間に沈む赤い夕陽が映る
(もう冬はおわったのだわ)
たくさんのガラス窓に鮮やかな反射をくりかえし
私のくるぶしまで届くひかり
それは揺れながら近づく小さなバスを
一枚の赤い布に染めていた

少し疲れていただけで
祈りたいほどの思いがあったわけではない
ただ
降りてきた夜の闇に紛れて
次第に輪郭を失っていった
小さなバスの後ろ姿が
いつまでも私の目の中で揺れていた
(すぐに行ってしまったのに)

ひとときはこうやって
なにげなく過ぎていくが
日常の中には
紙くずほどの永遠が潜んでいる
それは
夕暮れの中を赤い小さな点になって
消えていったバスの後ろ姿にさえ
そうして
ひとは
遙かなものに出会うことがある

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美しいものは・・・

2014-03-23 20:23:21 | 今日の気になることば
久しぶりにダスキン・ホフマン先生の言葉です。

美しいものは、それ自身が光を放っている。
それはすなわち、そこに動かしがたいリアリティがある、ということである。
そして、詩人ないし、芸術家の仕事は、光を放つものをいかに捕らえるか
ということである。
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うり二つの国

2014-03-21 18:26:27 | 翻訳
うり二つの国    
ジャック・プレヴェール





それはとても遠い国
どこにあるのか誰もしらない
ぼくらが知っていることといったら
緑の木々が他のどこよりもっと緑色だってこと
それから美人の瞳が
みんな同じ色をしてるってこと
そこでは青い空の下
みんなが集まる(アサンブル)と
みんなそっくり(ルサンブル)
それはまったく奇妙きてれつ

薬剤師の顔とパン屋の顔は
まるでうり二つ
ぼくらが手紙を受け取るとき
渡してくれるのはお医者さん
あなたにその手紙を届けに来た
郵便配達人にそっくりの

散髪屋が彼の店で
お客のひげを剃っているとき
不器用にも
突然お客に怪我をさせてしまった
すぐに彼はこわくなって叫びながら逃げ去る
やれやれわしは自分を切ったようだ
だけどそれはおこりうることさ

彼らはみんな一緒に年を取る
彼らは同じ愛を持ち
彼らは互いに良く似て(ルサンブル)いるし彼らは集結(アサンブル)する
彼らは同じ日に生まれた

家賃を払わなかった奴
守衛に似ていたあいつは
兄弟のように彼に良く似た
彼の家主を捕まえにやってくる

そして自殺をしようと思った
公証人は
お菓子屋に
レボルバーの引き金を引く
そして彼の日常に戻る
かつてのように

お菓子屋の妻は
誰かが乾物屋を殺したと思う
そして錠前屋と
劇場へ行く

劇場(テアトル)で裏切り者(トゥレートル)の顔は
若い二枚目と
まったくおなじ
そして舞台の影の黒子は
姉妹が似ているように
消防士に似ている
その消防士は放火犯人とそっくりで
放火犯人は牛乳屋にそっくりだ

最後の俳優は
最初の俳優にまったくうり二つ
だからそこでは誰もけっして演じない
出し物は始まる前に
たちまち終わる

そして劇が終わった時
みんなはクロークへ行く
だけど舞台裏の通路で
軍隊の毛裏付きコートを
とってくれるのは
本屋だ
そしてケーキ屋の縁なし帽を
取ってくれるのは葬儀屋だ

彼らはみんな一緒に年を取る
彼らは同じ愛を持ち
彼らは互いに良く似て(ルサンブル)いるし彼らは集結(アサンブル)する
彼らは同じ日に生まれた

ある軍人が壁を
飛び降りた時
または許可なく姿を消した時
人々が豚箱にやったのは
将軍だ

調教師はライオンに似ている
孤独なミミズは
獣医に
裁判長は
船長の
馬に

もっとも変わっているのは
裁判所だ
死刑執行人そして陪審員は互いに似ている
13滴の水のように
そして受刑者と裁判官は
まるで双子のよう
だから人々が首を切る時
それが誰の首なのか
決してわからない
誰が誰を切ったのかわからない
それは誰も切らなかったのと同じ

彼らはみんな一緒に年を取る
彼らは同じ愛を持ち
彼らは互いに良く似て(ルサンブル)いるし彼らは集結(アサンブル)する
彼らは同じ日に生まれた

それはうり二つの国
そこではとてもおだやかな
青い空のもと
女たちはとてもよく似ている
まるで姉妹のよう
そして男たちは
奇妙なことに
同じ目の色
同じ姿形をしている


それはとても遠い国
どこにあるか誰も知らない
僕たちが知っていることといったら
緑の木々が
他のどこよりも緑色で
広く開け放たれた窓からは
とても青い空が見えるってこと
みんなよく似ていて
それはまったく奇妙きてれつ

それは驚くべき国
うり二つの国
僕はそこに行った
だけどそこには留まらなかった
けれども僕が望んでいることは
そこから戻らないことだ


(Jaques Prevert『Soleil de nuit』Gallimard,1980.より LE PAYS DES SOSIES)



















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ガラスと果実

2014-03-11 20:40:21 | 写真・日本


たまたまガラスコップに入れたブドウが面白くて撮影しました。
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