ぴろんとミミのHAPPY LIFE

歌と花と愛犬ミミ(マルチーズ)をこよなく愛するぴろんの日々…

この旅で感じたこと

2011-11-09 22:43:27 | 日記
【自然】


当たりまえっていえば当たり前なんですが。


私たち生き物は自然の中で生かされています。


大きく包み込んで優しく、暖かく、時には脅威でもあり、癒しでもあります。

とにかく私たち人間なんて自然に対してはまさに無力でちっぽけな生き物。




ぴろんはド田舎育ちなので、自然の素晴らしさやその厳しさは痛いほど解ってはいるつもりでした、が、、、


今年の3月11日。

東日本大震災のとき大津波が発生し、多くの命が奪われました。


私は普段はほとんどテレビは見ないのですが、さすがにあの日だけは何が起きてしまったのかとにかく情報が欲しくて

テレビのスイッチをON。

津波が家や逃げる車を次々に飲み込んでいく衝撃的な映像が、、。



常にあのシーンはずーっと脳裏に焼きついて離れない。。。今でも。



今更なんですが、そこに行くことで肌でその事実を感じこれから自分たちに何が出来るか考えることが出来るのではないか、、と。



行ってきました。最後の最後までマスコミも一切立ち入ることができなかったという

       宮城県名取市の閖上(ユリガミ)地区。
      


さすがに7ヶ月経っていますので、瓦礫の処理はほとんどしてありましたが、家の基礎だけがず~っと果てしなく続き、至るところに車や船が

放置状態のまま。。。まだ大勢の行方不明者がいらっしゃる地区




中でも、かろうじて残っている家の1階~2階部分はほぼメチャメチャ・・・部屋の中は空っぽです。。。







体育館に避難していた人達に掛けた

「みんな急いで4階に上がれ、津波が来てる」

の一声で助かった命、



自分はもう逃げないで自宅にこのままいたい、といって自ら犠牲になった老人…。



一瞬の判断で大勢の命が左右されたというたくさんの話を現地の方に伺いました。


さまざまな実話を聞かされ、ぴろんは心が震えた。すごく震えた。涙が止め処もなくあふれた。。

建っていたはずの家のお風呂場と思われる基礎の上に、濃いピンクの綺麗な花が咲いていました。

そしていろんなことを考えた。。。




震災直後に行動していないのに何を今更、といわれても仕方ありません・・・。本当に恥ずかしい。。そのとおり・・・。


でも考えたんです。

無力な我々がこれからしなくてはいけないことは一体何なんだろう・・?

亡くなった方たちの無念やさまざまな生き様、まずはそれを胸に焼き付ける、

・・・だからといって何が出来るかはまだだれど・・・。

ずっと何かのカタチで出来ることをやっていきたい

そう誓った。

遠くに見える広いあの海・・・・哀しい位に藍く、そして美しかった。



海岸線近くの津波で流された元神社があった小高い丘の上~
ゆりがみ地区の子供たちが植樹した桜