NY原油 一時100ドル割れ ガソリン、下落拍車(産経新聞) - goo ニュース
【ワシントン=渡辺浩生】12日のニューヨーク・マーカンタイル取引所の原油先物相場は、世界経済の減速や米金融不安を背景にエネルギー需要が落ち込むとの見通しから、米国産標準油種(WTI)の10月渡しが一時1バレル=99・99ドルに下落して、取引中としては4月上旬以来約5カ月ぶりに100ドルの大台を割り込んだ。終値は前日比0・31ドル高の101・18ドル。原油先物価格は7月11日に最高値の147・27ドルをつけたが、わずか2カ月で32%も下落した。
100ドル割れの最大の要因は世界経済の減速傾向。米景気低迷や金融不安の波及で日本や欧州などのリセッション(景気後退)入りが懸念され、中国も成長の鈍化が指摘される。米証券大手リーマン・ブラザーズの経営不安も景気へのマイナス材料となった。
ただ、9日の総会で日量約50万バレルの実質減産を決めた石油輸出国機構(OPEC)各国は原油相場を注視しており、一段の下落があれば、12月の次回総会で本格減産を決める可能性もある。
【ワシントン=渡辺浩生】12日のニューヨーク・マーカンタイル取引所の原油先物相場は、世界経済の減速や米金融不安を背景にエネルギー需要が落ち込むとの見通しから、米国産標準油種(WTI)の10月渡しが一時1バレル=99・99ドルに下落して、取引中としては4月上旬以来約5カ月ぶりに100ドルの大台を割り込んだ。終値は前日比0・31ドル高の101・18ドル。原油先物価格は7月11日に最高値の147・27ドルをつけたが、わずか2カ月で32%も下落した。
100ドル割れの最大の要因は世界経済の減速傾向。米景気低迷や金融不安の波及で日本や欧州などのリセッション(景気後退)入りが懸念され、中国も成長の鈍化が指摘される。米証券大手リーマン・ブラザーズの経営不安も景気へのマイナス材料となった。
ただ、9日の総会で日量約50万バレルの実質減産を決めた石油輸出国機構(OPEC)各国は原油相場を注視しており、一段の下落があれば、12月の次回総会で本格減産を決める可能性もある。