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関西の落語家・桂文珍師匠の回想。
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「慶応義塾大学で落語の授業をやった時に、
“どうして落語は1人でやるんですか?
友達がいなくて漫才コンビが組めなかったんですか?”
って質問されました(笑)」
そうした状況から、1980年代後の若い世代にも落語が受け入れられる様になったきっかけの幾つか。
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☀未就学児~小学校低学年のために☀
「落語を全然知らない子どもに、落語を楽しんで貰う為には……?」
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【例A】落語でパペットショー
「未就学児でも知っていて親しめるのは、昔話と人形だろう」
と言う事で発明されたのが『パペット落語』。言わば、落語と人形劇の融合。
はじめは幼稚園や保育園の子ども向けに開発されたが、続けていくうちに、
「日本語が全然分からなくても、
登場人物や、物語の内容の大筋が〈感覚的に〉分かって面白い」
と、日本文化に興味ある外国人からも好まれる様になった。
【参考】https://kakushow.exblog.jp/237787995/
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【例B】身近で親しめる作品を
ある時期からは「落語にハマって様々な作品を暗記してしまい、落語大好きキッズ」としてテレビで紹介される子も殖えた。そうした子の場合には、
「おいしい食べ物をツマみ食いする作品」
など、未就学児にとっても身近で親しく感じられるものから落語に接したパターンが多いらしい。
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【例C】小学校の授業に採用された
島根県の小学校の場合。
「少子化で児童の人数が激減してしまい、運動会などのチーム戦が出来なくなってしまった。
これでは、満足な教育を子ども達に提供できない」
そんな事で悩んでいた小学校が採用したのが、『落語の実演授業』
子ども達に落語を覚えて貰い、(運動会の様に)地域の人達の前で落語を披露させる。
これにより……
落語を通じて子どもも地域の人も楽しめたり、地域交流になったり。
それに加えて、この『落語の実演授業』を調査研究した専門家の論文によれば、
「子どものボキャブラリーが増えたり、コミュニケーション力がUPするなど、
通常の授業だけでは得られないメリットもあった。
『落語の実演授業』は、子どもの教育としても有効」
と言う事が証明された。
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