2002年度の学習指導要領で6年生社会科に、「国を愛する心情を育てる」
という目標が入ったことを受けて、既に、通知表での評価が始まっていました。
福岡市では69校で実施していましたが、市民団体の反対で03年度から削除
されました。
しかし、複数の県では今も実施中のようです。
基本法が改悪される前に、指導要領で先行していることも問題ですが、
これで、法律に書き込まれたら、「お墨付き」をもらったということで
一気に勢いがつき、拡大するでしょう。
成立に向けて大事な時期だから、文科相も、「内心を評価するのはとんでもない」
などと言っていますが、明文化されれば言うことも変わるでしょう。
「心は評価しないのであって、態度を評価しますよ」などと言うのでしょう。
もうひとつの記事、ゼロトレランス方式で、問題児童を出席停止させる前に、
「問題教師」を何とかするのが先ではないのでしょうか。
日頃から生徒に向かって「死ね」と言っておきながら、「ユーモアと思っていた」と
言う教師、そして、ピントのずれたことを言う教育委員会。
残念ながら、問題が表面化するのはいつも、氷山の一角でしかありません。