携帯電話の架空請求詐欺について

先日、日本テレビで放送していた「携帯電話を利用した架空請求詐欺について」の番組で、詐欺の手口を詳しく紹介していた。
携帯電話の出会い系サイトで、完全無料であると見せかけて、一定の使用時間を越えたら有料表示されるというもので、これだけ架空請求詐欺についてマスコミ等で取り上げられているにもかかわらず、未だに多額の現金を振込む人が多い。

相手の言い分は「利用規約に記載されているので合法だ」という事だが、本来サイト業者は「有料化になる前に表示」する義務がある。それを怠っているので、使用者側は料金を支払う必要はないのだ。但し、多くの人は相手の脅しメールや電話での言葉に恐怖を感じて指定された金額を振り込んでしまう。

驚いたのは、架空請求詐欺組織にかかわる若者に罪の意識が全く感じられないことだ。
その根本にあるのは、現代の日本社会が抱える「資本第一主義」、言い換えれば「お金が全て」という考え方だ。
「ホリエモン」や「村上社長」のような、インチキ株で儲けた人達が尊敬される時代。
お金儲けのために、何をやってもいいと言う感覚…。

パソコンや携帯電話という情報ツールが発達し、その恩恵にこうむっている事は否定できないが、人間の持つ善悪の意識や基本的感性を変えてはいけないと思う。

運悪く、そのような詐欺に引っかかってしまった人で、まだ現金を振り込んでいない人は、振り込前に「消費者生活相談センター」や「県警の相談窓口」に連絡して欲しい。必ず、解決策が見つかるはずだ。（既に振り込んでしまった人も、今後は絶対に振り込まないこと）
こちらの個人情報を教えない限り、奴らには何も手出しは出来ないので、脅しに決して乗らないように。
詐欺組織の資金源を断つこと以外、解決策がないのが現状だから…。

北朝鮮のミサイル７発発射を黙認する日本政府

北朝鮮のミサイルが昨日から７発発射した事に対し、「遺憾の意」を表するだけの日本政府に断固抗議する！
もし、万一日本の領土に着弾していたら？あるいは、日本の漁船等が被弾・爆発し、それで死傷者がでていたら？
日本政府はどう対処していたか？「追悼の意」を述べるだけで、結局何もしないのでは？
あまりに危機管理体制レベルが低すぎる！日本国民は「税金」と言う義務をはらっているのに、その代償はほとんど無いと言っていい。
先日の小泉首相のアメリカ訪問の時、大統領専用機に乗りブッシュ大統領の自宅を訪問し嬉しそうにプレスリーの歌を歌っていたが、それが北朝鮮の指導者の目にどのように映ったか？考えるまでもない！あまりに軽率であったのではあるまいか？
犠牲者が出てからでは遅すぎる。迅速そして効果的な日本政府の対処を望む！！