着実に少しつづ（西の傑作住宅）

戸建リフォームが完成しました。
物件購入後にリフォームし、お引渡しが完了しました。



基本的に木の素材にこだわった室内になってします。



玄関から奥に伸びるリビングまでの廊下には、明るいLED照明を厳選してお選びさせていただきました。照明計画もいろいろ悩みながら決めていきました。



リビングの床には無垢材を使用し、ワックスにはミツロウの自然素材のものをチョイスし、少し手間を楽しんでもらえる内容になっております。ちなみにお引渡し前日の朝4時まで作業に従事しました。特別な思いが個人的にあります。しかしこちらの物件を拝見した時にビビッときました。なんだか気になる物件だったのです。だから再生したいと思ったのかもしれません。



以前お住まいの方は、既に他界されていました。当初はご夫婦で新居として建てられた家で、残された小物から前にお住まいであった方のこだわりや道具を大切に使っておられた感じを垣間見ることができました。

建物も長く、使われていなかったため、老朽化していました。



雰囲気は傑作住宅です。


気になったラジオ。古いものですが、大切に使っておられたんでしょうね。



残念ながらしばらく放置されていたのが原因なのかは分かりませんが、既に動かなくなっていました。ご主人が他界され、奥様が一人で家に住まわれていたそうです。広い家なのですこし寂しい気持ちを持たれていたかもしれません。コストも意識しながら、誠実な職人チームに支えられ、リフォームをなんとか完成させることができました。お庭の再生はご自身で、外壁工事はこれから開始予定です。企画自体が長く時間がかかったために、サプライズもありました。春になってすぐに咲き出す草花たち、計画的に植えられた樹木や花たちは、開花する時期が微妙にずれていました。今はヤマボウシの花が咲き、これからアジサイになり、バラが咲きます。秋には紅葉が色づくことでしょう。すばらしい傑作住宅に出会う事ができました。いろいろ大変な時期ではありますが、私たちでできることをこれらかも全力で取り組んでいきたいと考えております。