一都五県

一都五県？　...関東・一都六県じゃないの？
実は一日で一都五県を廻りました。

とても寒い日が続いていた一月のある日，ジオキャッシングに出かけました。
その日の目標は
Fourth Prefecture by funji(GCRMBH)です。

このキャッシュは四段階のマルチキャッシュで，第一ポイントから第三ポイントにある手がかりをもとに，ラストポイントの座標を決定し，キャッシュを探すというものです。
しかも各段階のキャッシュポイントはそれぞれ違う県にあり,ラストキャッシュも含めると四県にまたがるという壮大なものです。

出かける前に綿密な計画を立てました。
第一ポイントから第三ポイントの座標はキャッシュの解説に示されていましたので，まず,地図に各ポイントをプロットして位置関係を確認しました。また最寄の駅やバス路線などの交通機関もチェックしておきました。

次にラストポイントすなわち真のキャッシュのある場所をできるだけ予測することです。
最終的な座標は現地に行って手がかりの数字を代入しなければ，完成しないのですが,キャッシュ解説に示されている座標の代入式をよ～く見てみると...数字限定される箇所があることがわかります。
これから緯度，経度の範囲を地図上に写してみると...ラストキャッシュの在り処の範囲がグッと絞られてきます。

最後に廻る順番を考えました。効率よく各ポイントを廻り，ラストキャッシュをゲットするにはどのように廻ったら良いか...

決行した日は寒かった一月のなかで，一番暖かくよい天気であった１月15日。
埼玉県にある東武日光線柳生駅に降り立ちました。

柳生駅からは歩いてまず群馬県にある第二ポイントを目指しました。道程約1.5kmの距離です。
ポイントに着き，必要な「数字」を探しました。直ぐに見つかりました。早速座標の式に代入。

次は第三ポイント。それは埼玉県にあります。キャッシュポイントで同様に必要な「数字」を探し,式に代入しました。

次は栃木県にある第一ポイントに。渡良瀬第一貯水池(谷中湖)の真ん中にある「中の島」という場所にこのポイントはあります。そこでは最後のひとつの「数字」をゲット。

これですべての「数字」を手に入れ，ラストキャッシュの座標が決定し，GPSに入力しました。
そこは茨城県のある場所...当初の予測の範囲にバッチリ入る場所でした。地図を見直してみるとキャッシュを隠すには打って付けのところであることが分かりました。

ラストキャッシュまでの道のりは4.5km余り。県境を越えて小一時間歩きました。
キャッシュポイントの近くまで来たところでGPSで方角と距離を確認し,慎重に最後の「詰め」をしました。

この日は衛星信号の受信も良好で精度も高かったので，GPSはすんなりとキャッシュの隠されている怪しい場所へと導いてくれました。

最初に覗いたところにキャッシュはありました。ゲット！
ログの記載とアイテムの交換，いつもの儀式を無事終え，これで任務完了！！

今日は「神奈川県」を出発し「東京都」を経由して「埼玉県」→「栃木県」→「群馬県」→「栃木県」→「埼玉県」→「栃木県」→「埼玉県」→「茨城県」・・と，千葉県を除く一都五県を渡り歩いたことになります。

とても疲れました。でも楽しかったなぁ....