abiさんの延髄外側症候群(ワレンベルグ症候群)

平衡機能障害、めまい、眼振、複視、温痛覚失調症、しびれ、自律神経失調症など後遺症は残存しますが、何でも挑戦しています

七沢リハビリテーション病院脳血管センターでのリハビリ生活1

2010-12-31 13:00:00 | リハビリ入院(七沢)
 
 2009年4/8(水)午前10時
 東海大学医学部付属病院から厚木の『七沢リハビリテーション病院脳血管センター』へ転院



久々に外の空気を吸って、本来であれば気持ち良いはずですが・・・
寒いとも暖かいとも感じる事ができないので、やはりショックでした。
東海大学病院から七沢までは車で移動しました。時間にしてだいたい15分位ですかね。

          

七沢について車椅子に乗り、入院の受け付けを済ませ病棟へ行きました。
私を受け入れてくれたのは『A3病棟』でした。
一番最初の印象は「通路が広いな」と思いました。東海大学病院の2倍くらいはありそうです。
付き添ってくれた家族と共に、まずは主治医となるM井先生と、担当看護師のA彦さんと面談をしました。
東海大学の先生からは、「七沢でリハビリすれば1ケ月で社会復帰できる」と言われていたので「辛いけど頑張ろう」と心の中では決めていました。
しかし、M井先生からは「まずは、最低3ケ月はリハビリをしなさいと・・・」
その言葉を聞き「全然話が違う、ふざけるな!」と内心では思ってしまいました。
自宅にも1ケ月以上戻れていなく、仕事もできない大好きな猫(アビ)とも会いたいのに・・・

更に衝撃の言葉が『多発性脳梗塞』であると・・・
延髄以外に多数脳梗塞の痕跡がある。しかし障がいとして症状には出ない場所だと・・・
『はっ?』そんなの聞いていないぞ!怒りがこみ上げてきました。
そこから一週間は怒り、悲しみ、絶望・・・心が病んでいきました。


4/17(金)久しぶりの帰宅
夜、母親が迎えに来てくれました。(感謝です。)
久しぶりに自宅へ帰れて、家族とアビ(猫)に会えると思うと少し笑えるようになりました。
まだ歩ける状態ではないので、車椅子をトランクに積み、病院を出ました。

下り坂のカーブを曲がった瞬間、激しい回転性のめまいが出て、「車、止めて」と叫びました。
自分の中では、身体が「くの字に曲がり潰されている」ように感じました。
あまりにも衝撃的だったので、しばらく何もできず呼吸を整えてから
母親に「今身体どうなっているの?」と聞きました。
母親は「どうにもなっていないよ」というが、私には今までで一番きついめまいでした。
おそらく眼の回転と身体の揺れが同方向へ重なった場合、このような症状になる感じです。
落ち着くまで数分かかりました。
本来であればそのまま病院へ戻った方がよいはずでしたが、この機会を逃すと今度いつ自宅へ戻れるか分からないので、ゆっくり運転してもらい頭が揺れないように自分で押さえつけ、約1時間かけやっと1ケ月ぶりに帰ってこれました。
自力で歩行することは出来ないので玄関からではなく、リビングの窓から這うよういにして家の中に入りました。
そして、アビさんとご対面
しかし、「お前誰だ?」という顔をされショック
そのままリビングに布団を敷いてもらい横になりました。
少しすると、アビは私のことを思い出したのか、近くに寄ってきました。
私がお風呂に入る時も、トイレに行こうと必ず外で待っているのです。
その献身的な介護?のお陰で、心が癒され「元気になって必ず戻ってこよう」という気持ちが強くなりました。
勿論、家族の協力があっての事です。
家の事、子供の面倒を見て、仕事もしながら病院まできてくれた妻にも心から感謝します。
『ありがとう』


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