写真で絵草子

  カメラ知らずがカメラ持ち、写真知らずが写真撮り、只々シャッター切ることの楽しさ。

オオムラサキ・羽化

2017年08月02日 | 蝶・蛾
 オオムラサキ・羽化

西国の人里から少し入った処に オオムラサキに生涯をかけた へそ曲がり頑固オッサンあり。

これまでに数回 招かれもしないのに押しかかけて、
始めころは「それしたら駄目、それしたら蝶が痛む えーもう帰れー」
ある年なんぞは
私「あれー今日は お父さんおらんのかね。入れんかねー、あれー鍵かかっとるじゃん」
奥方「お父さんは 今朝来た人が気に入らんことをした と喧嘩して腹立てて追い返して、もう今日は誰が来ても入れたら駄目 言うて山に入っまま帰ってこん」
私「ふ~ん またかいのー 昼飯食ったら機嫌直るかね」
奥方「さ~ それがわからん人だけん」
とかは 数知れず。

この写真を撮った日なんか「これ この子の前で待っとり もうすぐ羽化が始まるよ」
と教えてくれたので 撮り始めたのはいいけど「もう昼だけん わしゃもう飯食いに帰るんで鍵して帰る」と鍵して帰りおった、
え~ ほんまに帰りおった、まぁ40、50分して奥方が来て開けてくれましたがね。(こっちは腹ペコじゃー)
 それでも頭の下がるオッサンです。

 [写真多し]

この状態になると 七日ほど何も食べなくなるそうです、食べかけの葉をご覧あれ。
写真右手の白っぽいのは 他の一足早い抜け殻

↓こうなる時は僅かな時間 油断すると見逃すことに、この時間が[11:40:28,22]





















この時間が[11:44:34,27]
早いような遅いような、
年寄りには ちょっと辛い、カメラ持つ両腕が プルプル プルプル もうちょっと もうチョット。
こうなると後は翅を大きくしながら乾くのを待つばかり、この時までの紫が一番鮮やかです。


案じているのは 後継者。なんせへそ曲がりで頑固者。
なんせ「あんたらも物好きよのー、細い山道通ってわざわざ山ん中へ来てからにー」

とか 平気の平で言い放つ御仁です。
勿論 三脚、一脚、カメラバック、フラッシュ等禁止 持ち込めるのはカメラだけ、木を傷めたり、
蝶に手を伸ばそうもんなら「あんた 出ていってくれー」

コメント
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