写真で絵草子

  カメラ知らずがカメラ持ち、写真知らずが写真撮り、只々シャッター切ることの楽しさ。

50C-A10

2005年07月16日 | 電子工作
NEC 50C-A10

37.8パイX78.1H
12P 3極管 ヒーター電圧50V 
他にヒーター電圧6.3Vの6C-A10もあります。

3極管なのに なぜ12本ものピンが?と思われますが 実際にアンプとして実装した場合に  ソケットの向きと配線の引き回しとの関係を ノイズ、配線の容易さ、そして仕上がりの美しさまでこだわった結果です。
当時、このピン形状の真空管は初めてで それに合うソケットは勿論無く、QQQさんがNECの要望に答えて同時にソケットを発売し 自作派にはずいぶん喜ばれたものです。(後に写真を)
 
3極管ですが実際は4極管構造で管内部で3結に接続しています。
出来るだけ少ない入力電圧で 出来るだけ大出力、しかも直線性の良いものを といういわば相反する条件をクリアーする為に4極構造の三結による3極管という設計になったと聞いています。
写真は HiFiグリーン・シリーズと銘打って発売されたペアチューブのものです。
コメント
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