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本日、天気晴朗なれど波高し

漫然と過ぎ行き日々へのベンチマーク

お天気お姉さんが紅白出場?

2006-12-04 00:30:40 | 雑感
なんでもNHK7時のニュースのお姉さん(名前は忘れた)が紅白にゲスト出場するとか。報道によれば、この姉ちゃんオヤジのアイドルと化しているらしい。
 しかし、一体誰がどうやって、お天気お姉さんの人気度を調べてるんかね・・・
民放のお天気お姉さんとは演出方法が根本的に異なると思うんだけど。
 NHKもそんなに紅白の視聴率気にするんだったら、いっそ民営化しちまえばいいんではないかい?ちまちまと受信料徴収しているよりも何ぼか手っ取り早いと思うんであるが。 最も、NHKの民営化に真っ先に反対するのが民放らしいけど。 

 まあ、別にどうでもいいことだけどね。さて、今週もがんばんべー。

落ち葉の季節

2006-12-02 18:59:04 | 雑感
 ブログを始めて早、半年。とうとう落ち葉の季節になってしまった。
もう少しで2006年も終わってしまう。
 で、そんな季節なので、ワシんちの前も落ち葉が溜まっている。どうも近所のお屋敷の庭からのものらしい。週末だし、たまには掃除でもするか!ついでに、庭の雑草もむしっておこう。
 落ち葉掃除は、すぐに終わったものの草むしりが結構大変である。っていうのは、この季節雑草も実りのシーズンなのだ。この雑草の種、軍手に針のように無数に絡み付いてくる、それが一部貫通して手にも刺さる。いわゆる泥棒草である。
 軍手をゴム手袋に替えて、どうにか終わった。やっぱり草むしりは、夏のうちにマメにやらなければいけないことを痛感した。
 しかし、落ち葉はさっき掃除したはずなのに、もう溜まっていた。
お寺の境内を掃除している和尚さんは偉い!と思うのであった。

NHKの強制取立て

2006-11-30 00:22:41 | 雑感
 NHKが受信料の強制取立てを実施するそうだ。強制取立てというと、借金取りが押しかけてくるみたいだが、民事手続きを行うとのこと。
 しかし、「何で今なの?」と思うのである。いつだったかの、プロデューサーの横領事件を機に不払いが増えて経営危機に陥ったというのが表向きの理由のようだが、本当にそうか?
 確かに不払い件数は一時的に増えたんだろうが、長い間受信料を払わない家庭は潜在的にいたはずである。そこへ集金営業要員を増やして、ローラー作戦で取り立てる方式が定着していた。それで50年間やってきたのである。一方でその間組織改革は行ってきたのだろうか?もちろん対面的にはやってきたというだろう。
 でも、毎年一定の額を使い切るということが慣習的に行われてきたことは事実である。特殊法人だから、利益を出さないで入った金は綺麗に使い切るということであろう。そんな状況で、一時的に収入が減っても大きな問題はないのではないかと思う。根拠は全くないが、ウラに大きな穴が開く何かがあったのではないかと詮索してしまうのだ。例えば、政府の補助金が激減したとか、研究開発(特に地上デジタルが怪しい)費用が大幅に嵩んでニッチもサッチも行かなくなったとか??
 公金横領は問題外としても、衛星放送方式の開発に何十年もかけた挙げ句、アナログ方式を研究していたとか、地上デジタル放送も日本独自の方式を開発したとかいう話を聞くと、どう考えても「お客」から使用料を徴収する企業体のとる金の使い方とは思えないのである。
 ここで無理やり料金徴収に走っても、何だか崩壊することを加速するように思えて仕方がないのだ。これだけインターネットが発達すると、別にテレビがなくても暮らしていけるような気がするし。紅白なんて化石みたいな番組にいくら金かけているのかとも思うし・・・
 妙案はないし、将来予測するつもりも毛頭ないけど、21世紀の先進国日本で、共産主義みたいなことやっているよな~ どう考えても時代にあっていないよな~??(もちろん不払いをあおるつもりもない)
 解決提案は全くできない無責任な意見の羅列だったかも・・・

政治は訳がわからない!?

2006-11-21 21:31:01 | 雑感
 多分初めて政治ネタを書く。といっても政治的な「色」についてコメントはしない方針なので、あんまり政治的ではない、政治への所感である。テーマは2つ。1つ目は、自民党離反議員の復党問題である。もう1つは、民主党(他の野党も?)の審議拒否解除である。はっきりいってどちらも意味不明のことをほざいているように見える。
 まず、郵政解散時の離反議員の復党問題である。先の総選挙時における新人議員が、「安易な復党は国民の支持を得られない」といっている。本当にそうか?ワシには、単に「自分のイスが危ない」ことに理由付けをしているだけにしか見えんのだ。そもそも、郵政離反議員は自らの職を賭して主義主張を貫いたうえに、再び自民党に貢献するべく復党するのではないか?(こりゃちょっと復党組みを担ぎすぎの意見かもしれないが)しかし、新人議員に大義がどれほどあったのかは疑問である。少なくとも身を挺して、リスクを背負ったのは復党組ではなかったか?信念を持って政治に取り組んでこそ初めて新人議員が「国民の支持を得られる」と言えるんではないか? 実績を残した上で正々堂々と選挙に臨めばよいだけの話であろう。「何もせんで、奇麗事を言うな!」である。
 次に民主党。一体どうしちまったというんであろうか?先の衆議院の審議拒否は全く意味不明であった。チョッと前の民主党は「代案を出す」のが党是ではなかったかと記憶している(記憶違いか?)。何でも反対では、昔の社会党ではないか。社会党の時代は、平和という妄想に取り付かれていた時代である。(しかし、実際は拉致問題という深刻な国難を許容してしまっていた。拉致以外にも様々な問題を放置し続けた時代でもある。)
 しかし、今の時代に反対ありきで国家の責任が果たせるとは到底思えない。憲法改正反対!でも叫んでいるのは9条だけ、ほかの部分は何にもいわない(何で?)。戦争反対!自衛隊違憲!じゃ、災害時どうするの?自分の家族が拉致されても武力で守っちゃいけないの? なんていう、ナンセンスな議論をしている場合ではないのだ。
 話を戻して、国会で審議拒否だったのが、一転して審議に応じるそうだけど、拒否なら拒否で明確な論理が不明だから、よけい滅茶苦茶に映ってしまう。
 どうでもいいけど、国会議員高い給料もらっているんだから、実のある議論をキチンと行って欲しいものである。税金払いたくなくなる今日この頃である。

すごすぎる松坂の落札額!

2006-11-15 20:49:04 | 雑感
西武の松坂選手、大リーグへの挑戦権はレッドソックスが落札したが、その額60億円には恐れ入った!!本人の年俸契約は、これからの交渉だというが、それにしてもすごい。西武は、快く松坂を送り出すということだが、それもこの金額を前にすれば当然ということなのだろう。一説には、このカネ、球団には入らずに西武グループ再建のために使われるという噂もある。しかし、最高の選手による西武球団に対する恩返しなのだから、是非球団のために、しかも最大戦力が抜ける来年のチームつくりに有効に生かして欲しいものである。
 松坂が抜けた分、若手にチャンスが廻ってくるのだから是非、活性化したチームを創造し続けて欲しいものである。大リーグに有力選手を引き抜かれて、プロ野球の衰退が懸念されており安易にアメリカに行かせてはいけないというネガティブな意見を言う人もあるが、ワシは全然そうは思わない。有力選手を行かせたくないのならば、押さえつけるのではなく、経営戦略を十分に練った上で、魅力のある球団をつくればよいだけの話だし、むしろ新陳代謝の良い、競争的なチームを作ることを第一義で考えるべきだ。そうしたチームの選手に対して、大リーグから声がかからなくなったら終わりで、そうならないようなレベルアップを常に考えて欲しいと思う。
 今年のFAでの最大の注目は、日本一日本ハムの柱、小笠原である。最終的にどうするかは本人の決断を注目するのみである。一方で、例によって巨人がちょっかいを出している。今朝の朝刊によれば、「チームの中心選手として来年の巨人を引っ張って欲しい」的な文句で口説いているらしい。・・・・アホか!!現役の巨人選手は一体こういう発言を聞いてどう思うのであろうか?目先の即戦力を採るために必死なのは解るが、現役には中心となって再建を行える選手がいないのだろうか?
 こういう対応をしているチームを見ると、大リーグからスカウトされる選手が将来いなくなってしまうのではないかと、大いなる懸念をもってしまうのであった。

予想内の「予想外」

2006-11-03 20:56:47 | 雑感
 ソフトバンクのシステムトラブルから1週間。世の中結構な大騒ぎになった。
しかし、相対的な評価は、孫さんのやりかたはすでに「予想内」であったという感じである。
 かなり辛辣な書き方をしているマスコミもあったが、確かにADSLのときとあんまり代わり映えしなかった値引きパターンではあった。先週も書いたとおり、どうも他社のMNPの出鼻を挫く作戦だったといえなくもない。批判的記事は「奇襲が裏目」「ソフトバンク四面楚歌」などと書きたてているし、競合2社もこれを機に公取委提訴などに出ているようである。
 しかし、これだけ叩かれるのは、やはり孫さんが怖いからに他ならないような気もするのである。つぶすときに徹底的につぶすのは、競合者からすれば当然の策ではある。
 でもまあ、ソフトバンクもボーダーフォンから変わって、積極的な施策を真剣に検討し始めたということなので、消費者の立場からずれば良い選択肢が増え、料金も下がることを大いに期待したいものである。携帯電話の投売りは過去に散々経験してきたことではあるが、時代の変化に伴って消費者も「タダ」の意味を良く理解し始めているのではないかと思う。でも新生ソフトバンクモバイルの経営陣を見ると、低料金は暫定的な戦略で、本当に「予想外」なことを考えている気配も感じるのである。
 いずれにしても、すぐにシェアが動くような代物でもないので、1年後にどうなっているのかが見ものではある。

発明対価1億6千万円也

2006-10-17 23:52:21 | 雑感
 今日、発明対価1億6千万の判決が出た。この判決、日立製作所の元技術者が開発した光ディスクの発明対価支払い訴訟の判決である。
 この判決をどう見るか? う~~ん、難しい。
技術者側の気持ちは理解できる部分もある。これ対価をもらうという意味よりも、むしろ事務屋に牛耳られている(であろう)世の中の仕組みに対してである。
 常日頃、売れるか売れないかの最終責任は、概ね技術屋に巡ってくることが多い。というか売れれば営業の手柄、売れなければ製品開発の責任みたいな暗黙の了解。客の前では技術者みたいに冗舌にまくし立てた挙げ句、不具合が出ると「技術のものに説明させます・・・」なんてのは良くある話である。そういう意味では爆発的に売れた新商品の開発者には還元があってもおかしくはない。
 一方で、売れない開発、日の目を見ない研究も多々あるわけで、そこにかかった費用は回収されていない。成功した開発を個人の手柄にしたい気持ちは解らんでもないが会社の設備を利用して初めて可能になった研究であることは疑いようがない。
 結論的に見れば、開発者に還元があるのは当然と考えるが、いくらなんでも1億6千万よこせというのは無茶ではないんだろうか・・・
 まあ、よく聞く「金一封弐万円也」は流石に許容外で「社長賞10万円」もムリだろう。少なくとも他社に引き抜かれない程度の報酬(せいぜい1千万位じゃないか?)が妥当だとも思うのだが・・・
 でも、そんなにすごい発明をできるのなら、基本構想ができた段階で会社を飛び出して自分で売り出せばいいんじゃないかと思う。どっちにしても会社と揉めるんなら、その方が実利がでかいと考えたりもする。
 まあ、ワシのような凡人には関係ない話なんであるが・・・

夏のおわりの出来事

2006-08-27 18:18:24 | 雑感
 夏もいよいよ終わってしまったな~。暑い暑いと文句をいいつつ、涼しくなるとさびしさを感じるのである。こうして日々流れていく。この暑い時期の成果というと、ある作業をしていて、ようやくまとまりつつある。
 その間、世の中の動きに目をやると、高校野球、冥王星、昨夜の福岡の交通事故などが気になる。率直な所感を書き留めることとする。
 まず高校野球。前にも書いたが、決勝戦は久しぶりにすごいものを見た。野球自体の評価が上がると思う。しかしながら、マスコミの追っかけ、そして世の中の追っかけは、いつもながら見苦しい。早実の投手をして「ハンカチ王子」と名づけたのはマスコミだったのか?昔はアンダーシャツの袖で汗を拭いていたものであるが、ハンカチを持ってマウンドに上がるとは、時代の流れか?でも冷静に考えれば、極めて合理的な対応かと思う。何十年前にワシらがスポーツやっている頃は、「練習中水を飲むな!」なんてナンセンスなことをやっていたのだ。
ハンカチはさておき、追っかけは流石にこの投手がかわいそうである。何でも、外出もできない状況だという。そうはいっても18歳の小僧である。腹は減るだろうし、時にはビデオも借りないと・・等々あろう。マスコミはあきらめるとしても、都庁への優勝報告でI知事が、ニコニコして投手の腕をさすっていたのはいただけない。この知事、確か野球なんぞ時代遅れとか言っていなかったか?
 
 冥王星・・・惑星から除外とのこと。でも別に大宇宙の法則をちっぽけな地球に住む「天文学者」が何をどう決めようが、どうでもいいことである。ってどうでも良ければ、論評する必要もないけど・・・かくして今日も冥王星は、太陽の周りを廻り続けている。

 福岡の追突事故。これほど悲しい話はない。特に幼い命が3つも失われたことは慙愧に耐えない。それにも増して、母親の取った行動には本当に頭が下がる。海に4回潜って子供たちを救い出したという。結果的には、残酷なことになってしまった。本当にご無念だったと思う。
 昨今、子供を虐待する親がいる一方で、こんな立派な親がいる。・・これ以上言葉がない。お子様のご冥福をお祈りする次第である。
 加害者の方は、酔っ払い運転であったという。事故が起こるのは、ほんの一瞬である。加害者も故意に事故を起こしたのではないことは明らかだ。しかし、結果は最悪なものとなった。飲んだとき、運転しながら話をしたとき、こんな結末は全く考えなかったろう。自動車に乗るには国家の認定(つまり免許)が必要であるということは、それだけ社会的な責任を負うということである。普段何気なく行っている運転に対する心構えを改めて考えさせられる出来事であった。

IT化の行き着く先

2006-08-17 23:51:43 | 雑感
 今朝の日経新聞に面白い、というか怖い話が載っていた。紹介されていたのはIT(ソフトウエアハウスだったっけ?)ビジネスを自宅件オフィスで行っている人。この方、自室で数台のPCに囲まれて一日中過ごすらしい。曰く「ネットで全てのことが足りる」らしい。
 ビジネスは当然PCがフィールドだし、仕事の連絡はほとんど(多分全て)メールで処理する。入出金も全てネットで管理するし、物品の購入もネット経由で行う。挙げ句は、腹が減ると出前もネットで注文するという。
 最近のIT環境を考えれば、一つ一つは全く珍しい話でもなんでもない。すべてのことがPCとブロードバンドで実現するといっても過言ではない世の中になってきている。しかしだ、こんなに一日中PCに囲まれていて生物体としての人間を維持することができるんだろうかと思うのである。というのは先週末から今週頭にかけて、ワシ自身、自宅である資料を作成していたんであるが、3日間PCの前にほぼ終日座っておった。考えて見れば、現代オフィス環境も似たようなもんであるが、一応通勤、外出でそれなりに体は動かす。
 しかし自宅でこれをやると、トイレ行く位しか移動しないことになる。やれ、サラリーマンは運動不足だなんだいっても、駅まで歩くのと、満員電車、それと乗り換えなんぞは結構な運動量である。(自宅に座っている場合との比較ではあるが。)
 で、3日間座っておったら、具合が悪くなった。それも何処が悪いというのではないのだか、何かリズムが違うのだ。
 一年中、自宅PC前に座りっぱなしの人は、慣れてくれば何でもないんであろうが、生活習慣病に次第に蝕まれていくことを心配するのだ。
でも、技術的にはバーチャル病院みたいなものができてもおかしくはない。具合が悪いとき、問診表のページを開き、システマチックに作られた電子問診表に解答していく。(実際、適当な医者はいるもんで、長い間待たされた挙げ句ろくに患者の話も聞かず「風邪でしょう、薬出しときます」なんてのより正確なものができるだろう)その結果は瞬時にプロファイリングされ、軽い病気だったらすぐに薬が処方されその日のうちに宅配便でとどくなんてことも可能であろう。もちろん医師法、薬事法等の規制緩和が前提であるが(この部分はかなり難しいと思うが)。
 さらに、検査が必要な場合は、PCにUSBでセンサーを接続し、小指に刺せば血液の状態をチェックしてデータを転送するなんて事ができてもおかしくはない。
 でもそうなると、家から一歩も出ないで、所得を稼ぎ、買い物をして、バーチャルな世界での娯楽を楽しみ、歳を重ねて、遠隔医療で看取られて一生を終えるなんて話になってしまうんか~
 一方で、宅配に従事する人は、汗をかきかき街中を飛び回るのである。人間として考えれば、汗をかいている宅配のほうが、はるかに健康的でうまいビールが飲めると思うのだが。
 両極端の世界に、世の中の人が分別されそうで、なんか怖いのである。(これは最近はやりの格差という類の意味ではない。)
そういえば、以前アメリカにいたとき、車椅子の老人がやたら多いと感じたことがあった。滞在を重ねるうちに、自分なりの解釈ができた。つまり、アメリカの車社会と飽食のツケと考えた。だってレストランに行って出てくるコース料理を平らげた日には、動けない。これを毎日繰り返すのである。しかも、飲みものはバケツみたいな発砲スチロールに入ったコークである。最近はダイエットコークを飲む人が多いようだが、気にするんだったら食うなっちゅーねん。そのうえ家でTVを見れば、1年中ダイエット器具のCMである。(最近日本にも輸出されているが)
 これだけ喰って象のような体型になったあげく、外出は向いのビルに行くのに車である。治安の問題もあるんだろうけど、こういう生活を何十年やっていれば、年とって車椅子となるのも納得がいくのである。
 いずれにしても、やっぱり片道1時間くらいの通勤は、「人間維持」のために不可欠とおもったのであった。

停電事故に思うこと

2006-08-16 00:00:48 | 雑感
 昨日の停電事故には驚いた。現代の東京であのような事故が起こるのだ。しかも真夏の電力需要がピークに近い時に起きてしまった。不幸中の幸いは、世の中盆休みの最中だったこと位だろうか。
 とは言うものの、単純に二次的な被害を思い浮かべてしまった。電車が止まったのは報道されている通りである。しかし電車である以上、電気が来なけりゃどうにもならない。こういう場合、JRは流石に強い。旧国鉄時代に作った直営発電所を持っているのだ。(確か、火力発電所を複数持っているほかに、発電用のダムも持っていたと思う。関越道だったか圏央道だったかを走っているとJRの送電線をくぐった記憶がある。)こういう対応は流石に民鉄(いまやJRも民鉄であるが)にはできない。もっとも電力自由化に関連して検討している会社もあるかもしれない。確かに鉄道会社の電力需要のピークは朝夕の通勤時間帯が中心だろうから、昼間の時間帯にも発電所を稼動させて、需要の高い時間帯に売電すれば何となくビジネスとして廻るような気もする。とはいってもそんなに事は簡単ではないだろうし、商用レベルの発電所を新たに建設するというのは、現代の私鉄のおかれた環境下では相当の決断がいるだろう。一方で、高圧の送電技術者は他産業に比べれば相当数抱えているだろうから、真剣に参入を検討しているかもしれない。
 被害の想定に戻って、大規模ビルでは自家発電装置を備えてあって、あちこちのビルから発電機稼動に伴う煙があがる映像をテレビで見た。報道されてはいないが、放送局自体が大量の電力消費をして電波を飛ばしているわけで、当然ながら昨日の午前中は各局の発電機はフル稼働であったと思う。
 石油高騰の折、昨日の稼動で燃料を消費した分の補填が必要だろうから、各ビルオーナーも予想外の出費となったものと勝手に心配したりする。
 さて一次的被害者である東電も、運悪く発電所に近いところでの切断事故であったため、予想外の事態に追い込まれた。しかしこの状況で3時間で普及できたのは流石と見るべきであろう。普段の危機管理体制の賜物と思う。
 一方で、今の世の中電気がなければ何もできんということを改めて突きつけられた。社会的影響の強さから、東電に更なる保全対策を求めるという論調が当然出てくる。こうなると、東電だけの問題のみならず全電力会社に波及する。
 しかしである。別に電力会社の肩を持つわけではないが、先の電力自由化の問題も含めて、燃料費の高騰やら原発の管理やらで、近年の電力会社は決して楽な経営ではないと思う。こうなったとき過度の保全性能の向上を求めると、その電力料金に転嫁してくるしか方法はないような気がする。一方で電力自由化が進展すると競争が持ち込まれ料金が下がるからその文は吸収できるという意見もあるだろう。
しかし、今回の事故は送電線部分で起こった。電力の自由化は送電設備は既存のものを使うため、直接競争環境の導入によって解決できる問題でもないような気もする。
 そういえば今回の件で多くのビルが自家発電を備えていることもわかった。この辺の設備を上手に利用することができれば、新規参入も可能なのではないかと思ったりもする。反面、CO2削減という環境問題を考えると、あっちこっちで発電機ぶん回してビルの屋上は黒煙だらけというのも時代に合わない。この辺の問題を無視したとしても、結局送電方法の系統を考えなければうまくリソースを利用することもままならないであろう。
 う~~~ん。電力自由化という思いつきのテーマでうまくまとまると思って書き始めたら、考えがめちゃくちゃに飛散してしまった。いずれにしても、簡単にできる問題ではないということがわかった。(もしかしたら、すでに色んなスキームが決まっているかもしれないけど・・)素人が口出せる問題ではなかったかも・・
 いずれにしても暑い中、迅速な対応された方々、架線にぶらさがって必死の修理をされた方々、本当にお疲れ様です。
(まとまりの悪さを反省しつつ・・・