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本日、天気晴朗なれど波高し

漫然と過ぎ行き日々へのベンチマーク

先送りのツケを払う時代・・・

2008-02-03 16:29:40 | 雑感
 いよいよ先送りのツケを払う時代に突入したと感じる。

 まず、ガソリン暫定税率の問題。以前も書いたが、政府も野党も腑抜けである。大体、特定財源の問題なんぞは一体いつからやっているのか??結局掛け声倒れで既得権益を崩せなかったのは事実である。既得権益の問題と現実の財源の問題にしても、明確に区別して議論しているとは到底思えない。
 何にもしなかったツケが以前から判りきっている3月末の期限切れ寸前で大騒ぎ。結論的には強引の数で押し切るんだろうが、そうなるとまた議論は先送り必至である。同時に地方への財源委譲の問題等も先送りになるんだろう。

 中国の餃子事件。これも今になって食料自給率40%未満なんて言っているが、随分前から全く進化していない。その挙句、農政は米の減反政策を推し進め、農村は一部の高級米生産地を除くと、荒地だれけになった。ウルグアイラウンドの農産物輸入対策での補助金は水路を整備したり農道を整備したりで、結局農業を魅力ある産業として自立させるに至っていない。挙句、グローバル化のあおりで安い食材を求めた結果、安全の確保は自国の政府では管理できない構造となってしまった。

 安全保障も然り。ミサイル防衛技術等を世界最先端で確立しても、法整備が追いついていない。もし、今北朝鮮からミサイルが飛んできたらどうするのか?迎撃ミサイルで打ち落とした瞬間、通信衛星を破壊したと抗議され報復宣言されたらどう対処するのか?

 尖閣諸島で領海侵犯が起こり対処した瞬間に中国の軍艦から砲撃を受けたらどう対処するのか?これは現場レベルの問題ではない。現場は自らの命を守るために対処できうる全ての対処をすべきである。問題は政治的のどのようなシュミレーションを行っていて、対外的にキチンと毅然とした対応が取れるか否かである。
 こんな状況でかつての冷戦時代を運良く生き延びたからといって、今後も幸運がつづくと誰が保障するのだろうか?

 戦後60年以上が過ぎ、かつてのツケが一気に廻ってきている。

何かおかしい??

2008-01-17 00:11:33 | 雑感
 再び、政治の話。別段、どの政党を支持するという意図はない。
しかしながら、今の国会対応を見ると何かおかしい。自民党にはかつて(というより小泉・安部政権)にあった政治の意思が感じられない。
 一体日本をどんな国にしたいのか、あるいは現在欠落している部分が何で、どのように再生しなければならないのか??

 例えば、薬害肝炎の対応を見ても、かつての小泉内閣のらい病対応とは明らかに姿勢が異なる。いやいや政治解決を行っても誠意が感じられない。もし、当初説明していたように様々な要因を総合的に加味するのであれば、もっと毅然と対応してもよかったのではないか?もちろん被害者の方には心から同情するが、行政の対応というのは一定のルールの下の線引きが必要で、その中では平等性も保持されなければならない。
 世論に押し切られてなし崩しという感が強く感じられる。いくらマスコミが先導しようとも、当初示した意志はロジカルに保たれるべきではなかったか?

 一方でもっと不可解なのが民主党の対応である。とても国政を任せられる対応とは思えない。少なくとも参議院で過半数を有する政党の対応として許容される範囲を逸脱していると断ぜざるを得ない。

 テロ特措法の反対理由はなんだったのか?これだけ石油価格が高騰している最中で、現実問題として石油輸入ルートの治安を維持し得るのはインド洋に艦隊がいるからに他ならない。洋上給油している自衛艦自身が武装して洋上にいる存在理由が明確にシーレーンを維持しているのは明確であろう。その国際的義務でありながら自国の権益を保持する行為に対して法整備を進めて万が一の際の戦闘行為を合法的に行えるようにするのが政治の役割であるのに対して、何の脈絡もなく反対に廻って3ヶ月もの空白をつくったのは何故か?一方で自民党も、こういう無駄な時間を要した挙句、衆議院で強行採決するのであれば最初からなぜ行わなかったのか??
 更に、揮発油暫定税率の廃止でガソリン料金が下げるという論理は、政治家として気がふれたとしか表現できない。
 もちろん、特定財源の問題は慎重に議論されるべき問題である。しかし、単にガソリン価格を下げるために廃止という論理をかざす馬鹿さ加減はあきれてものが言えない。

 小沢一郎は、日本を破壊しつくすことに快楽を感じて、後のことなど何も考えてないのではないかと思わざるを得ないのである。

 少なくとも税金で給与を貰っている以上、政治と結果に責任を持って対応するのが彼ら政治家の義務ではないのであろうか?揮発油税廃止ではなく国会議員の給料を廃止する方が先ではないのかとさえ思うのである。

大相撲

2007-12-25 00:35:37 | 雑感
 大相撲の朝青竜、何かとお騒がせの1年であった。

やっと日本に戻って稽古に励んでると思いきや、どうもそうでもないらしい。
で、また年末に帰国希望らしい・・・

 なんだか大相撲もなめられているとしか言いようがない・・・

結局、朝青竜を上回る力強い力士が(しかも圧倒的に強い、昔の北の海、千代の富士、貴乃花みたいな力士)現れない限り、ダメなんだろうな~

 でも、こういう構図を見るにつけ大相撲への関心が薄れていくのである。
国技として持つんだろうか~

 心配である・・・・。

銃乱射・・・

2007-12-15 22:37:21 | 雑感
 佐世保で起きた銃乱射事件・・・アメリカみたいな事件である。
結果は悲惨なこととなり、最後に被疑者が銃自殺したのも米国の事件を彷彿とさせる。一方で、銃が自由に持てるアメリカ社会のみで起こる類の事件と思っていた。(日本でも一部の銃不法保有者の事件はおきているが)
今回の被疑者は、合法的に銃を保有していたものとのこと。警察は役所だから、申請されれば、正式な手続きを踏んで拒否する事由に該当しなければ許可をせざるを得ない。

 ずいぶん昔だが、友人とクレー射撃にチャレンジしようという話になり、警察に銃の保有申請方法を問い合わせたことがある。このとき電話応対した警官は極めて事務的にこういったのを覚えている。「なんで銃なんか要るんだ?こっちとしてはあんまり申請して欲しくないんだよ。今の世の中、遊びなんかいくらでもあるんだから銃なんぞに興味もってほしくないんだよ。」と散々前置きをされた挙句に、必要最小限の手続き方法を渋々教えてくれた。

 結局、このときはあきらめた(というより別のことに興味が移った)が、こういう事件が起きてみると、許可した警察の対応も批判される面もあるので、先の問い合わせに対する対応もうなづけるのである。

 でも、許可するにしても例えば競技用であれば射撃場に預けて管理するとかいう方法を取って、熊撃ち、鹿狩りみたいな目的以外は個人所有できないようにする必要はありそうである。

 とは言っても完全に事故をなくすことはできないんだろうけど・・・

ラグビー名門校の大麻事件

2007-12-09 11:37:38 | 雑感
 先日発覚したラグビー名門大学の大麻吸引事件。なんとも情けない話であるうえに、ここの名物監督のご無念を思うとやるせない気持ちになる。

 すでに報道されている通り、この大学は決して伝統校ではない。大学としても全国区となったのは最近であると思う。そして、そうなったのは、かの名物監督が手塩にかけてラグビー部を作り上げたからに他ならない。

 ワシが学生だった25年以上前、確かここのラグビー部は関東リーグの2部であったと記憶している。当然ながら、伝統校であるW大、K大、M大なんぞとは住んでいる世界が違う位、格の差があった。

 しかしながら、名物監督の愛と熱意の指導で、今やラグビー界屈指の強豪チームとなった。指導方針は、来るものは拒まずであったという。その結果、150人を超える大所帯となり全学生の生活まで目が届かなくなったというのは報道の通りである。

 しかし、ワシはこの監督が不憫でならない。この方は良く「ラグビーは勝つことが目的ではない。仲間をつくることが目的だ。」と仰っていた。だから、仲間になりたいものには、いつでも受け入れる体制を取っていたのだと思う。その気持ちを踏みにじる行為をした、数人のもののために、監督自身に「大好きなラグビーを裏切ってしまった。」といわせしめたのである。

 サラリーマンをやっていて思うのだが、いくら部下に愛を注いでいても必ず裏切るものはいる。これはある意味仕方がない。でもいくら裏切られても現段階の部下には愛情を注ぎ続けることは必須であると思う。
 増して、教育者ともなれば、それは当然のこととして日々過ごされていることであろう。

 今回の結果、あまりに悔しい出来事であった。監督もさぞご無念だったと思う。1ラグビーファンとして残念でならない事件である。
 ただひたすらラグビーに専念していた大多数のラグビー部員が必ずラグビーを続けられることを祈って止まない。

防衛汚職

2007-12-02 12:53:13 | 雑感
防衛省の汚職事件、まあ出るわ出るわである。
 件の前防衛次官であるが、ある意味やり手の防衛庁生え抜きの御仁である。省昇格における功労者でもある。そんな意味で敵も多かったろうし、刺された一面もあると考えていた。

 しかし、報道されている通りならば、ある意味国賊である。現場の自衛官は一体どんな気持ちでこの事件を見ているのであろう?
 震災での出動、イラクの砂漠での命がけの任務、灼熱のインド洋での補給活動・・・等々考えると、給与以外のインセンティブなしに国を背負った自負を唯一のモチベーションとして現場で命がけの行動をしているときに「接待ゴルフ」と飲み食いの見返りに随意契約を指示していたのである。

 もちろんこういう御仁は、やり手であっただろうし、見えない部分での貢献もあったであろう。しかし、そういう部分を一切否定されてしまう行動が何であるかを理解しえなかったのは、なんとも情けない。

 仕事ができれば何をやっても良い筈はない・・・当たり前の行動規範を顧みる事件であった。

 しかし、役人がこんなことを未だにやっている先進国なんて存在するのであろうか・・・・呆れるばかりである。世が世なら青年将校に斬殺されている・・・(だから収監されたのかも・・)。

テレビ局の作り物

2007-10-13 14:45:43 | 雑感
 先日のボクシング世界戦は酷い結果となったようだ。
「ようだ」と書いたのは直接見ていないからである。というより、このテレビ局が担いでいるボクサー一家の似非パフォーマンスには反吐が出る。

 結局、ポーズを作ることで反感を買い、それを報道、中継することで視聴率を稼ぐ魂胆が見え見えなのだ。

 まともに受けてたったチャンピオンもある意味人間ができている。

 でも、ボクシングとして見た場合、公共の電波を使って中継する番組じゃないよね。いろいろ他局や新聞でも報道されて、視聴率も40%を超えたというから、このテレビ局のビジネスとしては成功なんだろう。

 しかし、報道機関が公共資源である電波を使用して、金儲けのためには手段を選ばないということを実践していて良いものなんだろうか??

 今後もこの局が同じことを続けるのであれば、電波を返上すべきだと思うのである。

新政権・・・顔ぶれは中古品

2007-09-24 20:46:04 | 雑感
基本的に政治的な話を書かないつもりでいたのだが、何か最近政治ネタが多い。

 しかし、書かずにはいられない。
だって、今度の自民党の4役(突然1役追加)の顔ぶれは中古品のオンパレードなんだもん・・・

 新総裁の福田さん 71歳
 幹事長(名前忘れた) 69歳
 谷垣さん(役職忘れた)62歳
 二階さん(役職忘れた)68歳(67?)
 古賀さん(おまけで昇格)67歳(68)

 コリャなんじゃ?? 敬老の日を意識しての顔ぶれなんだろうかと思う。
一般企業でこの年齢構成はありえないでしょ~。

 激変する政界情勢の中で、失礼ながらこの布陣で対応できるはずもなし・・・

結局、官僚に丸投げって構図が見える。かくて日本は小泉以前に逆戻り。
税金払いたくなくなるのはワシだけか・・・
 

地下鉄大江戸線

2007-09-19 21:21:18 | 雑感
最近、得意先が地下鉄大江戸線沿いにできた。必然的にそれに乗って得意先廻りをする。で昼間は問題ないのだが、帰りが通勤時間帯になると何と鬱陶しい電車だろうか!!

 何故鬱陶しいか?? ともかく車両が小さい・・・必然的に混雑時間帯の閉塞感がすごいのだ。JRの感覚で奥につめても中に入っていけない・・・

 そういえば、まだ建設中だったころ、カネがなくなったのでフル規格をあきらめてトンネル口径を小さくして車両もひと回り小さくしたというニュースを聞いた記憶がある。苦肉の策といえば苦肉の策である。

 まあ、毎朝・毎夕乗ってるわけではないので贅沢言っちゃいかんか・・・・

政治は難しい

2007-09-16 12:01:06 | 雑感
 突然始まった自民党総裁選。

アベさんの突然の辞任で、なんだか国民がしらけちゃった反面、自民党の守旧勢力は一挙に息を吹き返した感じである。

 流れは挙党一致でフクダさんってな感じか??

でもこれって、アベさんが選任されたときも圧倒的な勝利だった気がするが?

 結局。自分が選挙で都合の良い総裁を担ぐだけってことだよね。

そうすると、痛みを伴っていた「改革」の被害者と思っていた地方重視路線への転換っていうことになる。考えてみれば国会議員の大多数が地方選挙区だから地元への利益誘導は必然的ではある。

 今まで、アベ(コイズミ)を支持していたのは、どんな理由だったかは議員自身がよく理解していないような気もする。結局、この間の郵政解散選挙では、すでに地方の団体票が崩壊してその分、民意(結局大衆迎合票だったけど)が自主的に投票した結果でもある。

 その結果、疲弊した(というより地方が自主的に経済施策を立案しないと疲弊するのは当たり前と思うのだけど・・)地方を狙い撃ちにした民主党に参院選を制されて、あわてて昔のバラマキに躍起になっているとワシの眼には映る。

 議員も仕事だから、政権云々よりも落選したら飯の食い上げなので何とかしたいのは理解するが、いっそのこと地方政策等々も含めて一旦民主党に大政奉還した方がよいのではないか?

 そうすりゃ、国民からも政策の違い(結果責任を伴う)がよく見えてすっきりするんではないかと思う。野党がいくらカッコいいことを言っても、所詮政権運営するまでは絵に描いた餅なんだから、実政権でお手並み拝見と行きたいところだし、昔の社会党みたいに万年野党を前提に適当なこと言ってるのとはだいぶ状況が異なっているんだしね。少なくとも2年以内にある次回の総選挙で民主党が勝てば政権は本当に民主党の手中に入るんだから、民主党も「反対」だけではすまされなくなるし、実態に応じた政策を打てないで政権を取ると、本当に崩壊してしまう。

 つまり昔の野党とは置かれている状況が根本的に異なるのだ。

なんか、この辺を与野党ともども真剣に考えてほしいと思うのである。