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日本の、東京の居酒屋巡りをお届けしてきたブログ・・
信州への転居に伴い、内容も一新してリニューアル!!

紀伊半島の旅

2010年07月29日 | Weblog
暑い日が続きます。しかし我が家は既に夏休みを終えました。昨年も7月に沖縄へ旅をしましたが、今年は主旨を変え、なんと紀伊半島へ旅を敢行。志摩→伊勢→白浜→熊野古道→和歌山→高野山→奈良を回る5泊の旅は鳥羽の温泉旅館で開幕。信州にはない海を目の前に海の幸を頂いた翌日、伊勢神宮を参拝。さすがは聖地。神聖な空気に満ちた森に癒され、赤福本店の素敵な空気に満たされ、夜は伊勢の名居酒屋『向井酒の店』へ。しっかり仕事をされた肴をつまみ、ゆっくり地酒を頂いた。磨き込まれた古い店。国宝級と言える佇まいに酔い、翌日は熊野古道を辿り、サッカー日本代表にもゆかりのある熊野大社を詣でながらリゾート地南紀白浜へ。白浜の古い公衆浴場で汗を流し、白浜の聖地『長久酒場』へ。人生初のウツボを網焼きにしながら地酒『長久』を傾ける。旅の疲れは湯と酒に溶かす。太刀魚刺身や鳥せせりなどの肴にも満足し、旅館への帰り道に海岸で花火まで見物できた幸せな夜。
翌日は白浜にある「とれとれ市場」で旨い魚を昼食に取り、山の中にある日本3大美人の湯である龍神温泉に浸かって和歌山市内へ下山。あてにしていた『世界一統酒場』が1月に閉店していた事実に愕然としつつ、スタミナ補給にと嫁さんとホルモンを突き、その後うまくないラーメン屋に当たり撃沈。和歌山ではイマイチ楽しめず翌日早起きして高野山へ。特別列車『天空』でゆるりゆるりと山を登り、ケーブルカーとバスと徒歩を経て奥の院へ参拝。弘法大師様の御廟にたどり着く途中、織田信長や秀吉、三成、光秀の墓にも祈りを捧げつつ拝み倒しの旅は続く。高野山の茶屋で和菓子とお茶で足と喉を癒し下山し、我らは旅の終着地奈良へ車で移動。
奈良では名店『蔵』で最後の晩餐を。古きよき空気の中でおでんや串かつを頂き熱燗を。その後夜の奈良をぶらつき、奈良県酒販組合のアンテナショップで試飲と買い物を済ませ就寝。最終日はうだる暑さの中、鹿にかこまれ東大寺で大仏様と再会。改めて昔の人の成せる技に敬意を覚え、再度鹿にかこまれ奈良県市内をぶらり。嫁さんは土産とセールで服を購入し、私はタイパンツなるゆるいカジュアルアイテムをゲット。平城遷都1300年に沸く奈良。しかしさすがの旅最終日にこの暑さは…ということで人で賑わう平城京へは寄らず、昼下がりの3時に奈良を後にした我が家。
昨年の沖縄と違い、バカンス感は無かったものの、これはこれで思い出深い旅となった。「のんびりする」という目的で旅立った沖縄ではゆるい時間を過ごしたが、今回は総移動距離1500キロの忙しい旅だった。しかし人生1度は行きたい伊勢参りを始め、いにしえの昔から続くパワースポットでパワーを体に浴び、各地の温泉で汗を流し、各地の地酒で体を溶かした旅は満足の行くものであった。さあ季節は夏本番。残りの夏を楽しみつつ、仕事も頑張らねばと決意をし、久々にネクタイを締めた今週。暑い・・・・
(ちなみに写真は向井酒の店の超絶急のいわし酢)