今年のお正月からトニー・ブレア元首相の「私の履歴書」が日経新聞に連載中。これは面白いですね
学生時代に母を亡くしたこと。バリスターをやっていたこと。首相になるまでのあせり。官邸に初めて入るときに感じた喜びよりも重圧、そしてイギリス流のユーモア・・・
以前このブログにも書いたように
「政治家の仕事は、新しい政治的なアイデアを創り出すことにある。偉大なる政治家はアトリー(福祉国家)、ヒース(EEC加盟)、サッチャー(私有化政策)がそうであるように独自の政策プランを持っていた。イギリスでは総選挙とは各党の政治プログラムの間の戦いである。日本のように候補者はこの選挙区にどんな利権を中央から持ち帰るかの「公約」の争いでは決してない。」(森嶋通夫)
ブレアはこれを
「そうすると政権を視野に入れる前に50歳になってしまう。選挙に勝って権力を獲得し、自分の信じる政策を実行できなければ、政治の意味とはなんだろうか」
と表現している
彼は「ブッシュのプードル」といわれていたが、日本はせめて「チワワ」くらいにはなってほしい(笑)
今日12日には
「国家を効率的に機能させる能力は、20世紀中ばに必要とされていたものとは違う。それは実行とプロジェクト管理を扱う民間部門のものに似ている。近代政治のペースは速く、メディアも徹底追及するので政策の意思決定、戦略の策定は圧倒的な早さですすめなければならない」
「首相は大企業のCEOや会長のようになった。政策方針を固め、それに役所が従っているかを見極める裏付けデータを入手し、結果を測定しなければならないのである」
(つまりPlan DO SeeのPDCサイクルをつくるということ)
このような状況なので、法律や政治を修めた人だけでなく、米国型ビジネスの教育も政治家には有効かつ必須になりつつある。わざわざは言わない人が多いが、英国では現外相のヘイグがINSEAD MBA、フランスのサルコジは弁護士だがBCGに依頼して選挙を戦った。一番有名なのはブッシュがHBS出身ということだが、ロムニー氏もHBS、元ベインの社長でもある。
というようにいわゆるMBAプロトコルも政治家にとって、必要なものになりつつあるのでは。
学生時代に母を亡くしたこと。バリスターをやっていたこと。首相になるまでのあせり。官邸に初めて入るときに感じた喜びよりも重圧、そしてイギリス流のユーモア・・・
以前このブログにも書いたように
「政治家の仕事は、新しい政治的なアイデアを創り出すことにある。偉大なる政治家はアトリー(福祉国家)、ヒース(EEC加盟)、サッチャー(私有化政策)がそうであるように独自の政策プランを持っていた。イギリスでは総選挙とは各党の政治プログラムの間の戦いである。日本のように候補者はこの選挙区にどんな利権を中央から持ち帰るかの「公約」の争いでは決してない。」(森嶋通夫)
ブレアはこれを
「そうすると政権を視野に入れる前に50歳になってしまう。選挙に勝って権力を獲得し、自分の信じる政策を実行できなければ、政治の意味とはなんだろうか」
と表現している
彼は「ブッシュのプードル」といわれていたが、日本はせめて「チワワ」くらいにはなってほしい(笑)
今日12日には
「国家を効率的に機能させる能力は、20世紀中ばに必要とされていたものとは違う。それは実行とプロジェクト管理を扱う民間部門のものに似ている。近代政治のペースは速く、メディアも徹底追及するので政策の意思決定、戦略の策定は圧倒的な早さですすめなければならない」
「首相は大企業のCEOや会長のようになった。政策方針を固め、それに役所が従っているかを見極める裏付けデータを入手し、結果を測定しなければならないのである」
(つまりPlan DO SeeのPDCサイクルをつくるということ)
このような状況なので、法律や政治を修めた人だけでなく、米国型ビジネスの教育も政治家には有効かつ必須になりつつある。わざわざは言わない人が多いが、英国では現外相のヘイグがINSEAD MBA、フランスのサルコジは弁護士だがBCGに依頼して選挙を戦った。一番有名なのはブッシュがHBS出身ということだが、ロムニー氏もHBS、元ベインの社長でもある。
というようにいわゆるMBAプロトコルも政治家にとって、必要なものになりつつあるのでは。