友人に教えてもらった、蘆花公園にある世田谷文学館に「荷風展」を見に行く
今回は「女性から見た」「一人暮らしの先進事例」(笑)あたりに力点がおかれている。
25年間住んだ家を1945年の空襲で焼け出され、疎開先でもまた空襲に襲われたのが60代で、今風にいえばPTDS+老人性xx?になったあとの奇行のイメージが強い
そもそも戦前の資料、写真が数が残って無いので、どうしても「歯抜け」とか、「ストリップ小屋での写真」になってしまうのだが。
今回は戦前のものも少しでていたが、この輝かしい時代の荷風の資料はもっと見たいなーと思ってます。
昔のヤッシー先生をスリムにしたポジショニングでしょうか・・・(笑)
麻布の高台の洋館に住んで、朝はベッドの中(布団→食卓でなく)で、クロワッサンとココアかカフェオレ、昼は庭でボルドーワインとカプレーゼ(トマトとモッツアレラチーズ)、夜は座敷でチントンシャンか、銀座でフレンチ、という日常を90年前に送っていた(当時としては宇宙人)
いつも行っていた図書館「南葵文庫」は、飯倉外務省公館から、熱海に場所が変わって、「ビラ・デル・ソル(「蓬莱」の別館)」となっている。
http://www.lib.u-tokyo.ac.jp/tenjikai/tenjikai95/bnk/nanki.html
http://www.izusan-horai.com/hotel/
隣は住友本家と高級外人用邸宅。道の向こうには皇族の屋敷という自宅から出歩いて東京を観察してるのがわかれば「裏道を歩こう、横町に入ろう」という意味も、もっと面白くなるはず