2014年4月~2015年3月、日本の国際協力NGOの集合体である「アジアの未来への展望NGO協議会」が期間限定で立ち上げられました。この協議会は、「水」「地域づくり」「パートナーシップ」の3つのテーマを切り口に、日本と他のアジア地域の人びととの新たな関係づくりを目指し、日本国内でさまざまな対話活動を進めました。
私たちアジア砒素ネットワーク(AAN)は、メコン・ウォッチ、FoE Japanとともに、「水グループ」を形成し、宮城県での高校で講義(9月)や、東京都内での企業や市民を対象にしたワークショップ(10月)を実施しました。また、2月にはシンポジウムを開催しました。AANにとっては、他のNGOとのコラボを通じて、水をめぐる課題の共通項を見出し、アジアの水利用のこれからを一緒に展望できたことが、この活動の醍醐味となりました。
ブックレット「アジアの共生社会を紡ぐ日本の国際協力NGO~私たちが訴えたいこと、共有したいこと」は、日本語だけでなく、英語でも、お読みいただけます。更に同サイトには活動動画およびその他活動記録・成果物も収録されています。
AANの活動について詳しく知りたいと思ってくださっている皆さまに、こちらをお勧めいたします。
1.「世界の水問題」講演会の映像 (2014年9月9日スーパーグローバルハイスクール指定仙台二華高校)
利用者からみた水~バングラデシュの水供給の経験から
※バングラデシュの水事情を紹介した後、持続的な水利用に必要なポイントを紹介しています。映像作家の谷口悌三氏の編集です。
2.参加型教材
アジアの水をめぐる課題とさまざまな立場を知る(ロールプレイ)
バングラデシュの井戸水のヒ素汚染
※危険とわかっていながら井戸の水を飲み続けてしまう村人たちを、日本企業の営業マンは助けることができるのか?疑似体験を通じて、困難を考えます。
この教材は開発教育協会/DEARとの共同開発です。
本活動は、トヨタ財団の支援を受け、国際協力NGOセンターJANICを事務局に、12の国際協力NGOが参加し行われました。