舌下腺癌になりまして、その闘病記になります。
2022年11月頃かな、左耳の奥が「ジーン」という痛みが時々起きました。
特に気にすることもなく2023年4月頃に舌の左が痺れるのと痛みが出てきました。
そういえば左舌の下が盛り上がっているように見えるのと左のリンパ付近が腫れているような。
ちょっと見苦しいのですが写真です。
ちょっと不安になり、5月25日に近くの耳鼻咽喉科を受診しました。
医師が一通り診ると、腫瘍の疑いがあるのでと横浜市大学付属病院を紹介されました。
こりゃ、ちょっとまずいかもと思いながら5月31日に横浜市大学付属病院を受診。
この日の検査は、問診、採血、検尿、顔面パノラマ撮影、胸部レントゲンまで実施。
本当は、造影剤CTを取りたかったのですが、糖尿病薬「メトホルミン」を服用していたのでCT出来ず。
メトホルミンと今回の造影剤の組み合わせは問題があるとのことで、6月2日に実施することになりました。
6月2日に造影剤CT実施。人生初めてのCTですね。
結果は、6月5日にわかるとのこと。
で、6月5日に光藤教授から説明あり、舌下腺腫瘍の疑いとのこと。東京の三田にある国際医療福祉大学三田病院の頭頚部腫瘍センターを紹介される。
正直、横浜市大学付属病院ではだめだったかの感想です。こりゃ、まずいが増幅。
国際医療福祉大学三田病院に予約の連絡を入れるも結局、担当の医師は混んでいて6月19日に決まりました。2週間ぐらい先です。
「こりゃ、まいった」と思いながら6月19日に多田先生の診断を受ける。
多田先生から「病名は、舌下腺腫瘍で良性か悪性かは、今後の検査ですね」と言われる。また、舌下腺腫瘍は悪性のことが多いとこと。
悪いことに、横浜市大で撮ったCTで左右の肺に5ミリ程度の腫瘍らしきものがあるとのこと。舌下腺癌であれば転移の可能性があるとのことです。
今後の検査は、脳のMRI、頸部のMRI、全身のPET-CT、最後に細胞診検査となります。
仮に悪性腫瘍となると頸部と口内の外科手術と腫瘍を取った後に再建術を行うとのこと。
再建術とは、腫瘍を取ったあと、ガッポリ穴が開くので食事が取れなくなるので腕やお腹や太ももの組織を移植することだそうです。
ことによっては、放射腺治療にもなるかもとのこと。
さて、これからが色々は検査の始まりです。
まず、脳のMRIと頸部のMRIですが、MRIは初めてだったのですが、ピーピーガーガーとうるさいですね。耳栓していてもうるさい。
次に全身のPET-CTですが、これは色々大変ですね。造影剤ですが、全身に回るまで30分が必要で撮影にも30分必要です。
撮影で30分固定されると起きるときに体が固まって起き上がるのに一苦労です。
その後、造影剤の放射腺が抜けるまで1時間の安静となります。家に帰っても妊婦と乳幼児は近づかないことのお達しが。
ちょうど6月に孫が生まれて家にいるので注意せねば。
最後に細胞診検査です。これは口の中に針をさして組織を取る方法です。
実際、麻酔なしに針を刺されてのですが、まったく痛みなし。これはやっぱり悪性かなと、心によぎるものあり。
7月10日にいよいよ結果発表です。
多田先生、増淵先生から舌下腺癌と告げられる。癌の種類は「腺様嚢胞癌 Ⅳ」とのこと。このⅣの意味は、癌の進行度ではなく、細胞診による癌の確立、つまりほぼ癌でしょうとのこと。
またこの癌は、比較的進行が遅めとのこと、まずは、舌下腺癌の摘出を実施して、肺の転移はその後に対応しましょうとのこと。
手術の方針としては、左舌下腺癌の摘出、その後腕から組織を取って移植し、太ももから皮膚をとり腕に移植するそうです。
手術日は、2023年8月1日に決定。
手術時に、尿道カテーテル、気管切開もするそうです。気管切開は、顎の部分が大きく腫れて呼吸に影響がでるので気管切開してそこから呼吸をするそうです。
術後は、ICUに1週間程度いるとのこと。その後病室で食べること話すことのリハビリだそうです。
ちなみに口から食べれないうちは、鼻から栄養チューブを胃まで通して栄養補給します。
正直、今日の結果を聞くまでは、ドキドキものです。なぜかというとドラマでは、「もう、手の施しようがない。余命半年です」なんてよく言うではないですか。
まあ、数年は、寿命が延びたかな。
さてさて、手術までに色々な検査があります。全身の状態を確認するためです。
なので消化器科で胃カメラ、内科、循環器科、歯科、麻酔科の高診を受けることになります。
さて、色々な検査も終わり、血糖値が高めと左の奥歯がそろそろ抜かないといけないとこと。
以上の問題は直接手術には影響ないので8月1日に手術GOとなりました。
7月25日にいつもの山のメンバーや飲み会のメンバーが大船で激励会を開催してくれました。
お見舞金やお守りやお手紙を頂き、感謝感謝です。なんとしても快気祝いでお返しせねば。