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RED GIANT

進化途中の赤色惑星

’97.8

2007-04-01 13:37:53 | 創造から出る詩

気持ちに添わない事は

無理にねじ曲げないように

あるがままに受け入れるしなやかさを

自分を失わなければ

強く、何通りもの生き方が出来るはずだ

自分は水である事を忘れないように

流れる事を拒んでいたら

何も流せないのだ。


’98

2007-02-06 09:10:28 | 創造から出る詩

また自分と向き合う
何故 私は落ちたのか
何かから逃げた 何かが見えた
あの子はあんなにも私を求めるのに 私は逃げた

あの真っ直ぐさから逃げた
奴と私は似ている ひとりぼっち
誰も認めていないのに誰かを認めたい

会いたいと思っているのか思っていないのか
自分の心はわからない。

人の事を悪く言うあの子が嫌いだった
愛の無いあの子が嫌いだった
私の黒い部分を表面にまとっているようで直視できなかった
向き合うと約束したのに守れなかった

あの子といると何が表か裏かわからなくなる

何故私は落ちているのか
日がたつにつれ自分を嫌いになっていく
私が何様だというのか。

目が好きだった 髪や手や腕や言葉や変なしぐさ
男らしいところからは程遠いところに立っている
猫背でビンボーくさい
笑わないのは何故だろう
一度だけ笑っている声を聞いた
前を歩いていた私はおどろき振り返り
顔を見ようとしたが
すでに笑ってはいなかった。

笑わせたかった。
幸せを分け合えたら と考えたけど私はギブアップした

ただ今は超人になりたい
逃げた自分がゆるせない
何も出来ない 何も出来なかった
私はただ恐かった
人と向き合うのが

また あれだけの思いをしたいと望んだのに
自分を出すのがやっぱり恐かった
受け入れられないと決めて
そして逃げた
心は求めたのに


’96

2007-02-04 15:49:04 | 創造から出る詩


夜がくると恐くなる

不安になる

今日はもう終わりなんだということ。

今日も一日何も変わらなかったこと。

私にしては珍しくここのところ色々やっている

何かしらしようと心がけ そして実行していると思う

少しづつ自分に変化が起こっているのは解っているのだが

そんな事ではない

何か 別の 大きな答えが欲しいのだ

だけどまだ見えない

何かをして これでいいのか?

何もしないのはもっとダメだ

何をしても答えは見えない

もっと大きな変化が必要なのだろうか


こんな時彼ならどう乗りきるのだろう…

いや私自身今がどんな時かさえ解らない

うまく言っているといえばそうだし

そうじゃないとも言える

何だろう…

自信を無くしているというのが一番あっているのかもしれない


’90

2007-02-02 00:11:34 | 創造から出る詩

大きなものにはかなわない

きっと勝てない きっと負ける

私は大きなものが恐い

私は小さなものを好む

小さなものの繊細さをたたえる

小さなものをながめ続ける

私は小さい 大きいものがそばにあると

見渡せないからおびえる

そして少し離れて見渡そうとする

大きなものが小さいものを
引き寄せることがあったとしても

小さいものに大きいものを
引き寄せる力があると思えないから

自分のそばに大きなものがあっても素直には喜べない

自分の力で引き寄せたと思えないからだ

大きなものになりたい

今 私が怯えている大きなものより大きくなりたい

しかし私が小さなものをたたえてきたように

大きなものにも小さなものにもたたえられる部分はあるはずだ

大きなものでありたいと思う心

大きなものであるという自信

小さなものでありたいと思う心

小さなものであるという自信

手にしたいのは自分自身でありたいと思う心


’89.3.19

2007-01-29 18:26:17 | 創造から出る詩

何かになれればいいなずっとそう思ってきた

人から見ると自分も人だろう

でも中身は違うんだ

大きなものにぶつかるたびに自分の表面が崩れ落ちそうになる

その崩れかかるのを止めるのが大変だった


ひびが入り血がにじむ

いっそ血と一緒に中身まで流れ出てしまえばいいのに

ひびから流れる赤い液体

これは本当に人の言う血だろうか?

どこからか自分の中に流れ込んだカエルの汚物ではないだろうか


ひびが入り中身が見えそうになる

自分にはひびから見える本当の自分が

鏡を見て確かめられない

いっそ全てが変わればいいのに

中も外も同じものに

何かになれればいいのに

ひびが割れて本当の自分と合わなければいけない

自分の中身はいったい何だろう

恐くて確かめる事も出来ない

 


あの頃

2007-01-19 12:55:51 | 創造から出る詩

小さな頃に見た夢を

大きくなったとき不意に思い出す

それからというもの何度も何度も

その夢を頭に浮かべてみた

昔あの頃何があり

自分は何を思ったか

自分は何を感じたか

ゆっくりゆっくり思い出す

あの頃に見たあの夢は

誰かに殺される夢だった

あの頃に見たあの夢は

小さな私が大人に変わっていた

そしてあの頃夢から覚めると

いつも独りで泣いていた

'88.1.26


’00

2007-01-16 23:21:51 | 創造から出る詩

いつまでも私はあの頃の自分に手を伸ばしている

動けなかった私を動かそうとして

色々な気持ちを人はどう言葉に表現していくのだろう

私の隣人は頭がいい

その人はどう言葉にするのだろう

たのみ方は知っているけど

言葉に出来ない気持ちを伝える方法を知らない

足がすくんだ

間違って伝わる事が恐い

何よりも自分を見下し自分を信じていないのは

あの頃の私

内側からカギがかけられている事に気づくまでに

ずい分時間をかけてしまった

手にしたカギを回す瞬間

「なくした時間は返ってこない」

またそんな知らない人の言葉に動きが止まる

「大事な事に使った時間は取り戻せる」

隣人が私に、自分自身に言い聞かせる

たくさんの色あせていく言葉の中から

何を選び抜いていこう?

今の私はあの頃の私に聞かせる

「誰もそのカギをうばえない心が決まったその時に回せばいい」


'00

2007-01-16 21:07:30 | 創造から出る詩

小さい頃に手に入れる物を私は何も持っていなかった

持っていない事さえ気づいてなかった

私に与えてくれたのは

人だった

持つ事が出来ると教えてくれた人は

私の元を去ってしまったが

その言葉は私を支えた

見ることは出来る。聞くことも感じる事も答えを出す事さえも

大事なのは感じ続ける事。

自分に何かが出来るなんて

迷っていた頃は想像もつかなかった

何も出来ない、出来なかったと

同じ場所から動けない自分を

一番バカにしていたのは自分だった


束縛された身を理解できる人もまた

その重さを知っていたのだろう


’00

2007-01-16 17:03:56 | 創造から出る詩

心を伝えたい

言わなくても解っているだろう?と思い込み

伝えようともしなければ

伝わってくるのは面倒くささや返答の限られた問答

伝えたい

言葉を持ったかぎり共有できる

心が見つかるはずだ

特別な話じゃなくていい

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