この作品は、昨年の暮れに、市ヶ谷 山脇ギャラリーにて行われた、清水桂子先生主催の茉莉花作品展に展示した作品です。
清水桂子先生は、ポーセリンアーティストとして、世界で活躍される素晴らしい方です。
私も、先生の卓越した技術をすこしでも身に付けたく、先生の主催される茉莉花教室の特別クラスに所属させて頂き、現在でも頑張って技術を磨いています。
さて、本題ですが、今回はペンワークについて!🖌
ペンワークとは、ペンワークオイルで陶器用の絵の具を溶いて、つけペンなどに取り、陶器の表面にラインを描いて行くテクニックです。
今回の作品は、ポートレートを中心としていますが、トレーの左右に全く違ったイメージを表現しようと思い、左にプレーンで、柔らかなポートレートを配置し、右には、ラスターをベースに入れて、スクラッチで作った曼荼羅風のインパクトのある柄を描きました。またそれに合わせて、ペンワーク🖋で、同じく曼荼羅風の柄を描いてみました。
この曼荼羅風の柄は、ゼンタングルと言う、単純なパターンを繰り返し自由に描くデザインをつかっています。
自由な感じて描く事により楽しく心を自由にすることに繋がり、心理学のカウンセリングなどにも使われているデザインです。
この作品は、左右のイレギュラー差が、面白いのでは無いかと思っています。
ラインワークは一見簡単にみえますが、意外に難しく、テクニックが入ります。
オイルをたくさん入れるとペンが良く滑り描きやすくなりますが、焼成するとオイルが滲みます。
丁度良いオイル量でも、なかなか長いラインを引く事が難しく、練習の必要があります。
付けペンに絵の具を取ったあと、ペン先をゆっくり引く事がポイント!
早く引かず、ユックリ動かす事です。
また、ペンをまっ直ぐに引かず、描く白磁を様々な方向に回しながら、横に動かす様にすると案外スルスルと描く事ができます。
ペン先にオイルが沢山たまら無い様に時々拭き取りながら描くのもポイントです。
オイルで溶いた絵の具は描くうちに、硬くなっていきますから!
最近、日本ヴォーグ社のサンアートからライナーオイルと言うペンオイルが出ています。
このライナーオイルは、サラッとしたオイルで、1番の優れものは、オイルの乾きが早い為、1日くらい経つと、水溶性で溶いた絵の具ならば、焼成前でもその上に色を乗せる事ができます。
私は最近、このライナーオイルが使い易く、此ればかりです。
ポーセリンペイントだけでなく、ポーセラーツの転写紙デザインの空間などに、ラインワークのデザインや、文字などを入れると、オリジナリティーあるデザインとなりとても表情が出ます。是非、ポーセラーツにも、積極的にペンワークデザインを入れて欲しいと思っています。
春ですねー!体も次第に動きやすくなる季節🌸🌸🌸
新しい作品作りたくなりますねー!
🎀緒方 瑛子 おがた あきこ🎀
💌ペイント倶楽部オガタ
ポーセラーツ、ポーセリンペイント、ヘリテージDECO、トールペイント
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