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Radio Contest Station @ Labuan Island, Malaysia

イヤホン無線化の検討

2019-05-13 17:19:18 | Radio Contesting

一年前のCQWPX CWコンテスト直後の雷害では、ほとんど前触れのない突然の落雷でした。もしコンテスト中に突然の落雷があったら…と考えると、人体に触れる部分はできるだけ無線化しておきたいところです。キーボードとマウスは既にワイヤレスですから、次はイヤホンを無線化できないかと思っていました。しかし、Bluetoothは キーボードやマウスでの経験で信頼性に懸念を持っていました。

先日某所のミーティング(宴会)で、某有名コンテストクラブでは Bluetoothヘッドホンを実用していると言う話を伺いました。CODECが apt-Xならば 遅延も問題にならないとの事でした。調べてみると、Bluetooth標準のCODEC SBCでは 遅延が200ms以上ありますが、apt-Xでは 70ms程度、さらに apt-X Low Latencyでは 40ms未満だそうです。遅延が40msもあると、高速CWでは短点1個分以上ずれてしまいそうです。CW送出をすべてキーボードで行うのであれば問題ないでしょうが、サイドトーンを聞きながらパドルを操作する場合では問題になりそうです。でも、40ms”未満”との事なので、試してみる価値はありそうです。

当初 apt-X Low Latency対応のヘッドホン/イヤホンを物色しましたが、48時間連続使用可能(orモバイルバッテリーで充電しながら使用可能)なものは確認できませんでした。そこで、apt-X Low Latency対応の Bluetoothトランスミッター・レシーバーを2つ調達して、対向で試してみる事にしました。

bluetooth TX/RX 1

こちら↑の写真は、左側の小さめの箱をトランスミッター、右側の大きめの箱をレシーバーに設定して試してみている様子です。実は当初、大きめの箱の方を2つ調達して、各々トランスミッターとレシーバーに設定して試したところ、apt-X HDでペアリングしてしまい、全く使い物になりませんでした。apt-X HDは音質的には apt-Xや apt-X Low Latencyより上位のCODECですが、遅延はapt-Xの1.5倍程度との事ですから、100ms以上と言う事になります。そこで改めて、apt-X Low Latency対応かつapt-X HD非対応のものを探して見つけたのが小さめの箱の方です。この製品は、トランスミッターのみapt-X Low Latency対応と言う事なので、この製品2台の対向では apt-X Low Latencyではペアリングしませんが、大きめの箱をレシーバーにすれば、apt-X Low Latencyでペアリングしてくれるはずです。…で、試してみたところ、期待通りapt-X Low Latencyでペアリングしてくれました。トランスミッターにリグ、レシーバーにイヤホンを接続して受信音を聞いてみたところ、無音時のホワイトノイズが気になりましたが、イヤホンの前にアッテネータとして手持ちのインラインのボリュームコントローラを入れたところ、解決しました。サイドトーンを聞きながらパドルでCWを打ってみたところ、35WPM程度でも普通に操作でき、遅延は気が付かないレベルである事を確認しました。ただ、リグ側の音量をあるレベル以上下げてしまった場合(かなり小さいレベルですが)、レシーバー側で無音になってしまうのが気になりました。実際にはそんな音量で受信する事はありませんが、ダイナミックレンジがどうなのかは懸念材料です。まあ、来週末のCQWPX CWで使ってみましょうかね。レシーバーを持って家の中を動き回ってみましたが、10m位離れてもノイズが入る事もなく、トイレ休憩もイヤホン装着のままで行けそうです。RFIの影響は未知数…ですが。

Bluettooth TX/RX 2

こちら↑の写真は、ノイズキャンセリング機能付のWalkmanをノイズキャンセリング・イヤホンとして試してみているところです。トランスミッターにUSB充電器、レシーバー側にモバイルバッテリーを接続してどちらも充電しながら使用できる事も確認しています。レシーバーとWalkmanを同じモバイルバッテリーから給電するとハム音が入ったので、ラインアイソレータを入れています。USBアイソレータを入れても良いと思います。リニアアンプ等のファンの音に対してノイズキャンセリングは有効ですが、これだけのものを身体に付けてトイレに行くのはどうかなぁ(^^;

それから、左右のリグの音声を両回路間に抵抗を入れてブレンドしていますが、ローインピーダンスのイヤホン直付けからハイインピーダンスのBluetooth トランスミッターへ変更になるため、抵抗値の調整が必要になります。実際には、ラインアイソレータが比較的ローインピーダンスなので、それを噛まして抵抗値を調整しようと思います。

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