たーったったららったー 9M6NA

Radio Contest Station @ Labuan Island, Malaysia

今回の 6m FT8 での運用を振り返って

2018-06-13 17:00:00 | Radio

昨日のお昼過ぎ、後ろ髪を引かれる思いでラブアン島を後にしました。ちょっと東南アジアをぶらぶらして帰ります。クラスターを見ていると、今日の6m良さそうですね。ペナンからもヨーロッパができていると報告をいただきました。やはり、もう少し時期を後ろにずらした方が良さそうです。

今回 2018年5月21日~6月12日 に 9M6NA から 6m FT8で 交信した局数をまとめてみました。重複交信は除いてあります。

6m FT8 交信実績

日本とはそれなりにできましたが、ヨーロッパ方面が寂しいです。今さら言っても始まりませんが…。次回、必ず計画します。


今日の6m

2018-06-11 22:59:19 | Radio

残念ながら期待のヨーロッパ方面は開けませんでしたが、夕方から日没後にかけて、日本方向に良く開け、日本・韓国・台湾・フィリピンとで 80QSO以上できました。明日も05ZくらいまではQRV可能なので、可能な限り6mを運用します。

今回ヨーロッパ方面とのオープニングを確認できたのは2回だけでしたが、ラブアンからも6mのマルチホップEスポでヨーロッパ方面とQSOできる事が分かったのは成果でした。来年か再来年にまた、今度は少し日程を後ろにずらして挑戦したいと思います。

LoTWとClub Logには、QSOの当日中にログをアップしてあります。帰宅は来週ですので、OQSLへの返事はその後になります。少々お待ちいただくようお願いいたします。


停電(6mのヨーロッパはお休み)

2018-06-09 22:17:00 | Radio

昨日の6mは 日本とヨーロッパの間が大オープンだったようですが、こちらではカザフスタンのUN6Tが一瞬デコードできただけでした。今日は朝から日本が強力に入感し、いやが上にも期待が高まり…ましたが、午前9時半(0130UTC)に突然停電になりました。また落雷か?と一瞬冷やっとしましたが、外は良い天気です。電力会社に電話で確認したら、今日は工事のため午前9時から午後5時まで停電との由。この貴重な一日を電気なしで過ごさなければならないとは、何と無情なことでしょう。

結局停電が復旧したのは午後6時…と言う訳で、今日は6mのヨーロッパは全く成果なし。午後7時からのAsia Pacific Sprintには参加できましたが、残念な一日になりました。あと残されたチャンスは2日。どうか開いてください!


6mのヨーロッパ その後

2018-06-07 22:14:43 | Radio

6月5日に ルーマニアのYO9HPとウクライナのUT7QF、UT8IOが聞こえたもののQSOに至らず、昨日まで成果なしでした。 昨日などは日本でヨーロッパ方面が良くオープンしているのを見てうらやましく思うばかりでした。

そして今日やっとまたヨーロッパとQSOできました。

QSOできたのは、
ドイツ DK2EA、DF3CB
クレタ島 SV9CVY
ギリシャ本土 SV1FJA
オーストリア OE5OLL

聞いたけどできなかったのは
キプロス 5B4ALJ
ロードス島 SV5DKL
ギリシャ本土 SV3KH
イタリア I6WJB

受信レポートをくれたのは
ノルウェー LA7JO
ポルトガル CT1EKY

こうしてヨーロッパが開く一方、日本とのオープニング頻度が少なくなっているのを感じます。現在までの6m FT8での総QSO数は 288(若干の重複を含む)です。

ラブアン島滞在は 12日(火)の朝までなので、11日(月)までが勝負です。
さらなる大オープンを期待して、6mの運用を続けます。


2018年CQWPXCW Raw Scores

2018-06-05 19:02:37 | Radio Contesting

2018年CQWPX CW コンテストの 自己申告スコアが公開されました。
http://www.cqwpx.com/raw.htm?mode=cw

2018年CQWPXCW Raw Scores

光栄なことに、JAの上位お二方と一緒にキャプチャされました。(^^)
オセアニアでは一応1位なのですが、ナンバーのミスコピーが多かった事は間違いないので、この僅差では2位のVK6LWに逆転される可能性大です。


棚ぼた 5Band DXCC

2018-06-05 00:19:37 | Radio

6mのコンディションは二日続けて…と言う訳にはいかないようです。

ヨーロッパはできたけど、他はどうだったかと、ログを調べたところ、1999年にチャゴスのVQ9QMとQSOしてました。WACの残りは北米と南米…、ちょっときついですね。

で、DXCCはどうなってるかと、LoTWで調べると…
9M6NA DXCC Table

LoTWでは、6mは まだ 8 Cfm.でした。カザフスタン、ウクライナ、イタリアは既にこの 8 に含まれています。Club Logによると6mの Wkd.は 17 らしいです。

で、この表を眺めていて気が付きました。80mが 消滅込みで 100、なんと 5 Band DXCC  が完成していました!かつてDXを追いかけていた JE1JKLでは、80mは100に遠く及びませんでしたが、9M6NA からは ほとんどコンテストだけで それもLoTWだけで 28年かけて 5 Band DXCC を完成してしまいました。記念に申請してみようかな。


6mでヨーロッパ!

2018-06-03 20:49:30 | Radio

期待していたし、信じていたけど、確信していませんでしたが、本当に6mでラブアン島からヨーロッパができました!

今朝は01UTC過ぎ位から 日本が入感し始め、その後 韓国 中国、と言うようにコンディションが西の方へ移って行くのが分かりました。そして、03UTC前後にキルギスタンのEX8MLE(のちにEX8MLTも)、カザフスタンのUN7TWとUN6T と立て続けにQSOできました。ラブアン島から見て、距離的には北海道とあまり変わらないのですが、初めての北西方向の局とのQSOでしたから、ヨーロッパ方面のオープニングへ大きく期待が膨らみました。

そして 05UTCの少し前、ウクライナのUX4UAから呼ばれ、めでたくヨーロッパとの初QSOを成立させました。また05UTC過ぎには、シチリア島の IW9HII からも呼ばれ、今日はヨーロッパ2局とQSOすることができました。

以上、すべてFT8でのQSOです。少ないチャンスをものにするためにはFT8しかない、と言う思いで慣れないモードに取り組んでおります。実は昨夜、落雷でダメージを受けたバンドパスフィルターの動作確認をしていたのですが、その確認作業中に誤って、落雷被害を免れた方のIC-7600(手持ちで唯一 FT8の運用が可能なリグ)のACCプラグのDC12Vをショートさせてしまうと言う失態をしてしまいました。突然IC-7600のディスプレーが消え、頭の中が真っ白になりましたが、内部の5Aヒューズを交換しただけで、無事復旧することができました。もし、致命的なダメージだったら今日の成果どころか、今回のラブアン島長期滞在の目的の一つ、「6mでヨーロッパ」と言う夢が潰えるところでした。本当危ないところでした。まだ、落雷被害の確認作業は続きますが、その作業にはIC-7600は一切使わないようにしなくては。

さて明日からもう1週間、チャンスを逃さないように、6m FT8運用を続けます!


6mと私

2018-06-01 18:19:52 | Radio

私の興味の中心と言えば、CWであり、HFであり、コンテストです。それは疑いのない事実です(SSBのパイルを捌くのは大好きなので、たまにSSBでコンテストもしますが)が、これらに当てはまらないのに、どうしても気になるのが6mです。

6mの魅力に取りつかれるきっかけになったのは、1979年10月に初めて海外運用をした時です。JA7FFNと二人でヤップ島(現V6ですが、DXCC的には現在のT8と同じ西カロリン諸島にカウントされていました)からKC6SZを運用したのですが、丁度太陽活動サイクル21の最盛期だった事もあり、「6mが面白いらしい」と言う事で、IC-551(10W)と4エレHB9CVを持って行きました。(当時のHFリグには6mは入っていなかった。)結果、3日間 6mでオープニングがあり 1,600 QSO(ほとんど日本とだけでしたが)を記録し、6mが大変なバンドである事を思い知りました。

1981年からの2年間、ケニアのナイロビから5Z4CSでQRVしましたが、もちろん6mは忘れずに、IC-551と4エレHB9CVを持って行きました。ケニアでは6mが許可されていませんが(当時から現在に至るまで)、前任の5Z4YV(JA2KLT)が6mの特別許可を得ていたので、私も比較的すんなり同様の許可をいただくことができました。JA2KLTからは6mの50Wリニアアンプ(NAG-50XL)も譲り受けました。すでに太陽活動の下降期になっていましたが、頻度は少ないものの日本とのオープニングもあり、辛うじてWACも完成させる事ができました。当時、6mはまだヨーロッパに開放されていず、ヨーロッパはギリシャのSZ2DH(現SV1DH、6m実験局)としか交信できませんでした。また、北米はバルバドス1局、南米はトリニダード・トバゴ1局、と言う綱渡りのWACでした。日本とのファーストQSOの相手局JA6IDJと 20数年後に初めてお会いしたのがクアラルンプールだった(現在9M2IDJとしてもアクティブ)、と言うのも不思議な縁を感じます。

それからかなり経った1997年~2001年、クアラルンプールに赴任していましたが、高層アパートの北向きのベランダからRADIXの2エレV型HB9CVを出して、9M2NKとして6mにQRVしていました。ところが、当時のクアラルンプールでは、49.240MHz付近にテレビ放送局があり、6mはほとんど使い物にならない状況でした。それでも、TVバズの中から何とか信号を拾ってQSOをしていた他、テレビ放送終了後の深夜 静かになった6mで、西方向からの中近東、アフリカ、ロングパスの南米とのオープニングに遭遇しました。

ここラブアン島から9M6NAでQRVし始めて早28年が経ちますが、HFコンテスト参加が最優先だったため、昨年まで6mのアンテナを上げていませんでした。時々、AFA-40に6mを無理やり乗せたりしましたが、日本とのQSOがほとんどでした。昨年5月に6mの6エレを上げていただき、「いつか時間を作って6mでDXを狙おう」と思っていました。

そして今回、少しまとまった時間を作ってラブアン島にやって来ました。この季節、日本からはEスポのマルチホップで北米やヨーロッパができていますが、「ラブアン島からはどうなんだろう」と言う疑問に決着をつけるべくQRVしています。低緯度地域ではEスポの発生頻度が低くあまり可能性がない、と言う見方もありますが、同じ低緯度地域ペナン島の9M2TOから「ヨーロッパとアフリカは短時間だが開く」と言う心強い情報をいただき、連日慣れないFT8で6mにQRVしています。

5月21日にQRVを始めて、昨日までで 250 QSO程 できています。QSOいただいたみなさん ありがとうございます。ただ、DXと呼べるのは、月曜の夕方、落雷の直前に聞いてできなかった カザフスタンのUN6T くらいで、なかなかチャンスに恵まれません。まだ6月12日の朝まで滞在しますので、雷に注意しながら、少ないチャンスをものにしたいと思います。なお、慣例に従い、FT8では、JA向けにはEVEN送信、DX向けにはODD送信 としていますので、よろしくお願いいたします。