たーったったららったー 9M6NA

Radio Contest Station @ Labuan Island, Malaysia

ロギングソフトの変更 Win-Test から DXLOG.NETへ

2019-10-06 11:50:38 | Radio Contesting

これまで使用したロギングソフトは…
1990~2004 DOS版CT
2004~2010 N1MM
2011~   Win-Test
(TR LOGも1回だけ CQWWCWで使った事があるのですが いつだったかは不明)
で 今月末のCQWW SSBから DXLOG.NETを使用する事を決意しました。現状 Win-Testに特段の不満はないのですが、開発が止まってしまっていて、今後の機能追加に望みが持てなくなっているのが今回の変更の一番の理由です。

Win-TestとDXLOG.NETは UIがとても似ているので、使い勝手と言う点では、乗換えにほとんど障壁はありません。特に SO2R with 2 Computers で使う場合は、SO2R特有のコマンド等を覚える必要がないので、障壁はさらに低いかと思います。

DXLOG.NETを設定する上で気が付いたところや、私の設定内容を思いつくままに列記してみます。(Win-Testと同じで良いところはすんなり行ってしまったので、ここではあまり言及できませんが、ご容赦ください)実戦投入は まずCQWW SSBからですが、CWの設定やシリアルナンバーの設定まで踏み込んでいます。

ネットワーク設定
1台のPCをサーバーに指定し、他をクライアントとします。また、シリアルナンバーサーバーも指定します。

リグ設定(IC-7600)
Win-Testでは 併用するHDSDRと同様に Omni-Rigを介して制御していましたが、DXLOG.NETでは CI-VのCOMポートをVSPE Splitterで分けて HDSDRはOmni-Rig、DXLOG.NETは COMポート直接指定 としないとHDSDRとの同期がうまく取れませんでした。CI-V Transceive ONで 非常にスムーズにダイヤルに追随してくれます。

画面制御
Win-Testでは Windows: Always on Top と言う設定があったのですが、DXLOG.NETではこれがありません。制約のあるスクリーン上でHDSDRと同居させているため、HDSDRにフォーカスが移った際にDXLOG.NETの画面の一部が隠れてしまうと言う問題があります。この問題は 「最前面でポーズ」と言う無料ソフトで解決しました。また、UWSCによるHDSDRからDXLOG.NETへの自動フォーカス移動についても、スクリプト内でDXLOG.NETのWindowを識別するところを GETID("DXLog.net - ") とすることで対応しました。

各種設定-以下をON
Tools - Data Entry
     - Enable RUN/S&P switching
     - Enable automatic Run/S&P selection
     - F1 key returns to Run mode always
     - Space bar reserves serial number
Options - Interface specific options
     - Prevent TX if another radio is on same band

Standard CW Messages
CW Standard Messages
↑はCQWW CW用で、F5は Dueling CQ(Arduino装置との連携)用。

Other CW Messages
CW Other Messages
これら↑はWin-Testと同様、Alt-Cで一覧を開いて F1~F12で送出と言う使い方もできますが、DXLOG.NETでは Alt+Ctrl+F1~F12で一発で呼び出す事もできます。それを Ctrl-数字に再割り当てする事で、さらに簡単に呼び出せるようにしました。まだまだ空きが多いのでいろいろ埋めて行きたいと思います。

Redefine Keyboard Keys
Redefine Keyboard Keys
これら↑は かなり私の趣味の部分が多いです。INSをカンマ、+をピリオドに割り当てているのはいつもと同じ。

各種キーコマンド(一部)
Ctrl-Tab                              RUN/SP switching
Shft-Up Arrow                    RIT UP
Shft-Dwn Arrow                  RIT DWN
Shft-Right Arrow                 RIT OFF
Shft-Period                         Quick QSL
Ctrl-Period                          Quick QSL + QSY ?
Ctrl-1                                 PSE QSY
Ctrl-2                                 QSY Freq
Semi-Colon                         LoggedCall ?
Apostrophe                         MyCall
[                                         Home
]                                         Alt-W
Alt-Q = Alt-F4                      Return to CQ Freq
Ctrl-Enter                            Insert Spot into Bandmap
Alt-Enter                             Silently Log QSO
これ↑は Redefine Keyboard Keysとも関連していますが、やはり かなり私の趣味の部分が多いです。
Win-Test同様、DXLOG.NETにも Intelligent Quick QSLと言う機能があるのですが、私は自分で制御したいので通常のQSLはピリオド、Quick QSLは Shft+ピリオドです。

これで何とか使えそうな状況になりましたが、CQWW SSBとCQWW CWに実戦投入してみて さらに設定を見直して行きたいと思います。


CQWW SSBコンテスト

2019-10-05 14:39:07 | Radio Contesting

CQWW CWコンテストへの参加は 私のライフワークと言っても良いほど 私にとって最重要なイベントです。一方 CQWW SSBコンテストの方は、これまではほとんどマルチOPでの参加で、唯一9M6NAで参加した1999年も10mのシングルバンドでしたから、SOABでの参加経験はありません。(2007年はSOABでしたが、1時間半だけのプチ参加なので除外)
CQWWSSB History

ちなみに、1982年の5Y4ITUは ナイロビで開催された ITU全権委員会議の記念局
5Y4ITU
5Y4ITU運用風景 左が私、右は YU3TCB(現S59DR)リグはTR7ですね 当然ながら手書きだ~

今年のCQWW SSBコンテストに初めてSOABで参戦するにあたり、目標を設定したいのですが、私の過去データは全く役に立ちません。
Zone28の過去のデータを見てみると…。
CQWWSSB Zone28 SOAB Records
うわ~っ、20番以内のスコアすら難しそう💦


9M6NA開局30周年

2019-10-04 14:55:48 | Radio

9M6NAがコタキナバルで最初に免許を受けたのが1989年11月24日、1st QSOも同日。今年は9M6NAの開局30周年です。(ラブアン島にシャックを開設したのは翌年)

これまでのQSO実績
9M6NA QSO Summary
30年もQRVしている割には少な過ぎ(^^;
コンテスト中心、それもほとんどCQWWコンテスト CW部門に特化して運用しているので仕方ないところ。大台目前なので、よほどのトラブルがない限り今月末の CQWW SSB で大台突破できると思います。まだ実績のない 75m と 17mのSSBは 今月中に埋めたいと思っています。

それにしても 30年で10万QSOでは 3000+/年程度なんですねぇ。年別のブレークダウンをグラフにしてみました。
9M6NA Year by Year

【追加】大陸別
Continental Breakdown
ADIFファイルをSH5に読ませて大陸別の割合を出してみました。(総QSO数に若干の誤差があります)圧倒的にアジアが多い!しかも全体の36.7%がJA(^^;

低迷するコンディションの中、あまり成果につながっていませんが、今年と来年は WRTC Qualifying Events 中心にQRVして 少しでも実績を積み増そうと思っています。


2019年 WAE DX Contest SSB 他

2019-10-03 15:05:36 | Radio Contesting

最近は Twitter で呟くばかりでなかなかブログの更新ができていないので、ちょっと近況をまとめておきたいと思います。

まず、標題のコンテストですが、CWの時の状況から 200~300QSO程度しかできない(それ位はできる)と思っていたのですが、200QSOに遠く及ばない結果となってしまいました。
2019WAEDCSSB Summary
JAやVRやHS各局がRUNしているヨーロッパの信号が全く聞こえないと言う状況に悶々としていました。ヨーロッパは遠かった…。

このコンテストに備え、7月に動かなくなったローテーターをタワー上で5時間格闘の上交換し、80mのアンテナを切り詰めて75mに同調させました。(75mでは、結局1局もQSOできずに終わってしまいました。実は9M6NAからはまだ75m SSBでのQSO実績はゼロで、1st 75m QSOは CQWW SSBまでお預けです。)ローテータの交換が無事完了し、ホッとしていたところ、コンテストの前日に、IC-PW1の一方の電源が入らない事が判明しました。怪しいと思われた電源ユニットを外して持ち帰り、いつもの方にお願いして修理済みですので、次回組付けて修理完了となる見込みです。

オペレーションデスク周りでは、ロジクール(米Logitech)のFLOW対応マウスを導入して、一つのマウスで両方のPCを操作できるようにしました。左のマウスがなくなって机上がスッキリしました。また、外部ディスプレイ(On-Lap 1101H ×2)を両脇にフレキシブルアームスタンドで配置し、4画面としました。私としては、ほぼ理想的なSO2R with 2Computersの運用環境になったと自己満足していますが、今回はリニアが1台でしたし、RUNできる時間帯も非常に限られていたため、まともなSO2R運用はできませんでした。また、マイク系がBluetooth接続にできていないのと、マイクはやっぱりHeil!と言うことで、SSBでは Heil Proset の有線接続となりました。コンテスト中の雷は心配ですが…。
2PC/4Displays/1mouse

いよいよ10月、CQWWの季節がやって来ました。3週間後のSSB部門に向けて準備を進めています。実は長時間のタワー上作業で痛めた腰の回復が一番の課題だったりします。そして、この期に及んでロギングソフトをWin-TestからDXLOG.netに変更すると言う大決断をしたのですが、それについてはまた改めて。