これまで使用したロギングソフトは…
1990~2004 DOS版CT
2004~2010 N1MM
2011~ Win-Test
(TR LOGも1回だけ CQWWCWで使った事があるのですが いつだったかは不明)
で 今月末のCQWW SSBから DXLOG.NETを使用する事を決意しました。現状 Win-Testに特段の不満はないのですが、開発が止まってしまっていて、今後の機能追加に望みが持てなくなっているのが今回の変更の一番の理由です。
Win-TestとDXLOG.NETは UIがとても似ているので、使い勝手と言う点では、乗換えにほとんど障壁はありません。特に SO2R with 2 Computers で使う場合は、SO2R特有のコマンド等を覚える必要がないので、障壁はさらに低いかと思います。
DXLOG.NETを設定する上で気が付いたところや、私の設定内容を思いつくままに列記してみます。(Win-Testと同じで良いところはすんなり行ってしまったので、ここではあまり言及できませんが、ご容赦ください)実戦投入は まずCQWW SSBからですが、CWの設定やシリアルナンバーの設定まで踏み込んでいます。
ネットワーク設定
1台のPCをサーバーに指定し、他をクライアントとします。また、シリアルナンバーサーバーも指定します。
リグ設定(IC-7600)
Win-Testでは 併用するHDSDRと同様に Omni-Rigを介して制御していましたが、DXLOG.NETでは CI-VのCOMポートをVSPE Splitterで分けて HDSDRはOmni-Rig、DXLOG.NETは COMポート直接指定 としないとHDSDRとの同期がうまく取れませんでした。CI-V Transceive ONで 非常にスムーズにダイヤルに追随してくれます。
画面制御
Win-Testでは Windows: Always on Top と言う設定があったのですが、DXLOG.NETではこれがありません。制約のあるスクリーン上でHDSDRと同居させているため、HDSDRにフォーカスが移った際にDXLOG.NETの画面の一部が隠れてしまうと言う問題があります。この問題は 「最前面でポーズ」と言う無料ソフトで解決しました。また、UWSCによるHDSDRからDXLOG.NETへの自動フォーカス移動についても、スクリプト内でDXLOG.NETのWindowを識別するところを GETID("DXLog.net - ") とすることで対応しました。
各種設定-以下をON
Tools - Data Entry
- Enable RUN/S&P switching
- Enable automatic Run/S&P selection
- F1 key returns to Run mode always
- Space bar reserves serial number
Options - Interface specific options
- Prevent TX if another radio is on same band
Standard CW Messages
↑はCQWW CW用で、F5は Dueling CQ(Arduino装置との連携)用。
Other CW Messages
これら↑はWin-Testと同様、Alt-Cで一覧を開いて F1~F12で送出と言う使い方もできますが、DXLOG.NETでは Alt+Ctrl+F1~F12で一発で呼び出す事もできます。それを Ctrl-数字に再割り当てする事で、さらに簡単に呼び出せるようにしました。まだまだ空きが多いのでいろいろ埋めて行きたいと思います。
Redefine Keyboard Keys
これら↑は かなり私の趣味の部分が多いです。INSをカンマ、+をピリオドに割り当てているのはいつもと同じ。
各種キーコマンド(一部)
Ctrl-Tab RUN/SP switching
Shft-Up Arrow RIT UP
Shft-Dwn Arrow RIT DWN
Shft-Right Arrow RIT OFF
Shft-Period Quick QSL
Ctrl-Period Quick QSL + QSY ?
Ctrl-1 PSE QSY
Ctrl-2 QSY Freq
Semi-Colon LoggedCall ?
Apostrophe MyCall
[ Home
] Alt-W
Alt-Q = Alt-F4 Return to CQ Freq
Ctrl-Enter Insert Spot into Bandmap
Alt-Enter Silently Log QSO
これ↑は Redefine Keyboard Keysとも関連していますが、やはり かなり私の趣味の部分が多いです。
Win-Test同様、DXLOG.NETにも Intelligent Quick QSLと言う機能があるのですが、私は自分で制御したいので通常のQSLはピリオド、Quick QSLは Shft+ピリオドです。
これで何とか使えそうな状況になりましたが、CQWW SSBとCQWW CWに実戦投入してみて さらに設定を見直して行きたいと思います。