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たーったったららったー 9M6NA

Radio Contest Station @ Labuan Island, Malaysia

2025年 3月~4月 6m DXの成果

2025-04-20 19:54:02 | Radio
今回のラブアン訪問では 太陽活動の最盛期のこの季節に 6m DXを追いかけると言うのが主目的でした。結果として 3月20日から4月13日の間に6mで延べ1531QSOをログしました。内訳は  FT8が1157、CWが133、SSBが241でした。
これまでの6mでのQSO実績(Before)と 今回の実績(New)をエンティティ毎にまとめた表が以下のとおりです。
CW/SSB/FT8に関係なく 同一局との重複QSOは除いています。QSO済の局と今回またQSOした場合は Newには計上していません。今回QSOしたエンティティは New欄に色を付けています。色が付いているけれど数字が入っていないエンティティは、QSOはしたけれど新局とはQSOしていないと言う意味です。これまで 総計で5915の異なるコールサインの局とQSOした事になります。今回新たにQSOしたエンティティは 4S 5W EY FR H44 KH0 UK XW の8つでした。現時点で 6m DXCCは cfm/wkd: 86/93です。
過去の経験(1982年の5Z4と2000/2001年の9M2)から、太陽活動の最盛期には 3月から4月にかけて赤道上の東西のパスが非常に良く、特にこちらの深夜帯(13Z~19Z)に 西方向の アフリカと中南米の入感が期待できると信じて 今回の運用を計画しました。ところが 結果としては 残念ながら期待外れに終わってしまいました。3月25日と26日の両日 PR7が予想通りの深夜帯 14Z~16Zに西方向から入感して2局QSOしましたが、それ以外の南米は3月27日に HC2が昼の05Z台に東方向から入感して 2局とQSOしただけでした。アフリカ方面でQSOできたのは 4月6日の07ZのFR4OOのみでした。その他 3B8HAとD2UYの信号はこちらでデコードし、9J2FIとZS1TL/6とTR8CAではこちらの信号がデコードされていましたが、いずれもQSOには至りませんでした。連日17Z過ぎまでビームを西に向けてCQを出していましたが、空振りに終わりました。この時間帯 JAやBYには ビームのバックサイドにもかかわらず毎日強力に届いていたようですが…。
深夜の東西のパスとしては YVやP4から DUや9V1やYBに開いているのが度々確認できましたが、残念ながら9M6には落ちてくれませんでした。JAからアフリカが大オープンした日も こちらは蚊帳の外と言う状況でした。3月よりもコンディションが上向くと思っていた4月は 却って低調でした。太陽活動は明らかに下降トレンドに入っているので 当然の結果かも知れませんが、ダブルピークの可能性もあるかも知れないし、今後6mの運用をどうするか いつもここをチェックしながら考えています。
次回は 5月のCQWPX CWコンテストに参加予定です。ずっと不調だったAFA-40が どうやら完全に死んでしまったようなので さてどうしようか 思案中ではあります。CU!
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2025年3月~4月 6m DX と CQ WPX SSB コンテスト参加

2025-04-07 12:40:18 | Radio Contesting
3月20日からラブアン島に来ています。
今回の最大の目的は6mのDXなので 毎日運用していますが 今のところ大爆発と言う感じのオープンはありません。これまでの成果は 南米: HCx2, PYx2、ヨーロッパ: 9Hx1, SVx1、アフリカ: FRx1、北米: ゼロ と言うところです。アフリカは大陸とも何度かオープンしたのですが QSOに至っていません。中東やこれまであまり実績のなかったVK/ZLはたくさんQSOできています。深夜の西回りのパスを期待しているのですが 今のところQSOできたのはPYの2局だけで 肩透かし…と言う感じですが、今後に期待しています。
6m DXCCのNewは 4S7, 5W1, EY, FR, H44, UK, XWで 現在のところ cfm/wkd: 85/92 です。まだDXCC完成までにはもう少し掛かりそうです。

今回 事前には全く予定していなかったのですが Wの局から160m CWでのリクエストがあり 3月中 毎日こちらの日没から数時間 1821.5kHzのCWでQRVしました。送受信ともハーフスローパーのため 耳が非常に悪く 15局のWとQSOするのがやっとでした。11月~12月に 受信アンテナも整備して160mに再挑戦しようと思っています。

CQ WPX SSBコンテストには 6mを運用しながらですが 21MHzシングルバンドで参加しました。今回 9M6Aが28MHzシングルバンドで出ていたので混乱したかも知れませんね。スコア↓

CQ WPX SSBには これまでほとんど出た事がなかったので、この季節の9M6でのコンディションを全く把握していませんでした。なのでいろいろ新たな発見がありました。その中でも最大のハイライトは VY0ERCに呼ばれた事です。土曜の16Z頃でした。9M6NAでは これまで Zone2とは 20m CWでしかQSOした事が無かったので 15mでもSSBでもNewでした。

早速 Raw Scores が公表されていました。一応 Oceania 1位 ↓

では 4月13日まで 引き続き6mの運用を続けます。
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2025年 3月~5月運用予定

2025-03-10 15:41:11 | Radio
次回のラブアン島からのQRVは 2025年3月20日~4月13日を予定しています。6mでDXを狙うのが主目的ですが、6mのコンディションを横目に見ながら CQWPX SSB Contestにもカジュアル参加するつもりです。6mでは 特に13Z~19Zの西方向からのアフリカ・中南米方面のオープンに期待しています。
その後 5月のCQWPX CWには Single OP All Bandでフルスイングの予定です。
よろしくお願いします。
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2024年 10月~11月 6m DXの成果

2024-11-30 11:28:08 | Radio
今回のラブアン訪問の2番目の目的である6m DXの成果について まとめておきたいと思います。これまでの6mでのQSO実績(Before)と 今回の実績(New)をエンティティ毎にまとめた表が以下のとおりです。CW/SSB/FT8に関係なく 同一局との重複QSOは除いています。例えば これまでQSO済の局と今回QSOしたとしても Newには計上していません。総計で4732の異なるコールサインの局とQSOした事を意味しています。10年以上昔のQSOは CWかSSBばかりですが 最近のQSO 特にJA以外は ほとんどがFT8です。CW SSBでのQSOを希望されるDXの方もいらっしゃるので できるだけ希望に沿うようにQSYしたりしていますが QSYのタイミングがなかなか難しいです。私としては 少ないチャンスをできるだけ活かしたいので 6mについては FT8中心の運用とさせていただいています。
ヨーロッパ方面は概ね毎日06Z頃から10Z過ぎまでショートパスで開けましたが ドーバー海峡超えはほとんどなく QSOできたのは EIの1局だけでした。3Wや9V 9M2辺りからは ドーバー海峡超えのQSO実績も多いようで 地域差を強く感じました。それでもヨーロッパだけで500以上の局とQSOできたのは今回最大の成果だと思っています。
北米方面は 午前中のショートパスはあまり期待できないと思っていて 夜間のロングパスを狙っていたのですが ロングパスでQSOできたのは 10月末にできた TIただ1局だけでした。ロングパスは11月に入ると難しいと言う事が分りました。その代わり あまり期待していなかった ショートパスの北米は ウェストコースト限定ではありますが 何度か開け K/W VE XEとQSOできました。
さらに北米を越えて南米のPYまで届くとは想像もしていませんでした。南米は東西のパスでLUやCEができるのかと思っていたのですが そう言うオープンはありませんでした。(一日だけLU5FFを北米方向でデコードした日がありましたが 残念ながらQSOには至りませんでした)PY2XBを初めてデコードした11月1日 彼からメールが届き こちらの信号もデコードしたとの事でしたが 残念ながら その日はQSOに至りませんでした。その後 PY2XBとは毎日チャットしながら 再オープンを待っていたのですが PYからDUまでは良く開くものの 9M6まではなかなか伸びてくれず 貴重なチャンスを逃してしまったのだと 悶々とした日々を送っていました。…が 11月6日の朝 やっとチャンスが巡って来て PY2XB 他 3局のPYとQSOする事が出来ました。これが PY-9M6の1st Everとなりました。その後11月11日にはPYの大オープンがあり PY2XBとはCW SSBでもQSOできました。
実はPY2XB Fredとは 42年前の1982年に5Z4CSから 6mでQSOしていて QSOできない間もいろいろ昔話で盛り上がっていました。お互い同世代(1歳違い)で 何度か来日されているのにもかかわらず これまでアイボールできなかった事を残念がるとともに 近々に会える事を祈念しました。
次回は春のコンディションを狙って 3月下旬~4月上旬に ラブアンを再訪し さらなる 6m DXを楽しもうと思っています。
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2024年 CQWW CWコンテスト参加

2024-11-29 17:41:57 | Radio Contesting
約5週間のラブアン滞在の最後に 今回滞在の最大の目的でもある標題のコンテストに参加しました。基本的には昨年の同コンテスト時と同様の設備ですが、ローバンド用受信アンテナSAL-30の建設は 建設場所環境の変化と帰国までに確実に撤収できる見込みが立たないため 断念しました。
最低限の目標として 昨年の自分のスコアを超える事 としました。昨年はスタートダッシュに2BSIQでの運用が功を奏し 最初の4時間で817QSOをログしたものの その後スローダウンした事でスコアが伸び悩みました。今年も当初は2BSIQでQSOを積み上げ その後もスローダウンしないように 適宜バンドを切り替えながらRUNを続けて行く と言うのが 狙いでした。ところが 最初 10mと15mで2BSIQを始めようとしたところ 始めてほんの数分でその目論見は崩れてしまいました。両バンドともパイルアップが激しく しかもほぼゼロビートで呼んで来て こちらからの指示も聞き入れられない と言うような全く制御の効かない状況だったからです。どちらかのバンドでRUNするだけでも厳しく その後も何度か2BSIQを試みたものの 結局諦めざるを得ませんでした。お蔭で 最初の4時間で662QSOと大きく出遅れてしまいました。その代わり その後はスローダウンしないように 適宜バンドを切り替えて休憩せずRUNを継続したところ 初日の24時間で2631QSOと昨年の2451QSOを上回り挽回に成功しました。ところが この時点(2日目の00Z過ぎ)まで休憩を取らなかったことが祟ったのか 急激に眠気が起こり(それまでカフェイン摂取で持ち堪えていたのですが) 丁度 10mと15mの北米のパイルアップのピークであった事もあり パイルアップの制御どころか 相手のコールサインのコピーにも支障を生じる状況でした。ここで休憩を取ると それまでの努力は無に帰し昨年の自分のスコアに勝つ事が出来なくなる事は明白だったので しばし葛藤したのですが このまま続けても状況が好転するとは思えないので 泣く泣く休憩する事にしました。これが今回の最大の失敗で、最低限として設定していた目標を達成できない事が確定した瞬間でした。この時の休憩は136分、その後雷雨が近づいてきて60分休憩したのが OFF時間の全てです。その後挽回を試みましたが 結局 昨年のQSO数に173届かずに終わりました。昨年と今年 レートグラフを比較すると…。
これを眺めて思うのは 昨年初日の19Z~21Zに休憩を取ったのは 結果として正解だったのだな と言う事です。17Z~19Zは当地では 一旦静かになった10mと15mで 西方向から アフリカ・中南米・カリブ海の局だけが 比較的強力に入感し多くのマルチがまとめて得られる貴重な時間なので休めませんが その後に1時間程度休憩を取るのが良さそう と思いました。
自己申告スコアは以下のとおりです。

また 今回嬉しかったのは 20mでVO2ACに呼んでいただいた事です。35年間の9M6NA運用の中でZone 2とのQSOは2度目ですが (呼ばれた当初は初めてだと思っていましたが )LoTW未CFMと言う事もあり 嬉しい事に変わりありません。ちなみに 今回できたZone毎のQSO数は以下の通りです。
3830の投稿を見ると VK1A (by VK2IA)とVK9DXが700万点台でOceaniaの上位に来ています。私の過去のスコアで 700万点台を記録したのは 1999年と2013年の2回だけです。どちらも QSO数自体は4200前後ですが マルチが60~70ほども多く マルチを如何に増やせるかが 自己記録更新の鍵と思いますが 現在の設備で どうしたら そんなにマルチが取れるか 全く見当も付きません。1999年にしろ 2013年にしろ 何か特別な要素は思い当たりません。確かに どちらも太陽活動のピーク期ではありましたが コンテストの週末に それにプラスして スコアアップに見方した何かがあったとしか思えません。自己記録を出した1999年などは SO2Rのまともな設備もなく タワーも今より低く ローバンドの受信アンテナもなく Spectrum ScopeもIC-756PROシリーズ内蔵のものに頼っていましたから、今よりかなり悪い条件の中での戦いだったはずです。これらから導き出せる結論は 非常に消極的ではありますが 太陽活動のピーク期が続くだろう来年の運に賭けよう と言うことです😅 
結論:来年のCQWW CWコンテストには 原点回帰で臨もう。①2BSIQにはこだわり過ぎない ②初日も二日目も19Z~20Zに1時間程度休憩しよう③ローバンド受信アンテナやSDRによるWaterFall表示はなくても良い
末筆で恐縮ですが 今年も各バンドでQSOしていただいた皆さま ありがとうございました!来年もぜひよろしくお願いします。
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2024年 CQWW SSBコンテスト参加(その2)

2024-11-04 23:14:50 | Radio Contesting
そんな感じで始まったコンテストですが、どんな戦い方をするかについてはこんな考えでした。まず できるだけシンプルな設備で Single Op All Band Low Power部門に出ようと考えました。リモート専用として使っていたIC-7300 にやはりリモート専用だった4回路のアンテナ切替器の組合せで参加しよう と。ロガーはIC-7300から取り込んだ信号をスペクトラムウィンドウに表示できると言う理由でN1MM+を選定しました。このスペクトラムウィンドウにはクラスターから取得したクラスター情報も重畳表示できるので それなら クラスタ利用が可能なアシステッドにしよう。と言うことで 結局 Single Op Assisted All Band Low Power部門に参加することに決定しました。目標としては まず絶対的に自己記録(当時リモート)、現実的な目標としては Zone28記録、高めの目標としてはOceania記録 を念頭に置きました。↓ それら3つの記録です。
今回のコンテストの主戦場になるのは10mである事は明白でしたので 10mのRUNで始めました。コンテスト開始直後は さすが太陽黒点の極大期だけあって北米とJA中心に快適にRUNできました。しかし 15m以下ではほとんどRUNできず、10mでも北米以外では呼びまわりに頼らずにはいられませんでした。また クラスター情報が得られるので マルチを取りに行くのは簡単なのですが呼び始めてから取れるまでが大変です。ハイパワーなら絶対すぐできるだろう強力なニューマルチの局に随分呼ばされて結局飛んでいなかったと言うオチがあるのがローパワーの宿命ですね。それでも 早朝Wが開ける前の短時間に10mや15mでカリブ海のニューマルチが取れたりして嬉しかったです。一方深夜17Z頃 10mでPJ4Gがロングパスで強力に聞こえていたので一生懸命呼んだのに取れなかったのが悔しい記憶として残っています。 レートグラフは以下のような感じで10mばかりが目立ちます。一方 全く期待していなかった80mで 4カントリー2ゾーンのヨーロッパのマルチを得られたのは嬉しい誤算でした。

N1MM+を使ってアシステッドに参加する決め手となった N1MM+のスペクトラムウィンドウにクラスター情報を重畳表示できる機能ですが メジャーなコンテストではクラスタ情報が増えすぎて 以下の画面のように 結局使い物にならないと言う事が判明しました。(スペクトラムウィンドウを縦表示にすれば改善するのでは と言うご意見をいただきましたが 未検証です)
結局自己申告スコアはこうなりました。なんと全体の6割弱が10mと言う結果でした。
絶対目標の自己記録は更新できたようです。減点が少なければZone28記録も可能性があります。Oceania記録には遠く及ばずで さらに本日公開された Raw Scoresでは ZL7IOが 以下のように次元の違うスコアを叩きだしていました。
ZL7IOはコンテスト中何度もクラスターで見つけてビームを振って呼びに行ったのですが 一度も信号の存在すら確認する事はできませんでした。向こうがビームをサイドに向けている事が多いのが原因だと思いますが コンディションもずいぶん違うのだろうと納得するしかありません。ところで 彼は昨年のこのコンテストでは ノンアシステッドに参加していましたが その時の3830でのコメントで 「ノンアシステッドとアシステッドを分けるのは意味がない。クラスターに上げられれば呼ばれるし 上げられなければ呼ばれない。その区別ができないなら そんな区分けはいらない」と言うような趣旨の事を書いていました。確かにそれは言えるなぁ と思います。今回も 自分がクラスターに上げられると N1MM+の画面に表示されるのですが 明らかに呼ばれ方が違います。クラスターに上げられたら しばらくはQSYせずにRUNを続けるというのは 私も心がけていました。でも この機能が使えるのは クラスター情報を読み込んでいるアシステッドだから でもあります。
最後になりますが 各バンドで呼んでいただき ありがとうございました。11月のCQWW CWコンテストには Single Op All Band High Power(今度はノンアシステッド}で参加しますので またよろしくお願いします。
それまで また6mでDXを追いかけます。
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2024年 CQWW SSBコンテスト参加(その1)

2024-11-04 18:27:04 | Radio Contesting
コンテスト開始の1時間半前に起床しよう とマレーシア時間の朝6時半に目覚ましを掛けていました。前の晩 6mでロングパスの中米・カリブ海を狙おうと ビームを西方向に向け リグとタブレットPC(Surface Pro7)を点けたまま就寝していたので まずタブレットPCの画面に目を向けたところ何やら変です。マウスを動かすと外付モニター上では反応するものの タブレットPC自体の画面は無反応です。画面がフリーズしているように見えます。でもPC自体は動作しているようで 外付モニター上の画面は問題ありません。動いているソフトを終了させ PCを再起動してみようと思ったのですが 再起動できません。外付モニターを外して タブレットPC単体でもシャットダウンできないので 禁断の電源ボタン長押しも試してみたものの フリーズした画面が表示されたままで 果たしてシャットダウンされたのか 画面が焼き付いてそのまま見えているのかも判然としません。さてどうしましょう。コンテストには このタブレットPCにインストールしたN1MM+で参加しようと IC-7300のボイスキーヤーとの連携動作等まで設定をしているので これが使えないと厄介です。でもこのままではどうしようもないので とりあえず熱くなっている タブレットPCは あまり何も考えず 冷凍庫に入れてしまいました。ここで取りうる手段は3つ。その一は ひたすらタブレットPCの復旧を願う事、その二は リモート用に使っていた小型デスクトップPCを使う事、その三は CQWW CWコンテスト用に用意している Mac mini上の SkookumLoggerを使う事です。タブレットPCが冷えるまでの間 まずはその二を試す事にしました。その小型PCには IC-7300のボイスキーヤーの設定はしていないものの N1MM+はインストール済みなので まぁ何とかなるだろうと思いました。ところが スイッチを入れたところ「OSが見つからない」とエラーが出て起動してくれません。(コンテストの後に電源を入れたら 何もなかったかのように起動してくれましたが…)では その三に行くところですが その前に冷凍庫からタブレットPCを出して 電源ボタン長押しをしてみたところ どうやらシャットダウンできたようです。再度電源を入れたところ 画面の焼付きはそのままですが うっすらと本来の画面も表示されています。そこで 外付モニターを二つ接続し タブレットPC本体の画面をOFFにすると言う手段を取ったところ ほぼ期待していた画面構成が復元できました。ここで コンテスト開始前15分になっていましたが 何とか間に合いました。
これがその画面構成です。タブレットPC自体は IC-7300 の左側に立ててあるので この写真ではほとんど分かりませんね。こんな感じで バタバタとコンテストを開始しました。(その2に続く)
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2024年 CQWW SSB & CW コンテストへの参加と6m DXing

2024-11-03 23:43:29 | Radio
すっかりご無沙汰しております。10月23日からラブアンに来ています。今回の目的はCQWW SSBコンテストと CQWW CWコンテストの両方に参加する事と太陽活動極大期に6mでDXを楽しむことです。そのため 今回はCWコンテストの終了まで約5週間の滞在を予定しています。
前回 中軌道衛星GreenCube (IO-117)ですっかり楽しませていただいたのですが、残念ながらその後この衛星が運用を停止したため(太陽からの強い放射線によるものと報告されています)、追加で予定していた運用を断念せざるを得なくなってしまいました。当初の予定を延長してまでGreenCubeを運用していただいた関係者の方々に感謝いたしております。なお、低軌道衛星での運用についは また改めて検討したいと思っています。
6mについては、昨年のCQWW SSBコンテストの前後2~3日ほど ヨーロッパが開いて結構QSOできたのですが 帰国が迫っていたため 十分に楽しむ事ができませんでした。そんな訳で 今回の長期滞在スケジュールとなりました。
 6m FT8 運用スタイル(運用開始当初)
6mの成果については 今回の運用終了時にまとめるとして これを書いている時点で ショートパスのヨーロッパ34エンティティ379局、ショートパスの北米2エンティティ9局、ロングパスの中米1局 できています。南米は お互いに受信できているもののまだQSOに至っていません。後々 良い報告ができる事を願っております。
CQWW SSBコンテストの顛末については 記事を改めて書かせていただきます。
6mとコンテスト以外でも 希望があれば できる限りリクエストに応えたいと思っていますので X(旧ツイッター)やメール(JE1のコールサインにJARLドットコム)でご連絡ください。
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MEO (中軌道) 衛星 GreenCube (IO-117) での衛星通信運用

2024-06-08 23:12:01 | Radio
2022年9月に 9M6の3グリッド (OJ75 OJ85 OJ86)から LEO (低軌道)衛星 RS-44とFO-29による衛星通信を行いましたが LEOのフットプリントは小さく 極近い局とのQSOしかできませんでした(その時の様子)。その後 MEO (中軌道) 衛星 GreenCube (IO-117) が運用を開始し JAからヨーロッパや北米とのQSOが盛んに行われています。9M6からもいつか GreenCubeでの衛星通信を実施したい とずっと思ってはいましたが 新たに設備を用意したり 運用スキルを磨いたりしなければならず なかなか具体的な計画に移れないでいました。
そんな中 JH1GTV大沢先生からマスプロの430MHz 15エレの提供申し出があり 重い腰を上げる事にしました。後は 手持ちの機材に追加でプリアンプを購入し 今年3月に運用の練習を始めました。揃えた機材・ソフトは以下の通りです。
リグ: アイコム IC-7000M
アンテナ: マスプロ 430MHz 15エレ八木宇田
同軸ケーブル: 5D-FB × 5m
プリアンプ: 大進無線 DPA-435E
ソフト: SatPC32、SoundModem by UZ7HO、GreenCube Terminal by OZ9AAR
(余談ですが、アンテナはブームを4分割してスーツケースに入れて持って行きましたが、ブームの接続には ビニールハウス用のパイプジョイントがそのまま使えました。)
GreenCube運用練習のため、三脚にアンテナを取り付けて 自宅の庭先で運用したり、近場に移動運用に出かけたりして、5月初旬には 何とか運用の感覚を掴む事ができました。
当初のアナウンスでは、CQ WPX CWコンテストまでは その準備に集中するので、衛星通信の運用は コンテスト明けの月曜日から としていました。でも 5月22日(水)の昼間に コンテストの準備はほぼ終わったので 同日の14Zのパスに試し撃ちをしてみたところ そのパスで31局とQSOできました。その後も 睡眠リズムを崩さない範囲で コンテスト前にも何度か運用するつもりでいたのですが なんと 直後のパスの途中で GreenCubeのDigipeterがOFFになってしまい 結局コンテスト前の衛星通信運用はこれで終了となりました。
今回は 9M6NAシャックの庭の中を パス毎のAOS/LOSの方角が開けている場所を定めて移動しながらの運用でした。↓運用の様子です。

当初 このように アンテナ&リグ&PCを一緒に移動して運用していましたが このままでは 小雨でも運用ができない と言う事に(今さらながら)気が付いてしまい、急遽 10D-2Vで10mの延長ケーブルを作り リグとPCは雨の降り掛からない軒下に置いたまま運用するスタイルに変更しました。
幸い コンテストの週末に GreenCubeのDigipeterが復活し、コンテスト後の6日間 9M6がフットプリントに入るほぼ全てのパスにQRVすることができました。奇蹟的に 心配していた雷雨にも遭遇せず 以下の成果を上げる事ができました。
9M6では ヨーロッパは全域がGreenCubeの共通フットプリントに入りますが、 北米は カナダの西半分と 米本土の西海岸が辛うじて入る程度で かなり厳しいです。結局 北米はアラスカの局とQSOできたのと VE6の局を1回デコードしただけに終わりました。今回は 海岸や高地での移動運用ができなかったため 仰角10度以下でのアップリンクが難しく 需要のすべてを満たす事は出来ませんでした。今後、かなり先の話にはなるとは思いますが、 他のグリッドからの運用も含め 海岸や高地からの運用を計画したいと思っています。それまで GreenCubeが元気に稼働し続けてくれることを祈っています。
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2024年 CQ WPX CW コンテスト 参加

2024-06-08 20:43:25 | Radio Contesting

5月22日から6月1日にかけて ラブアン島を訪問して来ました。主な目的は二つ。CQ WPX CWコンテストへの参加とMEO (中軌道) 衛星 GreenCube (IO-117) による9M6とOJ75のサービスでした。まずは CQ WPX CWコンテストへの参加について書きます。(GreenCubeの話は回を改めて書きます。)
これまで CQ WPXのようにシリアルナンバーを交換するコンテストで 2BSIQ運用をした経験がなかったため 十分練習してから臨まなきゃ…とは思っていたのですが、いつもの事ではありますが、ほとんど練習しないまま ぶっつけ本番で臨む事になってしまいました。今回も 2BSIQ運用に最適な SkookumLoggerを使用し その画面を 2台のIC-7600の間に縦に設置した21インチモニター一枚に表示し、SDRでのWaterfallは2画面に分けて それぞれ IC-7600の上に表示するようにしました。ローテータコントローラーがモニターの後ろに隠れてしまったので リモート運用で使用していた ローテーターコントロールソフト BGARTC2を左側のWaterfallと同居させて タブレットPC上に配置しました。ローテーターをタッチで操作できるのは とても快適でした。
CQ WPXコンテストは シングルOPの場合 運用時間が36時間に制限されているため 休憩の取り方が重要なポイントの一つになります。この季節のハイバンドは 深夜から明け方にかけて ワールドワイドに開けるため 昼間の時間帯は思い切って休んでしまい 夜の運用に集中するのが一つの作戦ではあります。でも スタートダッシュも大事なので 15mと10mを 2BSIQで 始めて 2時間程度運用してから休憩を入れるつもりでいました。ところが 2BSIQらしい運用はほとんどできなかったものの 思ったよりも呼ばれて パラパラとRUNが続くため どうしようかと迷いながらも 10時間も運用を続けてしまいました。自分でも 判断ミスだと思いながらの継続運用でしたが、当地では急な雷雨で計画外で休憩しなければならない事もあるので それも考慮した上での判断でした。結果として 2日目の夜半に雷雨で3時間以上休憩せざるを得なかったので 完全な判断ミスではなかった と思いたいです。それと 次に述べる理由で 40mでの運用がままならなかった事からも ハイバンドでRUNできる時にRUNすると言うのも間違いではなかったかも知れません。
CQ WPXコンテストの特徴として マルチは全バンド共通だけれど 40m以下のローバンドでの得点が倍になるため 特に40mでのQSOが重要になります。同じペースでRUNできる時間帯は 40mに居座るのが吉 と信じています。ところが 今回 日が沈むころから 40mのCWバンド全域で ノイズと言うか 妨害電波と言うか が強力に占有していて 強い局とQSOするのがやっとで とてもRUNできる状況ではありませんでした。(それでも 多少は 無理やりRUNしましたが…)そのため 40mでのQSOを延ばす事が出来ませんでした。(2018年や2019年では 全QSOの約50%が40mでしたが 今回は ハイバンドのコンディションが良かったとは言え 40mはたったの5%以下でした!!)この妨害電波ですが どうやら東アジアが発信源のレーダー波のようです。今後も続くのかが とても気掛かりです。
結局スコアは…

Single OP All Band High Powerの自己記録(=9M6記録)更新は 何とか達成したかな…とは思います。
1週間後には Raw Scoresが発表されましたが、↓のようにOceaniaは大混戦でした。

40mがもっとできていれば もう少し上位に食い込めたかも…とタラレバを言ってみたり😅  VKやKH6でも 妨害電波の影響はあったようですし KH2では ほぼ同様の状況だったと思うので 言い訳になりませんね。
最後に 今回のコンテストと直接関係ないご報告です。新型コロナの影響でラブアン島に行けなくなっていた2020年以来 時々日本からリモート運用を行っていましたが 所期の目的を達したため 今後はリモート運用は行わない事といたしました。
コメント (3)
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