それはまさに一瞬の出来事でした。
昨夜、高速道路(トンネル内)の走行車線を走っていたところ、もう少しでトンネルの出口という左カーブの途中で、落下物(コンクリート・ブロックか?)を発見!
「あっ」と思って回避しようにも、トンネル内でカーブの途中ということもあって急ハンドルや急ブレーキというワケにもいかず、ほとんど軌道修正する間もなく左側の車輪で踏んでしまい、車体を突き上げるような衝撃と、何かが弾け飛んだような音が・・・。
「これはヤバイことになったかも」と思い、トンネルを出たところの路肩が広くなっていたので、あたかも軟着陸という感じで、ハザードを焚きつつクルマを寄せて止めます。
くるまを降りてみると、どうやら左前輪がバーストしていますが、幸いなことにホイールや車体には損傷は無さそうです。トンネル内のカーブで、かつトンネルを出た先がジャンクションということもあって、減速気味であったことが幸いしたのかもしれません。でも、それから夜中に200Km近く走る予定だったことを思うと、立ち眩みが・・・。
(いくらレガシィと言えど、さすがに応急タイヤで長距離高速移動はねぇ)
道路管理施設もあるらしいその広い路肩エリアには、何やらもう一台、ハザードを焚いて止まっているバンがいます。後から聞いた話では、自分よりほんの少し前に、追い越し車線を走っていて落下物を踏み、パンクしたんだそうです。
「とりあえず非常停止板を置かなきゃ」とリアのサブトランクを開けていたところ、今度はボンネットから白い煙をあげたゴルフがこの路肩に滑り込んでくるではないですか! 何事かと思ったら、同様に落下物のせいでラジエータでも損傷したらしく、異音と白煙が吹き出してきたので、慌てて路肩へ停めに来たようです。う~む、このダメージはタイヤのパンク/バーストの比ではありませんね。
立て続けに3台が撃破(!)されるとは、シャレになりません。このまま「被害車」が続出しても困るので、すぐに非常電話で道路公団に通報したのでした。
しかし、異常に高価だと取り沙汰されている非常電話、発信番号表示が当たり前のこのご時世なのに、どこから掛けているかを道路公団側では自動把握できないようですね。非常電話のボックス番号(地名+上下線区分+No.)を尋ねられました(苦笑)
それから暫くして道路公団の管理車両が到着しましたが、トンネル内では落下物が見つからなかったとか。何なんだそりゃ、という感じでしたが、間もなくナゾは解けました。最後に落下物と遭遇したゴルフが、何とそれを腹の下にくわえ込んで引きずってきていたのです。夜で暗かったせいか、当初ゴルフの下を懐中電灯で照らして覗き込んだ時には誰も気付かなかったんですね~。う~む、ラジエータと刺し違えに犯人(?)を連行して来るとは、なかなかの強者・・・
ちなみに問題の落下物の正体は、トラックか何かに積まれていたと思われる車輪止め! もしかしたら落とし主は、落としたことすら気付いてないかもしれません。
パンク/バーストならまだしも、ゴルフは自走不能ということもあって、3台とも一連の事故扱いとすることになったため、程なく警察車両も着いて調書作成となりました。確かに事故は事故なんですけど、道路公団車両が3台、警察車両が2台、後から民間のレッカーも来て、何だか結構な騒ぎとなってます。まぁ「クルマ3台が関係する事故」という意味では、このくらい来てもらえるのは心強いという観点もあるかもしれません。
それにしても、事故調書も警察と道路公団でそれぞれ作るらしく、同じような内容を別々に訊かれました。いろいろワケはあるんでしょうけど、当事者にしてみれば「効率が悪いんじゃないの?」とつい思ってしまいますね。
それはともかく、駆けつけた警察官曰く「こういうケースでは、落とし主はまず特定できないから、損害賠償請求も難しい」とか。「車両保険に入っていれば、それで賄うしかないね~」だそうで、こっちは全くもって強烈に「納得いきませ~ん!!」
(と言っても、どうしようもないんでしょうけど・・・)
よく道路公団の路側放送等でも「落下物に注意」なんて言っているのは聞いていますし、これまでも走行中に何回かスキーやスノボ等(そう言えば、新聞が大量に散乱して舞っていたのは豪快だった!)が落ちているのを見かけて回避したことがありますけど、まさか自分が落下物を踏んで事故って、自腹で修理することになろうとは、やはり世の中、侮れません。
そんなこんなでいろいろと「何なんだ」な長い夜を過ごし、翌日は不本意な休暇を取るハメになり、おまけにタイヤ修理(というか購入)等で3万円の出費とあって、本当にゲンナリでした。もちろん、各方面へボヤキまくった(このBLOGも含む!)ことは、言うまでもありません。(苦笑)
もっとも、ラジエータ修理となったであろうゴルフのオーナーさんに較べたら、随分と痛手はマシな方なんでしょうけどね~。
# 読んだ方からのご意見に応じ、現場の地図をリンクしました。(2004-07-06)
トラックバック先:
そなうれ。:『高速道路の非常電話を使うとき』(2006-03-09 TB返し)
昨夜、高速道路(トンネル内)の走行車線を走っていたところ、もう少しでトンネルの出口という左カーブの途中で、落下物(コンクリート・ブロックか?)を発見!
「あっ」と思って回避しようにも、トンネル内でカーブの途中ということもあって急ハンドルや急ブレーキというワケにもいかず、ほとんど軌道修正する間もなく左側の車輪で踏んでしまい、車体を突き上げるような衝撃と、何かが弾け飛んだような音が・・・。
「これはヤバイことになったかも」と思い、トンネルを出たところの路肩が広くなっていたので、あたかも軟着陸という感じで、ハザードを焚きつつクルマを寄せて止めます。
くるまを降りてみると、どうやら左前輪がバーストしていますが、幸いなことにホイールや車体には損傷は無さそうです。トンネル内のカーブで、かつトンネルを出た先がジャンクションということもあって、減速気味であったことが幸いしたのかもしれません。でも、それから夜中に200Km近く走る予定だったことを思うと、立ち眩みが・・・。
(いくらレガシィと言えど、さすがに応急タイヤで長距離高速移動はねぇ)
道路管理施設もあるらしいその広い路肩エリアには、何やらもう一台、ハザードを焚いて止まっているバンがいます。後から聞いた話では、自分よりほんの少し前に、追い越し車線を走っていて落下物を踏み、パンクしたんだそうです。
「とりあえず非常停止板を置かなきゃ」とリアのサブトランクを開けていたところ、今度はボンネットから白い煙をあげたゴルフがこの路肩に滑り込んでくるではないですか! 何事かと思ったら、同様に落下物のせいでラジエータでも損傷したらしく、異音と白煙が吹き出してきたので、慌てて路肩へ停めに来たようです。う~む、このダメージはタイヤのパンク/バーストの比ではありませんね。
立て続けに3台が撃破(!)されるとは、シャレになりません。このまま「被害車」が続出しても困るので、すぐに非常電話で道路公団に通報したのでした。
しかし、異常に高価だと取り沙汰されている非常電話、発信番号表示が当たり前のこのご時世なのに、どこから掛けているかを道路公団側では自動把握できないようですね。非常電話のボックス番号(地名+上下線区分+No.)を尋ねられました(苦笑)
それから暫くして道路公団の管理車両が到着しましたが、トンネル内では落下物が見つからなかったとか。何なんだそりゃ、という感じでしたが、間もなくナゾは解けました。最後に落下物と遭遇したゴルフが、何とそれを腹の下にくわえ込んで引きずってきていたのです。夜で暗かったせいか、当初ゴルフの下を懐中電灯で照らして覗き込んだ時には誰も気付かなかったんですね~。う~む、ラジエータと刺し違えに犯人(?)を連行して来るとは、なかなかの強者・・・
ちなみに問題の落下物の正体は、トラックか何かに積まれていたと思われる車輪止め! もしかしたら落とし主は、落としたことすら気付いてないかもしれません。
パンク/バーストならまだしも、ゴルフは自走不能ということもあって、3台とも一連の事故扱いとすることになったため、程なく警察車両も着いて調書作成となりました。確かに事故は事故なんですけど、道路公団車両が3台、警察車両が2台、後から民間のレッカーも来て、何だか結構な騒ぎとなってます。まぁ「クルマ3台が関係する事故」という意味では、このくらい来てもらえるのは心強いという観点もあるかもしれません。
それにしても、事故調書も警察と道路公団でそれぞれ作るらしく、同じような内容を別々に訊かれました。いろいろワケはあるんでしょうけど、当事者にしてみれば「効率が悪いんじゃないの?」とつい思ってしまいますね。
それはともかく、駆けつけた警察官曰く「こういうケースでは、落とし主はまず特定できないから、損害賠償請求も難しい」とか。「車両保険に入っていれば、それで賄うしかないね~」だそうで、こっちは全くもって強烈に「納得いきませ~ん!!」
(と言っても、どうしようもないんでしょうけど・・・)
よく道路公団の路側放送等でも「落下物に注意」なんて言っているのは聞いていますし、これまでも走行中に何回かスキーやスノボ等(そう言えば、新聞が大量に散乱して舞っていたのは豪快だった!)が落ちているのを見かけて回避したことがありますけど、まさか自分が落下物を踏んで事故って、自腹で修理することになろうとは、やはり世の中、侮れません。
そんなこんなでいろいろと「何なんだ」な長い夜を過ごし、翌日は不本意な休暇を取るハメになり、おまけにタイヤ修理(というか購入)等で3万円の出費とあって、本当にゲンナリでした。もちろん、各方面へボヤキまくった(このBLOGも含む!)ことは、言うまでもありません。(苦笑)
もっとも、ラジエータ修理となったであろうゴルフのオーナーさんに較べたら、随分と痛手はマシな方なんでしょうけどね~。
# 読んだ方からのご意見に応じ、現場の地図をリンクしました。(2004-07-06)
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そなうれ。:『高速道路の非常電話を使うとき』(2006-03-09 TB返し)
鉄板との遭遇というのも強烈ですねぇ
特に高速道路は効率が良い反面、リスクも高いので、油断なく運転したいものです(ーー;)
気付いたときには時既に遅い状態で回避できず、100程引きずって路肩に停車・・・
車は煙吹くし、車内まで煙で充満してしまいパニック状態に陥りました゜(゜´Д`゜)゜
後続車が来ていなかったので怪我なく済みましたが、後続車がいたらと思うとゾッとします(つд⊂)
夜中に黒い鉄板・・・あんなのよけられませんよ><
本件から6年、幸いにも再び落下物に遭遇することなく過ごしています。
(もちろん、出来ることなら、もう一生遭遇したくありませんが)
大事故には至らず、こんなコトもあるんだ、という貴重な体験を出来た、と前向きに考えるしかないですね。
あとは、この件を契機に始めたブログが今まで続けることが出来て、貴重なコミュニケーションの道具になっていることとか。
「人間万事塞翁が馬」かもしれません。
しかも、落とした人(=加害者)がその事実に気付いていない可能性もあるというのが、シャレになりません…
近年は特に増加傾向にあるのかもしれませんね。
そのせいか、逆にこれを補償するようなサービスも出始めた模様。
http://card.c-nexco.co.jp/c_courtesy.html
ま、こんなサービスの恩恵なんて、受けずに済ませたいものです。
警察にも同じこと言われました。めちゃくちゃ納得がいかないです。
金属製のポールが二本ですよ しかも回り真っ暗で気がつく時にはどうしようもない
ハンドル切ってもブレーキ掛けても大事故になるでしょ
踏むしかないです。 どうにかして責任負わせたいです
さとさんの BLOG のバースト関連の記事にもコメントをつけさせていただきました。
今後ともよろしくです!
あ、勿論もうバーストするのは勘弁して欲しいですけど(苦笑)
高速でバースト、大変でしたね~
自分もこの前左後ろバーストさせちゃって大変でした。
また見に来ますので、僕のところも見に来てください。少しだけですがレガシィの記事も書いてます!