八戸市森林組合のブログ

森林・林業、森林組合の活動紹介、林業用の作業着の開発について等、課長の気まぐれブログです。

開発は続く

2015年08月27日 | 日記
 多分、日本初になるかと思うチェーンソー保護ブーツについて開発しております。まだまだ道は遠いものの、形が見えてきました。

開発のキーワードドとして防水、柔らかい皮、軽いです。

 ただ、まだまだチェーンソーに耐えられるのか?などの実験もしなくてはならないし、最終的にはユーロテストも受けなくてはならないのでこれからです。

 今まで足袋を履いていた人が急にヨーロッパのハードなチェーンソーブーツを履くのには抵抗があります。なんせ硬くて重いのですから。最終的にはハードなブーツを履くのが良いかもしれませんが、値段も高いのが残念なところ。なので、出来れば安くもしたい。足袋4000円を年で3回で12,000円。2年で24,000円だから、その程度であれば足袋から移せるかも。しかも軽く柔らかいので、スニーカー感覚であれば急斜面も、何か危険な時でもスムーズに移動できる。重いのは慣れることは出来るが、やはり軽いのが一番!まだまだ4月までは時間がかかりそうです。



 もう一つ。うちの労務班もどの会社でも草刈り時に蜂に刺される事が多いです。草刈り時に蜂に刺されるとアレルギーにより死ぬ危険もあります。実際岩手北部の森林組合の作業員の方もありましたし、労災の事例集でも時々見ます。チェーンソーで足を切って死ぬ事例はほとんどありませんので、本当の意味で安全対策をするのであれば蜂を甘くは見られません。

 この対策として、アナフィラキーショックを起こす前に、エキペンで注射をして気絶する前に病院へ行くこと。アシナガバチは手を良く狙うので、耐蜂の手袋を履く事や蜂ネットを被る事。特に耐蜂用で防振対策をしてある手袋に良いのが無いので、今開発をしております。



 我々が出来る開発はどのくらい役立てるのかは分かりませんが、一生懸命取り組んで「林業で生活する仲間」を少しでも安全に働けるようにしたい。

 

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