ため息は体に悪い？

「ため息をつくと幸せが逃げる」とか、行儀が悪いとか言われますが、ため息には自律神経を整える効果があるようです。ため息は、ストレスを解消して健康でいるための自然な反応だそうです。

ため息が出るのは悩みやストレスを抱えている時で、対人関係で多いですよね。
シェークスピアの「お気に召すまま」には、「恋は、ため息と涙でできている」というセリフがあります。
ストレスがたまると、胸や腹の筋肉が緊張して呼吸が浅くなりますが、ため息をつけば呼吸が深くなります。そんなの意識していませんでしたね。

呼吸は自律神経と密接に関係しているそうで、自律神経には、体を活動的にさせる交感神経と、リラックスさせる副交感神経があるので、そのバランスが健康には重要と言われます。
呼吸が浅いと血液中の酸素が不足して交感神経が働き、血圧が高くなります。ため息をつくと呼吸が深くなり、深呼吸で酸素をたくさん取り込めるので副交感神経が働いて緊張がほぐれ、血流も増えて血圧は安定します。緊張を解くのに深呼吸がよいそうです。
大舞台でもプレッシャーに負けず、好成績をあげる大谷選手のようなスポーツ選手は、自律神経のバランスが絶妙で、交感神経と副交感神経がどちらも活発に働いているからなのでしょうね。

体が興奮状態でありながら、気持ちを冷静に保つことで、体の動きをコントロールして実力を発揮できるわけですね。深呼吸は、自分で自律神経のバランスを整えることのできる手軽な方法です。
私もストレスで交感神経が高まったままの状態が続き、頭痛や吐き気、肩こりなど思いもよらない症状に見舞われました。後になって交感神経が高まったままの状態が続いたからだと気付きました。

副交感神経を高めるために深呼吸をして、体の隅々まで多くの酸素を行き渡らせ、細胞を元気にしたいですね。深呼吸で横隔膜を使うと、内臓の運動にもなります。特に現代はストレスが多く、横隔膜を広げるように意識しながら、息をゆっくり鼻から吸って口から吐く。「３秒で吸って６秒で吐く」ように、吐く時間を吸う時間の２倍にすると良いのだそうです。お風呂やトイレの時、１分間、意識して深呼吸するだけでも効果がありだそうですから、今日からやってみよ!

以上、インターネットヨミドクから引用しました。